http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/655.html
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883926397/asyuracom-22
2007年11月、僕はアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ中央拘置所に拘留されていた。 拘置所内にいたとはいえ、この国で何か犯罪を犯したわけではない。それにも関わらず何百人ものパスポートを持たない不法就労者とともに手錠をかけられ、投獄されていたのである。 あの時、僕はまさに人生のどん底にいた。 「なぜ、こんなことになってしまったのだろう?」 この疑問に対する答えを明らかにするためには、オイルマネーで史上空前の経済発展を遂げたドバイの負の側面を語らなければならない。 (まえがきより)
無実の罪で砂漠の拘置所にぶち込まれる。ホモセクシャルに支配された国。鼻持ちならないオイルマネー成金たち。あまりに劣悪で低賃金の労働環境。高級リゾートなんてとんでもない。俺にとってドバイは地獄だった。
「地獄のドバイ」と 外国人労働者化するプレカリアート。の巻(雨宮処凛)
http://www.asyura2.com/09/senkyo58/msg/811.html
海外で働くことを目指す日本人が行く先は中国だけではない。最近「バブル崩壊」と言われるドバイにもまた「ドバイ・ドリーム」という言葉がある。が、こちらの「落とし穴」もトンデモない。最近、『地獄のドバイ 高級リゾート地で見た悪夢』(彩図社 峯山政宏著)を読んで驚愕した。
著者は79年生まれの男性。シンガポールなどで働いた経験のある著者は寿司職人になることを目指して07年5月、ドバイへ向かう。が、寿司職人の仕事は見つからず、肥料会社で働くことになる。しかし、その肥料会社が突然、閉鎖。その途端、彼は「滞在法違反」となってしまうのだ。アラブ首長国連邦では、海外からの出稼ぎ労働者は所属する会社のオーナーのスポンサー名で登録されているそうなのだが、なんと「スポンサーシップを外された人間は拘置所送りにされる」というのだから恐ろしい。
そうして著者は突然、砂漠の中のアブダビ中央拘置所にブチ込まれてしまう。彼はその時の気分を「タチの悪いコントに強制参加させられた気分」と書いている。手足には他の出稼ぎ労働者と同じく錠、周囲にはライフル銃を構えた刑務官。「何かの間違いだ!」などと英語で抗議しても、アラビア語しか話せない刑務官にはまったく通じない。そうして彼はそのまま監獄に連行されてしまうのだ。
200畳ほどの監獄には、300人ほどの囚人がひしめいている。そこに漂う「人知を超越した悪臭」。囚人たちの多くが1年以上風呂に入っていないからだ。囚人たちの国籍はというと、パキスタン、アフガニスタン、バングラディシュ、ソマリア、スーダンなどなど。たった1人の日本人である彼は数々の囚人派閥の中のひとつ「アフリカ連合」に所属し、なんとか寝床を確保する。そんな拘置所の中では、1日に一度しか支給されない飲み物「ミルクティー」の確保を巡って、母国の紛争をくぐりぬけてきた男たちが争奪戦を繰り広げる。死ぬほど喉が渇いた著者が洗面所の水を飲もうとすると、「その水を飲むと死ぬぞ!」とパレスチナ人の長老に止められるほど劣悪な環境。出される食事は腐っている上、囚人の中国人に「津軽海峡冬景色」を何回も何回もうんざりするほど聞かされる。拘置所から出たくても、自分が拘置所にいることを、外部に知らせる術がない。
が、彼は公衆電話が使える日があることを知る。しかし、利用希望者は100人以上。公衆電話は、5台。「5台の公衆電話の利用を巡って、100人以上の囚人が血みどろの争いをするのである」。しかも使えるのは2時間だけ。彼は「バトルロワイヤル」を思い出し、「内戦地帯の囚人たちと公衆電話使用権を巡って、戦い、そして生き残る意思を持つことが大切なんだ!」と囚人たちを力づくで押し退け、電話中のパキスタン人の電話を切ってテレホンカードを奪取! 日本大使館と旅行代理店に電話をかけ、無事彼が拘置所にいることが外部の人間に知らされる。
読み物として純粋に面白いのだが、著者の経験は、「海外で夢を叶えよう」という人々が、ある日突然落ちてしまう「落とし穴」の恐ろしさを教えてくれる。特にこの著者は相当機転がきく上に他の囚人たちを押し退ける行動力があるからこそ無事生還できたものの、拘置所内の描写には、完全に諦め、精気を失った若い中国人の姿もある。そして収容されている囚人たちの多くはドバイに出稼ぎに来た外国人労働者。
「彼らは日給5ドルで建設作業員やスーパーマーケットの店員として働いていたのだが、あまりの低賃金と過酷な労働条件の改善を上司に訴えた途端に警察に連絡され、アブダビ中央拘置所にぶち込まれたのだ」(『地獄のドバイ』より)。
