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米国人も感じている米国の凋落 世論調査から見える「実感」(CNN) 
http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/834.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 12 月 31 日 14:09:00: igsppGRN/E9PQ
 

米国の「世界のリーダー」としての力が衰えつつあるとの見方が広がっているという


米国人も感じている米国の凋落 世論調査から見える「実感」
http://www.cnn.co.jp/usa/35041480.html
2013.12.30 Mon posted at 18:21 JST


(CNN) いわゆる米国の凋落(ちょうらく)に関する議論は、2012年の米大統領選の間に行われた政治的議論の底流にあるテーマのひとつだった。そして、それは今でも、外交政策の研究者に繰り返し扱われるテーマでもある。

オバマ政権が医療保険制度改革などの国内問題に注力しているときに、調査機関ピュー・リサーチ・センターの世論調査で分かったことは、外交政策の専門家の多くが米国に対して悲観的な見方をしているということだ。そして、米国の人々も、米国の世界的な力や名声が下落しつつあるということに同意しているようだ。

国による世界的な関与への米国民の支持は2013年初頭に歴史的な低水準にまで低下しており、さらに下がり続けている。世間の人々は、米国が世界的な問題の解決に力を注ぎすぎていると考えており、国には国内問題にもっと目を向けてほしいと思っている人の割合が増加している。

実際のところ、米シンクタンク「外交問題評議会」(CFR)と共同で4年ごとに実施している外交政策に関する調査の最新の結果によれば、40年前の調査開始以来始めて、過半数の米国人が、「米国が10年前よりも世界のリーダーとしての重要性や力強さを失った」と考えていることが分かった。

前回調査の09年と比べると12ポイントの増加であり、04年の調査でそう考えている米国人はわずか20%だった。

さらに、70%の米国人が、米国は以前よりも尊敬されなくなったと考えている。これは、ブッシュ前政権の2期目と同程度の水準であり、12年前半から見ると15パーセントポイントの増加だった。

一方で、米国による国際問題に対する関与については、懐疑的な見方が広がっている。

最新の調査では、半数を超える人たちが、米国は自国の問題に注意を向けて、他国に関してはその国々が出来る範囲に任せるべきだと考えている。こうした見方に反対しているのはわずか38%で、50年近い調査の歴史のなかで最も内向きの結果となった。

シリアの化学兵器処理の問題やリビアでの内戦などを経て、約半分の米国人が、米国は国際問題の解決に注力しすぎていると考えている。なぜ、そう感じるかという問いかけには、47%の人たちが経済などの国内の問題にもっと目を向けるべきだからと回答した。

こうした変化はどこから来ているのだろうか。党派心が大きな要因かもしれない。

共和党支持者の約4人に3人が、米国が10年前よりも重要性や力強さを失ったと考えている。この割合は4年前は50%で、04年7月にはわずか8%だった。

無党派層でもそうした見方が、04年の約25%から、今回は55%にまで増加した。一方、民主党支持者では3人に1人がそう見ているが、この割合はほとんど変化していない。

米国が国際的に尊敬されているかどうかの問いに対しては、共和党支持者の80%、無党派層の74%、民主党支持者の56%が、以前よりも尊敬されなくなったと答えている。国内問題に注力すべきとの見方には、無党派層と共和党支持者の約半分と民主党支持者の46%が賛同している。

外交政策の専門家も米国の世界における役割について否定的な見方をしている。CFRの調査によれば、専門家の62%が米国は世界のリーダーとしての重要性や力強さを失ったと見ている。そう見ていたのは、09年には44%、米同時多発テロ直後の01年9月には25%だった。

こうしたことが示唆するのは、米国の凋落に関する議論は、米国人の耳目を引きつける話題だろうから、これからも新聞の社説やテレビ番組で続く可能性が高いということだ。とはいえ、現実には、米国の人々の見方はすでに定まっているようだ。

           ◇

本記事は調査機関ピュー・リサーチ・センターで、世界中の様々な事柄を対象に世論調査を行う「グローバル・アティチュード・プロジェクト」のディレクターを務めるブルース・ストークス氏によるものです。記事における意見や見解はすべてストークス氏個人のものです。


 

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コメント
 
01. 2013年12月31日 14:53:13 : dmkMWIGdew
 そら、99%を無視して1%が国を支配しているから当然だろう。
日本も「TPP参加」で、来年からそうなるよ。

02. 2014年1月01日 19:11:19 : rAZs4KvhOE
米の凋落を補うべく防衛予算を増額するか、米が当てにならないから自力で防衛すべく防衛予算を増額するか、或いは中の傘下に入って対米先兵として軍事予算を増強する(さされる)か、いずれにしても防衛予算の増強って結果だな。

03. 2014年1月01日 22:28:26 : grNNiofDps
結局は独自防衛の思想に行きつくだろう。 核武装の是非も出てくる可能性が高いと思う。 これは非常に危険な考え方と見るが、相手が中国と朝鮮半島となると、感情論が走り出すのは現に見ている通り。 吉田松陰に始まる朝鮮半島進出の思想が、今でも山口県には残っているのだろうか。 西南戦争の原因となった議論についても、もう一度研究しし直す必要がありそうに思う。 大陸との戦争は日本にとっては絶対に避けるべきだし、単純にアメリカが頼りにならないなら、中国と同盟関係に進むべきという考えは間違っている。 冷静で狡猾な外交が必要になるのじや無いだろうか。 

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