http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/525.html
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今朝NHKBS1で放送されたロシア「RTRニュース」で、プーチン大統領の記者会見の模様が報じられた。
スノーデン氏の現況や米国当局への引き渡しを拒む理由は、転載する「人民網日本語版」の記事の通りだが、ロシアのプーチン大統領が“不法な手段”で情報の公開を行う人たちについて次のように語ったことに、反ソ・反中などの“非合法活動家”を英雄視してきた米国やそれに追随するコメントや報道を行ってきた西側諸国に対するなかなか優れたイヤミだと思い微笑んだ。
[身柄を米国当局に引き渡さない理由を述べたあとのプーチン氏の談]
「今回と似たようにケースとしてアサンジ氏の例がある。アサンジ氏も、スノーデン氏と同様、情報を人々に伝えるために戦っている。こうした人たちの身柄を引き渡し刑務所に入れられるようにする必要があるのか考えていただきたい。私としては、こうした問題に関わりたくない。これは言ってみれば豚の毛を刈るようなもので、苦労の割には収穫はありません。この問題は両国の関係機関同士で解決にあたって欲しい。ロシアとアメリカの実務関係に影響を及ぼさないよう願っている。スノーデン氏は自由ですから、一刻も早く目的地を決めていただくのがお互いの為だと思っている」
この記者会見は、フィンランドでの首脳会談後のもので、隣にはフィンランドのニーニスト大統領が立っていた。
面白かったのは、ソ連時代KGB幹部というプーチン氏の来歴を知っているものとしては当然の反応だが、プーチン氏の「アサンジ氏も、スノーデン氏と同様、情報を人々に伝えるために戦っている」とか「こうした人たちの身柄を引き渡し刑務所に入れられるようにする必要があるのか考えていただきたい」といった言葉を紡ぐたびに、ニーニスト大統領が困惑顔を見せていたことである。
もっと面白かったのは、ニーニスト大統領が困惑顔を見せるたびにクローズアップで撮っていたRTRのディレクター(カメラマン)なのだが...
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プーチン大統領「スノーデン氏はまだ空港にいる」
ロシアのプーチン大統領は25日、訪問先のフィンランドで記者会見し、スノーデン氏が現在もモスクワのシェレメチェボ空港のトランジットゾーンにいることを明かし、乗り継ぎのためロシアに来るのにビザその他の書類は不要だと述べた。また「ロシアの情報機関はスノーデン氏と協力していないし、そのつもりもない。したがって米側のロシアに対する非難には全く根拠がない。また、露米間に犯罪人引き渡し協定はなく、米側に人を渡すことはない」とする一方で、スノーデン氏ができるだけ早くロシアを離れること、この件が露米関係に悪影響を生じないことを望むとも述べた。
ロシアメディアによるとスノーデン氏は24日にキューバへ向かう計画だったが、飛行機がハバナに到着した後、機長は報道陣の質問にスノーデン氏という名の乗客はいなかったと答えた。スノーデン氏の行方を捉えるために報道陣30人が同便の航空券を購入したが、何一つ収穫がなかった。
ベラルーシがスノーデン氏に政治的庇護を提供するとの報道もあったが、ベラルーシ外務省は25日、このうわさを否定。同国のある外交官はスノーデン氏からそのような要請はないと述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月26日
http://j.people.com.cn/94474/8299739.html
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