著者は会社の閉鎖によって拘置所にブチ込まれたわけだが、文句を言っただけで拘置所送りという事実に愕然とする。そんなドバイの人口の8割は外国人だという。外国人労働者によって生活が成り立っているのに、あまりにもあっさりと使い捨てられる実態。
http://www.malaysia-borneo.com/local-japanese3/info/9.html
今世界で最も経済的に繁栄している中東の、アラブ首長国連邦(UAE)の一つであるドバイ首長国の裏面を、罪もないのに地獄みたいな監獄に収容されて身をもってその矛盾を経験した日本人が告発した本であり、なかなかに面白くて半日で読了しました。
ドバイは、以前にも本稿で私が現在の「バベルの塔」だと揶揄した、800m超のビルである「バージュ・ドバイ」や、世界地図を模した人工島のリゾート地「ザ・ワールド」、世界最大の空港など、あり余るオイル・マネーに物を言わせて、いろいろと気違いじみた建造物を建てて、世界的なリゾートになっていますが、その経済活動を下支えしているのは、南アジアやアフリカなどからの外国人労働者たちです。ドバイを含むUAEの人口が410万人のところ、外国人労働者はその80%を占めており、世界中から来る観光客がリッチでゴージャスなリゾート・ライフを満喫する反面、彼ら外国人労働者は悲惨な状況に置かれていることがよくわかります。
アラブ人の女性が今もなお中世的な慣習で縛られていたり、残酷な刑罰が残っていることなどからわかるように、アラブ人の人権意識というのは今も非常に低く、彼ら外国人労働者は、例えアラーの前で平等のはずのムスリム(イスラム教徒)でさえ、人間扱いはされません。このことは、ドバイの表面だけでは見えないのですが、著者は稀有な体験でその現実をさらけ出してくれます。その意味で、B級の安っぽい本の装丁やデザインながら、非常に貴重な情報をもたらしてくれる本だと言えます。
著者は外国、特に今をときめくドバイで仕事をしたいと、僅か3週間で寿司職人の免許が取れる学校で資格を得て、昨年5月に意気揚々とドバイへ乗り込みました。しかし、多くのホテルに売り込んだものの、どこも雇ってくれないので断念し、帰国しょうとまで思い詰めた時、以前にシンガポールで知り合ったUAE人に相談したところ、6月から彼が始めた肥料会社で働くことを勧められて、そこに就職しました。
しかし、労せずしてアブク銭が得られて、バブル時代の日本人のように、不動産を転がして儲けたり、1桁の自動車のナンバー・プレートなど、希少価値のあるものには何億円も注ぎ込むような拝金主義に染まっている石油成金のUAE人である社長は、6月から8月までのカナダでの避暑旅行から帰国すると、気が変わって会社を閉鎖してしまい、ほとんどが外国人労働者である従業員は全員、突然解雇されることになりました。
著者は3年間有効の居住許可証と労働ヴィザを保持していたのですが、ドバイでの法律では、雇用主であるUAE人との間の雇用関係が切れると自動的に不法滞在とされるという無茶苦茶な規定があり、著者はそれを免れるための手続きに汗をかき、取り敢えず警察の護送車で空港に運ばれて、そこから出国という段取りとなりました。ところが、いざ出国の日、その護送車は空港ではなくアブダビ中央拘置所へ向かい、著者はその他の外国人労働者たちと共に、不法滞在者として収容されてしまいました。著者の抗弁は英語を解さない看守たちには通じず、この世の地獄に叩き落されたわけです。
どんな地獄かと言うと、著者がぶち込まれた10Aという番号の監獄には、200畳ほどのスペースに約300人が詰め込まれ、体をくの字にしないと寝られないほど狭く、その上に何ヶ月あるいは何年間も風呂に入っていない囚人たちの体臭、貴重な火種を絶やさないように絶えず誰かによって吸われている煙草、それと300人に対して三つの穴しかなくてドアがないトイレの、長期間詰まりっ放しの糞便などからの悪臭に悩まされます。食事は腐ったご飯に、具のないカレー汁、少量の果物などだけで、日本の刑務所の麦飯の食事がご馳走に思われるほどの、まさに「臭い飯」なのです。そして飲み物は1日1回、全員に対して僅か30リットルの、バケツに入ったミルク・ティーが出るだけです。
このミルク・ティーを巡っての争奪戦が凄まじく、300人の囚人たちのうちの最大勢力で200人になるパキスタン人集団が数に物を言わせてバケツを横取りするのですが、更に彼らの間でも取り合いになって、挙句はバケツをひっくり返してしまうのです。その他の国籍の囚人たちは当然ありつけず、著者は最初の2日間、一滴も飲み物がなく、我慢できずに洗面所の蛇口をひねって飲もうとすると、獄内の世話役格のパレスティナ人から、黴菌がウヨウヨして体を壊すと忠告されたりしました。3日目に、アフリカ人グループのナイジェリア人がパキスタン人グループを「馬鹿」呼ばわりして叱り飛ばして大人しくさせ、著者はごく少量ながら、ようやく飲み物にありつけました。
