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CIA元職員、ロシアが入国許可 現地報道[日経新聞]
2013/7/24 22:55
【モスクワ=田中孝幸】国営ロシア通信などは24日、ロシア連邦移民局が米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者に入国の許可証を発給したと伝えた。情報は錯綜(さくそう)しているが、入国容認で調整が進んでいるもようだ。同容疑者は情報収集活動の暴露で米国に訴追されており、オバマ政権が入国許可に反発するのは必至だ。
スノーデン容疑者はこれまでロシア入国や第三国への亡命が認められず、現在はモスクワの空港の乗り継ぎエリアに滞在。地元メディアは空港当局者が元職員に入国許可が下りたと語ったと伝えたが、支援する弁護士はこれを否定している。
同容疑者は今年5月に米国から香港に移動。情報収集活動を暴露された米政府が訴追に動いたのを踏まえ、6月下旬にモスクワの空港に到着した。6月30日にいったんロシアに亡命申請したが、ロシアが一切の反米活動の停止を条件としたためにこれを撤回。ただ7月12日になって条件を受け入れる考えを表明したため、ロシアも一時滞在の容認を検討していた。
内部告発サイト「ウィキリークス」がこれまでに公表した容疑者の声明によると、入国許可後、一時的にロシアに滞在する予定。その上でベネズエラなどへの政治亡命を目指すが、調整は難航しているとみられ、容疑者の弁護士はロシア永住の可能性にも言及した。
ロシアが入国を認めれば、引き渡しを強く求めていたオバマ政権の反発は避けられそうにない。米議会では、オバマ大統領が9月初めに予定するモスクワでのプーチン大統領との首脳会談をキャンセルするように求める意見も広がっている。
米国への送還を拒んでいたロシアも、9月にサンクトペテルブルクで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議や来年2月のソチ五輪を控えて対米関係の悪化を懸念している。プーチン大統領は「情報機関の活動をめぐるもめ事よりも、国家間の関係がはるかに大事だ」と発言。ロシア政府として容疑者に早期の第三国への亡命を促す方針だ。
中南米までの経路としては当初、大西洋を越えてキューバを経由する案が浮上。ただ、米国やカナダ、欧州などの航空管制空域を通過する際に強制着陸を迫られる可能性があり、ロシア極東を経由した太平洋ルートで南米に向かうとの見方も取りざたされている。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDC24011_U3A720C1EA2000/?dg=1
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