http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/642.html
Tweet |
【ワシントン=中井大助】インターネットでやりとりする情報を守るための暗号化の多くが、米国家安全保障局(NSA)などによって解読されたり、無効にされたりしていることが5日、明らかになった。米中央情報局(CIA)のエドワード・スノーデン元職員から提供された文書などを元に、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)と英紙ガーディアンが同時に報じた。
ネット上の情報の多くは「SSL」や「VPN」などと呼ばれる手法で暗号化され、第三者が傍受しても内容は読めないとされている。報道によると、NSAは暗号の解読を重要目標とし、スーパーコンピューターを駆使。IT企業やインターネットのプロバイダーなどの協力を得て、暗号情報に侵入するための「裏口」も設けているという。
暗号化には元々、米国の団体などが作った世界的な基準があるが、NSAは設計段階から関わり、侵入しやすいよう「弱い部分」を仕込んでいたという。
これらの活動はいずれも最高機密扱いとされ、英国の政府通信本部(GCHQ)など、ごく一部の関係者だけに知らせているらしい。GCHQも同様の活動をしており、2010年には30のVPNを突破、さらに300を破る目標を立てていたという。
スノーデン元職員から提供された文書を元に、NSAなどの個人情報の収集に関する報道を続けているガーディアンは英当局からの圧力に対抗するため、8月からNYTと提携、5万点以上の文書を共有した。NYTの報道には非営利の調査報道専門組織「プロパブリカ」も参加している。今回の記事については、情報機関から報道を見送るよう求められたが、一部の詳細を除いて公表した、と両紙は説明している。
http://digital.asahi.com/articles/TKY201309060249.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201309060249
---
NSAが、暗号化標準規格に抜け穴を作り込ませていたとすれば、これは最も悪質な「謀略」である。国際標準規格は、世界各国の技術専門家達が集まって、規格を作成している。この規格作成過程には、最高度の透明性が要求されている。NSAが、こうした標準規格策定に秘密裏に介入し、抜け穴を作り込ませていたということは、世界中の人びとに対する、極めて重大な犯罪行為である。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。