囚人たちは、パキスタン、パレスティナ、ナイジェリアのほか、アフガニスタン、バングラデシュ、ソマリア、スーダン、エジプト、それに中国人も二人いました。最大多数のパキスタン人、彼らに従うアフガニスタン人とバングラデシュ人のグループに対抗してアフリカ人たちが結束し、中国人たちもアフリカ人グループに入っていました。著者は日本人として曖昧な立場でしたが、ソマリア人が日本と聞いて広島、長崎を連想し、自分らと同じくアメリカ合衆国に虐げられた側だと言うので、反米感情が強い他の国の仲間の賛同を得て、彼らのグループに迎え入れられました。著者はどちらかのグループに属さなければ、トイレの傍でしか寝場所がなかったので、幸いでした。
他にもいろいろなエピソードが紹介されていますが、紙幅の都合で触れません。ともあれ、著者は入獄4日目に脱出のチャンスを掴みます。この拘置所では2週間に一度、入所者に外部と電話連絡ができるのですが、ちょうど3日目にその日が巡ってきます。しかし、2時間以内に100人の希望者がいるうえ、著者はテレフォン・カードがありません。実は、カードは獄内に持ち込んで良かったのですが、アラビア語がわからない著者は、監獄側に預けてしまっていたのです。それで、著者は一か八かの賭けに出ました。
電話をしている最中のパキスタン人の電話を強引に切ってカードを取り上げたのです。当然抗議されましたが、ありったけの気迫で怒鳴り返して黙らせました。電話番号は、所持品を没収された際に咄嗟に下着の中に隠したI-pod に保管してありました。まずは旅行会社に電話して帰国便の手配をして、それを FAX で監獄へ送るよう依頼し、その後日本大使館に連絡しました。まさか日本人がそんな所に収容されるとは普通考えませんから、当然大使館から自主的に問い合わせをするはずもなく、もしこの時点で大使館と連絡がついていなければ、彼は収容されている事実に気付かれないまま、一生牢獄暮らしの可能性もあったわけで、その意味では非常にきわどい場面でした。大使館は即座に対応してくれて、著者は翌日、強制送還されるパキスタン人たちと共に手錠と足枷を嵌められて空港に運ばれ、何はともあれ無事に帰国できたわけです。
彼は運良くこの地獄を4日間過ごしただけで済みましたが、未だに地獄に留まっている人たちは哀れです。ドバイでは、最近外国人労働者の抗議行動が激しくなっており、やがて地獄と裏腹の実態が世界に周知されるようになるでしょう。そして、この油に浮かんだ蜃気楼のような繁栄は、やがて砂漠の砂に埋もれていくでしょう
−−−−−
と・こ・ろ・が!
レビューを見てすぐにわかるのが、この刑務所、ドバイではなく、アブダビ。
ドバイの刑務所だと思ってたよ!
そんなことをタイトルに書いたらこの本興味がでなかったかも。
有名な「ドバイ」が地獄?ってのがこの本のウリ。
しかし、さらっと読むとわからない。世の中そんなもんなんだな、本一つとっても。
世の中しっかり考えないとすぐにだまされる。そんな世の中です。
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アマゾンレビュー
5つ星のうち 2.0 この本はアブダビについてのお話です。, 2009/4/12 By 蝦條
他の方のレビューにあるように、この本はアブダビ首長国でのお話です。
日本では知られていないドバイの側面、ドバイの裏を見させていただいた、とレビューを書かれている方々がいらっしゃいますが、完全な誤解です。
ドバイで就職活動はしたものの、仕事を見つけたのはアブダビ首長国のアルアイン、拘置所に入ることになったのもアブダビ首長国での出来事です。
この内容に対してドバイを前面に押し出すタイトルと帯の売り文句。本書の性格を表しているのではないでしょうか。
ドバイについて正しく知りたい方にはこの本はお薦めできません。中東全般について興味のある方、中東で拘置所に入るはめになると何が起こりうるか興味のある方は購入されてもよいと思います。
本書の内容にはいくつか、深刻なものも含め、事実誤認がありますので触れておきます。
著者はまえがきを含め何箇所かで、3年にわたる労働ビザと居住許可証を持っていたにもかかわらず拘置所に放り込まれたと不当な扱いを受けたかのように主張されていますが、これは現地法制に対する無知によるものです。UAEでは「雇用=ビザ」です。解雇されればビザもキャンセルされます。従って筆者のように勤務先の会社が消滅し、無職となった時点でビザもキャンセルされるはずです。とりあえずUAEのビザを手に入れたら今の会社を辞めてもっといい勤め先を腰を落ち着けて探そうという人間を排除したいという政策目的かもしれませんが、それに対して外国人が文句を言っても始まりません。ただ、通常であればビザがキャンセルされた後、各種手続きを済ませて出国するまでに30日の猶予期間はもらえるはずですので、筆者がその期間経過以前に拘置所に入れられることになったのであれば、アブダビの行政機関に何らかのミスがあったのかもしれず、筆者には不運だったというしかありませんが。こうした制度については帰国してから出版するまでにいくらでも調べられると思うのですが、なぜ筆者も出版社も調べないのでしょうか。
