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スノーデン氏の件は、米英情報機関の諜報活動を問題視する方向ではなく、「スパイ映画」的な面白い話題として取り扱われるようになってしまった。
スノーデン氏によってこれまで暴露された情報も、よほどのウブでもない限り知っている米英情報機関の“盗聴”(固定電話・携帯電話・スカイプ・SNS・電子メールなど)の話であり、せいぜい、マイクロソフトやグーグルなどネット関連著名企業もそれに協力していたというのが新ネタと言えるかもしれない。
米国連邦政府やNSAは、国家の安全保障に関わる重要情報を漏らしたと“激怒”してみせているが、彼ら自身がそのような情報収集はある範囲まで“適法”と言っているように、そういうことをやっているという情報を暴露してもたいしたことではない。
スノーデン氏の「香港からの脱出劇」の陰で、スノーデン氏が「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」に対し新たに漏えいした“機密情報”は、世界の主要メディアに無視されている。(具体的な場所を明示した中国向けサイバー攻撃や大西洋海底ファイバーケーブルからのデータ窃取など)
冗談だと思って貰いたいが、↓の投稿でいただいたコメント02. のA3OlbTxm3oさんが提起されている疑念について思うところを書きたい。
Q1:ボストン爆弾事件が本来の目的を達成できなかったこと
本来の目的をどのようなものと考えられているかわからないが、ボストン自作自演テロは、米国内においてテロの脅威があるという“衝撃と畏怖の作戦”は成功したと思っている。
実行犯とされている二人だが、兄の方も生きている。実行犯の二人が“協力者”である可能性は高い。
Q2: 香港で自由にさせたこと
香港で自由にさせたことより、“機密情報”を盗み出した後、ハワイ(米国)から出国できことのほうが問題であろう。
米国ABCニュースが報じていたが、NSAは、スノーデン氏について2年前から要注意人物としてマークしていたそうである。別の機会(This Week)に、インタビューに応じていたNSAのアレキサンダー局長も、機密情報を盗み取られ、出国を許してしまったことが問題だと発言していた。
香港での最初の滞在先はミラホテル(元ミラマーホテル)だが、その後も別のホテルにチョックインしているから、米英香港の当局は、彼の居場所をずっと把握していたはずで、意図的に自由にさせていたと判断できる。
スノーデン氏の自覚はともかく、米英当局は、彼を泳がしておきたいと思っているから自由にしたのである。
Q3:モスクワに行くまでパスポートを停止しなかったこと
身柄の引き渡しと違ってすぐにできる措置であるパスポートの無効化は、24日まで行われなかったとされている。この理由も、Q2への回答と同じであろう。
但し、スノーデン氏には、エクアドル政府発行の「難民証明書」が渡っており、渡航はできる条件にあったと言われている。
Q4:シリア行きの船がインド洋で沈没したこと
これについてはわからない。
スノーデン氏は、同行している女性(ウィキリークス関係者)もおりモスクワにだらだらいても仕方がないから、アエロフロートのハバナ行きに搭乗した可能性があると思っている。
コックピットに入れるか、乗務員休憩室に入れるかすれば、メディアを含む乗客に気づかれずに目的地まで行ける。
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