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2013年06月19日 日刊ゲンダイ
実の父親を自らの手で斬首にした18歳の娘には、さぞや強い理由があったのだろう――。
南太平洋パプアニューギニアの西部山岳州の村で12日早朝、40代の男性がナタで首を斬り落とされた。犯人は実の娘。前夜から父親に複数回、強姦されていた。
翌朝になっても父親が悪行を繰り返そうとしたため、娘は切れ味の鋭いナタを一振りして父親を殺害。娘は逃げも隠れもせず、村の首長や幹部に事件の一部始終を話した。西側諸国であれば正当防衛であっても逮捕されるが、同州では無罪放免となった。
首長のマックス・パンク氏は地元紙ポスト・キューリアに、「村の幹部が話し合った結果、娘はするべきことをしたとの結論に達した。父親に好き放題にされ、父親は殺されて当然だった」と説明。
また、首長会議では父親の葬儀を執り行わない方針も決めた。「勧善懲悪の人間味あふれる判断」と言えなくもないが……。
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