また、この国にはまともな本屋がない、大型スーパーに併設の本屋コーナーしかないと書かれていますが、実際にはどのショッピングモールにも日本の大型書店に負けない広さの大型の書店が入っており、英文が苦にならない方であれば小説、芸術、ビジネス、クッキング、スポーツ雑誌等、読む本に不自由はしません。(参考までに、筆者がアブダビを離れた後には、ドバイに紀伊国屋書店が出店し、日本の書籍が手に入るようになりました。)
また、ジャンプやサンデーのような漫画雑誌、FLASHやプレイボーイのように水着のお姉さんが載っている大衆雑誌がほしかったと書かれていますが、水着どころか裸のお姉さんが載っていかねないFLASHやプレイボーイがイスラム教国のUAEに輸入できるはずがありません。
現地の法制、習慣に対する無知が散見され、正確な情報を得たい方は購入されないほうがよいと思います。話半分、何となく面白ければよいのであれば購入されても構わないでしょう。
5つ星のうち 3.0 ラマダンとお祈り, 2008/8/2 By recluse
(VINEメンバー)
タイトルに魅かれて読んでしまいました。あるレヴュワーの指摘のとおり、話はドバイのことよりもアブダビの刑務所が中心となっています。刑務所での体験に約半分のスペースが割かれていますが、「ロミオとジュリエット」ではないですが、実際には刑務所での経験はわずか4日間の出来事です。時間の短さに関わらず、よほど凝縮された4日間だったのでしょう。刑務所内の囚人の間での民族によって区別された権力関係、臭い食事、そして様々な人々との遭遇の描写などは真に迫っています。しかしながらその前の肥料会社での数ヶ月にわたる日々は、夏休みやラマダンなどの話を除くと余り語られていません。語るほどのこともなかったのでしょうか。外人労働者が8割を占めて国や経済の運営がなされている国は不思議な存在です。そしてその基盤も案外脆いものかもしれません。すべて蜃気楼なのかもしれません。
5つ星のうち 1.0 これはドバイではない。事実誤認に要注意。, 2008/7/6 By ガルフーライ坊 (アラブ首長国連邦)
ドバイについて事実も真実もこの本は伝えていない。なぜなら、これはアラブ首長国連邦にある別の首長国”アブダビ”での体験談だからだ。法律も警察も、ドバイとはちがう別の(首長)国での不運な体験を、なぜドバイというタイトルにしているのか? 著者の無知さか、あるいは注目度の高いドバイの名前をかりて売り上げを狙う出版社の意図か?おそらくその両方だろう。ドバイを知りたい人にとって、残念ながらこの本はフェアで客観的な事実をなにも提供しない。
帯には劣悪な労働環境などとうたってあるが、中身にはその点についてのまともな記述もゼロだ。当然だろう。著者自身がまともに体験したわけでもないし、リサーチした形跡もない。一部の労働者問題を取り上げたマスメディアの受け売りか。ちなみに外国人建設労働者などが働く環境や条件については、宿舎や健康保険や休暇などふくめ、この国の規制のほうが日本よりも上である。さもなければ開発途上国ふくめ世界各国から労働者は、自らやってこない。
たしかに昨今、日本でのドバイブームはリゾート中心の上っ面だけのものが多い。裏をふくめ多面的に紹介する試みはいいが、だからといってほかの場所での体験をドバイとするのは大きな偽りだ。ブームにのったアンチ本でしかない。アブダビでのムショ体験談のみで、この本はドバイについての有用な情報にはならない。
5つ星のうち 3.0 地獄のアブダビ刑務所体験記, 2010/8/4 By はりまう
すでにいろいろな方からのご指摘があるとおり、
「地獄のドバイ」というタイトルは、内容とは違ったものになっています。
ドバイのことを知ろうという方には、お勧めできません。
内容は、前半が、地獄とは、決して言いがたいドバイでの求職日記と、その後のアブダビ首長国、アルアインでの就職について。
後半が、アブダビ刑務所での4日間の体験記。
本来なら、「地獄のアブダビ刑務所体験記」というタイトルの方が内容を正しく反映していると思います。
後半は、実体験をもとに、地獄の刑務所体験記が書いてあるので、アブダビの刑務所での生活を垣間見て見たい人には、絶好の本だと思います。
残念なことは、なぜ彼が刑務所に入ることになってしまったかについての詳しい後日談がないことです。是非アブダビに法律などを調べて、どうしてこのような結果になったのかについても書いてほしかったです。
ということで、星 みっつ〜〜〜〜!
