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件名:イスラエルは占領とガザ侵攻をやめろ!鵜飼哲さんアピール
日時:2009/01/11
引用:http://www.youtube.com/watch?v=PZrg0QVtRkE
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published by Natsumi Koike
メディアということで言えば、最低限ですね、何かこうした大きな事が起きれば、過去数十年いったいこの地域で何があったのかということの簡単な年表くらいは、数十年前くらいであれば、朝日新聞や毎日新聞には出た(年表が)と思います。
しかし最低限のことを分からせてくれるような年表も、私が見る限りこの間、出ていません。
オスロ合意っていったい何だったのか?
その後にどういう虐殺が誰によって、どこでおきたのか?
そして、オスロ合意を提唱したラビン首相は誰によって殺されたのか?
これはようするに、ユダヤ教のいわば原理主義的な組織の若者によって殺されたのですね。そのことがオスロ合意以降のプロセスにとって大変大きなブレーキになるのですね。
そしてゴールドシュテインというアメリカからやってきたユダヤ系の医師によってマクペラの洞窟というところでパレスチナ人に対して大虐殺が行われる。こうしたことがイスラム系の組織の伸張を招いたわけですし、オスロ合意にパレスチナ側でかかわった人をどんどん孤立させていった。
こうしたプロセス全ていったい何を見れば分かるのか?
というくらい、隠蔽されています。
しかし同時に私は今回のイスラエル、今までどおりの有る意味で行動ですね。
要するに挑発を繰り返し、
反撃を受けると、
それをテロリズムと言って、
十倍百倍千倍の攻撃を加える。
これはもうずっとイスラエルはこのパターンで行動してきました。
しかし今回ですね、私はこれはまだ理由ははっきりと分からないのですけれども、しかしイスラエルも来る所まで来たんじゃないか?というふうな感じがするわけですね。それは一言で言うとどういうことかというと、今までかつては、イスラエルだけがこういう行動を許されていた。
ところが911以降、
反テロ戦争というのが、
このイスラエルの行動様式を
アメリカが全世界に広げていったということなんですね。
911直後に私は先ほども言ったように、パレスチナに行ったわけですけども、その時はイスラエルの人々の顔は、これでやっと我々のことが、世界中の人に分かっただろう。そういうことでですね、反テロ戦争の論理によってですねイスラエルの行動が世界中に理解されるんだ、だから今パレスチナでイスラエルは何をやってもいいんだというかたちで行動しています。しかし、その後の世界の流れはですね、反テロ戦争の論理でイラクそしてアフガニスタン、さらには他のムスリム諸国に同じ論理を適応していったところ、アメリカは簡単に行き詰ってしまったわけですね。
言わばアメリカがイスラエル化し、世界がアメリカ化するというのが911以降の世界の展開だったとすれば、明らかに今、それではたちいかなくなっている世界が、脱アメリカ化を始め、そしてもしかするとアメリカも脱イスラエル化をするかもしれない。この逆流が、いま歯車が逆に回り始めている。
しかしそれは自動的には回りきりません。
私たちの力でそれを最後まで回さなければなりません。
それはどういうことか?
アメリカが脱イスラエル化する。
行き着く先はイスラエルが脱イスラエル化しなければならない。
もうこういう行動様式をこの国がとれなくなる。
しかし多くのイスラエルの人たちは、それがとれなくなったら、イスラエルはおしまいだ。という気持にもまた、囚われていますね。行き着くところはここなんです。私の考えるところでは。
それを、そうではない方向に、どうやってこの世界を変えていけるのか?
その大きな転換点に、今我々は、いると思います。
(文字起こしは途中まで)
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//Memo
*オスロ合意
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%AD%E5%90%88%E6%84%8F
*マクペラの洞窟虐殺事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%81%AE%E6%B4%9E%E7%AA%9F%E8%99%90%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
//Hitokoto
反テロ戦争の名の下に捕らえられ、拷問され、殺される。これは遠い国の出来事ではないはずです。彼ら彼女らにも、私たちにも、同じように夜は来る。同じ闇の下のひとりびとりです。前夜。
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