5つ星のうち 1.0 短絡的, 2009/3/2 By Siva2000
全体を通して、著者の無知さや思考の稚拙さがそこかしこに見られる。
例えばP.67〜68の成金に関する文章。
”最近の事例では、ヒルズ成金と呼ばれたライブドア元社長が挙げられるだろう。
彼は30億円もする自家用ジェットにアイドルを乗せて飛び回るなどしてその名をはせたが、最終的には会社株主、ひいては日本国民の怒りを買ってしまい、東京地検特捜部の捜査で拘置所送りにされた。そう考えると、私利私欲しか考えない成金は単なる一発屋で終わることが多そうである。”
「ハァ???」である。この論理。
他にも著者のしょーもない持論がちりばめられていたのですが、そういうのはいらなかった。居酒屋で出来損ないの新卒社員の与太話を聞いているような気分にさせられた。
アブダビでの”4日間”に渡る拘置所体験談は、それなりにエキサイティングで楽しめた。
5つ星のうち 1.0 海外を甘く見ている人の見本のよう, 2008/10/29 By ブルーシー (UAE)
旅行や日本のTV番組を真に受けて、海外で就職するとこうなるという見本のようでした。別にドバイやアブダビが特別なのではなくこれは世界共通ですし、経験のない分野で海外就職すれば、実力主義の世界では地獄のような生活になるのは当たり前のことです。
ちなみにアブダビの刑務所に入った日本人はすでに数人いて、初めてではありません。
5つ星のうち 5.0 外国人労働者を劣悪に扱う、湾岸アラブ諸国の負の一面, 2009/3/2 By nimoscomos
湾岸アラブ諸国のように、石油などで富が急激に流れ込んだ国々では、往々にして問題が生じます。本書の舞台となるUAEの中でも、政治的、経済的に主導的な役割を持つアブダビやドバイはその典型ですが、石油によって働く意欲が希薄となった国民に代わり、外国人労働者が経済の重要な担い手となっています。本書は湾岸アラブ諸国で共通する、国民と外国人労働者のギャップ、外国人労働者の劣悪な状況を垣間見る事ができます。
ビルや土地の転売によって物件上昇率が30〜50%にも及び、車のナンバープレート購入に何億円もつぎ込む成金たちがいる一方で、若者たちには働く意欲がないのは、UAEや湾岸アラブ諸国の国民に共通して見られる傾向として、既に広く知られています。しかしその一方で、彼らの贅沢極まりない経済を支える上で、外国人労働者がどれだけ劣悪な状況に置かれているのかは、あまり注目されません。その象徴として最も許し難いのはやはり、スポンサーシップが切られた外国人労働者の拘置所送りと、人間を家畜同然に扱う拘置所の実態でしょう。本著者は日本人としては珍しくこの拘置所に送られた経験を持ちますが、著者がこのような目に遭ったのは、著者の属していた会社が、UAE国民による出資を51%以上必要とするLLCという形態を取ったためである事が、本書から分かります。逆に日本の企業の多くが100%外国人出資の形態を持つため、日本人が拘置所送りになる事は少ない事実が、この問題がとりわけ日本で注目されにくい一因だと言えます。
国の経済を支える外国人労働者を、オーナーの気分1つで拘置所に送り込み、家畜同然に扱う湾岸アラブ諸国の体質は、極めて非人道的で反文明的だと言わざるを得ません。それでもUAEは経済大国として注目されている訳ですが、日本の価値観では考えられない事がまかり通っている、湾岸アラブ諸国の負の一面を、本書から垣間見る事ができます。
5つ星のうち 1.0 筆者は間違いなく社二病です, 2013/5/18 By oui
自分の考えなどを吐露すればするほど、社ニ病なんじゃないかという感じがします。
社ニ病とは
http://matome.naver.jp/odai/2135451171179700401
5つ星のうち 5.0 日本では知られていないドバイの側面−ドバイ渡航希望者必見−, 2008/5/8 By 放浪リサーチャー
ドバイは史上最も急速に発展しつつある都市ですが、
その裏には、その対価を払う人々が恐ろしいほど多くいることを、
実体験を基に教えてくれる本です。
私は、ドバイを否定することができません。
古代・中世文明が奴隷制度を基盤として成り立っていた面があるように、
ドバイもまた、多くの見えにくい犠牲のうえに成り立つ物なのでしょう。
神田うのの言うドバイ、峰山さんの語るドバイ、
両方とも正しく、現在のドバイを表しているのだろうと感じました。
物事は一側面から見るのではなく、
複数の見方をした上で、自ら判断する必要があると、
改めて教えてくれた良書です。
5つ星のうち 5.0 面白い!興味深い!!, 2008/5/7 By アマゾン中毒 (横浜市)
(VINEメンバー)
タイトルに釣られて買ってみた。面白い!とても興味深い内容であっという間に読み終えた。
実はわたくしも「ドバイ=裕福=儲かる!」と思い、「ドバイで日本庭園を作りましょう」という求人広告に惹かれて応募する寸前までいったことがある。(やはり海外で働く度胸が無くって応募はやめたが・・・)世界は広い。いまだにこの様な国があるのかと驚愕した。ホント皆さん読んで損はない本です。ぜひご購入を!
5つ星のうち 5.0 ドバイの真実を知ることができる最高のルポルタージュ, 2008/4/25 By ドバイファン "ドバイ太郎" (東京都千代田区)
「地獄のドバイ」というタイトルに圧倒されて、衝動買いしてしまいました!日本人のイメージにあるドバイって世界で唯一の7つ星ホテルがあったり、世界最大のショッピングモールやテーマパークがある高級なリゾート地という印象が強いんですが、それは筆者も著書で述べているようにドバイの「表」の顔でしかないんですね。石油が高騰して、ドバイは景気がとてもいいので、たくさんの外国人労働者が出稼ぎに来ているんですが、UAE人の彼らに対する扱いというのは奴隷そのものなんですよ。今の時代にこんなことひど仕打ちってありなのって思わず声がでるほど驚いてしまいました。ここまでが[前編]非常識国家ドバイの内容です。
それで、筆者の峯山さんは現地法人で働く会社員だったんですが、U.A.Eで何の罪も犯していないにも関わらずあらぬ罪を着せられて日本人で初となるアブダビ中央拘置所送りとなります。この拘置所の中っていったら本当にものすごいんです。一時アフガン戦争で問題になったグアンタナモ収容所とうり二つです。後編の記述だけでも購入する価値があると思います。海外旅行をする人や、海外で働くことを考えられている方は世界の現実を知るためにも必読の書と言えるでしょう。
5つ星のうち 4.0 衝撃的内容, 2008/6/16 By マグマ (コバイア星)
やっぱりそうかと思わせる記述に納得しました。そんなにきれいごとで済まされるわけがない。ドバイ在住日本人社会でもかなり話題になっていた良書です。ただ、まったく見通しがないまますし職人になろうと乗り込むあたりに現れる本人のあまりにも無謀なところが、☆ひとつ減点かな。
5つ星のうち 4.0 危機管理, 2009/1/26 By McPaul (埼玉県)
ドバイ出張の際、成田空港の書店で見つけて購入しました。
あらためて危機管理の重要性を感じました。渡航先の日本大使館の電話番号や緊急時連絡先等は持っていないといけませんね。携帯電話を取り上げられた場合に備えて現地のテレホンカードを買っておくことまではしないと思いますが。
5つ星のうち 3.0 バブルと虚飾、そして拘置所。UAEのもう一つの顔, 2010/10/10 By 時事無斎 (北海道)
世界的な投資バブルが終わりに近づく2007年、急速な経済成長で注目されていたアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイに寿司職人としての成功を目指して渡った著者が、その地での悪夢のような体験をまとめた本である。
寿司職人の夢は結局叶わず、著者は現地の肥料会社に就職する。バブルに沸くドバイの街とそれを陰で支える外国人労働者の悲惨な生活。一方で雇い主の成金思考や長期展望のなさに呆れる中、ある日突然に会社は閉鎖。職を失った外国人は就労ビザを持っていても犯罪者扱いで刑務所送りとなる! なんとか帰国の手続きを済ませ、アブダビ空港から日本に向かうはずが、何かの手違いでアブダビ中央拘置所に送られてしまう著者。同房のパキスタン人のテレフォンカードを奪って日本大使館に連絡を取り、釈放はされたものの、処分は滞在法違反での強制送還、パスポートには2度とUAEに入国できない旨のスタンプが押されてしまう。
あまりの不条理な体験に読んでいて唖然とさせられるが、一方で単純にドバイ・UAEだけの問題として片付けられない部分も多い。有り余るカネが社会の基盤を整備する方向に向かわず、マネーゲームや虚飾的なハコモノ建設、成金的な「希少価値」の買い漁りに費やされる姿はバブル時代の日本と重なるし、貧しい国からの出稼ぎ労働者を最低賃金以下の劣悪な待遇でこき使った挙げ句、用済みになれば放り出して「不法滞在者」にしてしまうシステムは、程度の差こそあれ多くの先進諸国にも共通する問題のように思う。
全体に話は断片的で、内容は決して濃いとは言えないが、著者自身の見聞に基づいた記述は詳細で生々しい。特に第2部のアブダビ中央拘置所での体験談は貴重な証言だろう。経済ばかりが語られがちなUAEのもう一つの顔、そしておそらく他の産油国にも共通する問題を教えてくれる1冊として、星1つほど上乗せして3つ星の評価とした。
5つ星のうち 4.0 痛すぎるノンフィクション, 2008/10/19 By CCB "y-m5" (東京都)
7つ星ホテルとか高級リゾート地というキレイなイメージしかないドバイだが、
裏にはこんなことがあるとは…正直言ってビックリ。
が、よく考えてみると、何かの犠牲なしにはこんなに急速な
経済成長はありえないわけで。
その意味で、格安の賃金で非正規社員を使いまわしている日本の大企業の
構造に似てる。
それにしても、こんな人権無視な行為が表沙汰にならないのは
なぜだろうか。
5つ星のうち 5.0 衝撃的でした, 2011/6/26 By キャオリ
筆者の見た悪夢の数々、はっきり言って後半の刑務所内で同じ囚人のテレホンカードを走って奪って 外務省へ電話をするところはドキドキものでした。
こうもしないと外部と連絡をとる事ができなかったという事情がありますが 映画みたいに衝撃的なセンセーショナルな文章が大変面白かったです。この本を映画にしたら面白いと思いますが、こういう事実が世間に知られると国際問題になりそうだから無理でしょうし かなりの方々がドン引きますね(笑)
5つ星のうち 5.0 最高のドバイガイド, 2008/6/29 By らんる
面白かった。
著者は北大理学部大学院中退、海外ですし屋をやりたくて寿司職人の学校に行き。ドバイに行く。寿司職人としての就職口はなく、伝手を頼って地元の肥料会社に就職する。しかし、その会社はある日突然閉鎖。彼は当然クビ。
ところが、彼の就業ビザはこの会社で働くことが前提になっているので、会社をクビになれば、ドバイの法律では不法滞在になってしまう(!?)。当然(?)彼は逮捕。即刻刑務所に収監。そして彼の地獄のドバイ刑務所生活が始まる。
無実であることを訴えても英語が通じない。外部に連絡できないので、ドバイの知人は皆彼が日本に帰ったと思っている。テレホンカードの所持が許されていることを知らなかった彼は、2週間に一回使用できる公衆電話に殺到する囚人からテレフォンカードを強奪し、日本大使館に電話して不法に収監されていることを伝える。大使館は驚いてすぐ動いてくれた。彼は翌日釈放され、日本に帰国できた。刑務所生活4日間。
アラブ首長国連邦では地元ペドウイン人は20%で残り80%は出稼ぎ外国人。ペドウインは貴族で外国人は奴隷扱い。金ができても人間の品性が俄かに高くなるわけではないのはお隣の自称大国と同じ。
参考になります。ご一読を。
5つ星のうち 5.0 アラブ世界の真実, 2008/5/7 By 野次馬
牛痘の経験があれば天然痘にかからない。
若い人には良い体験だったのではないでしょうか。
この経験を生かして次の作品を期待しています!
5つ星のうち 4.0 ドバイの裏を見させて頂きました!, 2008/7/24 By ミルキー (関東在住)
私もタイトルに惹かれて読みました。最近ドバイってはやってるけど、なんではやってるんだろ〜??と、ちょうど思っていた所だったので目にとまったのかもしれません。
で、読んでみて。。。光のある所に影がある・・それにしても、21世紀の現代に、こんな扱いをされる国があると言う事が生々しく書いてあります・・。それが、最先端(と思われるイメージがある)国ドバイでの話なんて・・ドバイに行ってみたいという気持ちがちょっと薄れました。。。国際社会からの批判はないのかしら?世界の人権団体にリークしてやりたくなります・・
そんな感じで、なかなか楽しく?読ませて頂きました。ドバイの幻想を打ち砕く良書だと思いますよ!
5つ星のうち 5.0 超資本主義体制崩壊のきざし(米国金融を見て下さい), 2008/5/7 By 英語他言語学習中 "知識依拠型経済"
寿司職人を志しドバイ(アラブ首長国連邦UAE)へ渡り、
万策尽き果てた時に思ってもみなかった肥料会社への就職が決まった著者は
そこで高い能力を活かし、会社と砂漠の国に貢献します。
しかし、日本などでは考えられないことですが、会社が閉鎖されると、
従業員は著者も含めて一瞬で違法滞在者とされてしまいます。
その後待っていたのは、糞尿まみれの拘置所暮らしでした。
まさに阿鼻叫喚の世界です。
一切悪いことはしていないのに何故一瞬で違法滞在者にされるのか、
そして著者がどうやって拘置所から生還したか、
それは実際に本を手にとってご覧下さい。
著者が体験したことは、
ドバイに限らず途上国などの外国で一旗揚げようと考えている人は
必読と言える内容を含んでいます。
国内に住む一般の日本人にも大変示唆に富む内容になっていますから、
海外で働くことを考えず国内で通すつもりであっても、読む価値があります。
まさに身分社会になってしまった現代日本に住む一般人こそ学ぶところが多いでしょう。
欧米などの経済的先進国ではここまでの事はないだろうと思って行っても、
日本に帰られなくなる事態はありえますし、
ブログなどで豊かな生活を見せびらかしている欧米に住む日本人が
実は惨めな境遇で過ごしているなど、実例は少なくありません。
また、日本国内でも劣悪な環境で働かざるをえない人々は、
相通ずるものを感じ共感される事も多いでしょう。
やはり、優雅な生活ができる人はどこの国も一握りであり、
それを支える奴隷的な生活をする人がピラミッドの底辺のように多くいて
社会が成り立っているのが、この資本主義末期の実態なのです。
経済学でパレートの法則というものがあり、
20%の富裕層が一国の80%の富を持っているという事実が発表されて久しいですが、
今は日本でもこの比率から大きく変化して5:95位ではないでしょうか。
著者が体験された壮絶な状況はこの今の実態を具体例に則してあぶり出すものです。
私たちと同じ日本人である若い男性が実際にドバイに乗り込んで体験したのです。
それも天から地に真っ逆さまに落ちるほどの落差の体験を。
将来、といいますか今年から、資本主義は消滅するでしょう。
その流れに乗って繁栄を謳歌している人たちは自動消滅するでしょう。
その後始まる枠組みは、現在も萌芽が出ている知識依拠型経済となります。
海外で一旗揚げて故郷を凱旋しようと考えている人は、
本当に適性があって強運であり、そうすることが宿命である場合以外は、
日本国内に留まり図書館ネット書店等を活用して新しい時代に合わせて外国語も含めた良質な知識を学び、
それを心ある人たちと分かち合うことで、共存共栄の生き方を学び始めてください。
それは元々当たり前のことなのですが、この時代では学習し直さないといけません。
それでもいいですから、自分から分かち合うことを知り、
助け合い、支え合うことの美しさを体で感じてください。
そうすれば、著者のように悲惨な体験をする日本人を一人二人と減らせますし、
互いに物心両面で豊かさを享受することができるのです。
それは贅沢な生活ではありませんが、心が満たされる生活です。
分かち合う知識はもちろん実体験の伴った知識です。
しかし、最初は書物の知識であっても、
それぞれが実生活に役立てることを考えて学び合うのであれば、
それは程なく実体験を伴うことになります。
人は本質的に社会的存在です。一人では生きていけないし、助け合うのが自然なのです。
触れあいがあまりにも少なくなってしまった現代はもう一度原点に帰らなくてはなりません。
経済体制の変化は庶民には大打撃になりうるのですが、
それを助け合いで乗り越えながら、
お金が力を持つ時代が過ぎ去った後に来る知識と知恵が力を持つ時代に備えて、
今から学び合ってください。
そうすれば、何が今必要かどう行動すればよいか、
同じように意識の高い人たちはどこにいるかがわかるでしょう。
気づいて下さい。
この本はその気づきのために貴方の背中を後押ししてくれるワンコイン+αの文庫本です。
(●尚、事前に就労の準備をして周到に調査してから入国しても、
この著者が体験したことはドバイなら起こりえます。
それが何故かが本書に書いてあるのです。概要等だけではわかりません。
実際に本書を読んでみて初めて驚愕の事実が浮かび上がってきます。
●ドバイで働くことを目的に入国して、就職・居住等の理由で他に流れたので、
最初から最後までドバイに住んでいなかったからといって、
ドバイの情報ではないと思うのは危険です。
日本にいても転勤、資金力等で他に移ることは本人の希望に関係なく起こることです。
十分な資金力、人脈と知識も含めた実力がないとどこに流れるかわかりません。
総体的な意味でドバイの情報であると見た方が、庶民が入国する際に危機管理面で有益です。
●また、「海外で一旗揚げて〜」の部分は、
法律も含めた種々の情報を調査する力も資金も無いのに
裸一貫で乗り込んで悲劇に見舞われる可能性のある人を減らす為です。
該当しない方は気になさらないで下さい、
むしろ海外経験の豊富な力ある日本人こそ今必要とされています。)
5つ星のうち 5.0 色々な側面, 2010/5/17 By kiri
仕事でドバイに行くことになって参考に読んでみました。
ためになるかならないか、ということより、こんな事実もあったのだなあ、と特殊な体験談として興味深く読めました。
実際ドバイのことより刑務所のないようが多かったかともは思いますので、ドバイの情報だけ知りたかったという読者には不評かもしれません。が、それもご愛敬。
おもしろかったです。
5つ星のうち 5.0 峯山さんの先生の教え子です, 2008/7/11 By OBA3 (滋賀県大津市)
僕の学校の先生の紹介でどうしても気になったんで買ったんですが、またこの内容の面白いこと。
前半はアラブの現状を一般の日本人からの目で素直に書いてあります。
そして、後半は会社の倒産による滞在法違反でアブダビ中央拘置所に放り込まれる(当然こういった場合は日本ではここまでされませんよ)別の意味で悲しい体験談が書かれています。
また、書き方がすごく面白いので、読んでる途中で何度も吹き出してしまいました。
そして何より、この本のおかげで読書の楽しさを知ることができました。
今でもいろんな本を購入し、楽しみながら読んでいます。
僕に言わせてみれば、この本は100点満点を付けてもいいくらいです。
さらに、先生に頼んだらサインももらってくれるみたいな流れです。
買おうか悩んでる人、絶対面白いのでぜひ買ってみてください!
by OBA3([...]
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