http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/483.html
Tweet |
トルコのデモがどんどんとトルコ全国へ拡大しているという。しかし、そのきっかけは環境問題であり、公園の樹木を切るかどうかと言うものだった。
トルコ社会がある程度理想的で、あまり問題のない社会であれば、こういった問題が大きな関心を集めることもあり得るだろう。しかし、現実のトルコ社会はさまざまな矛盾が集積している。たとえばシリア問題、チェチェン問題、原発導入問題、その他その他、かなり不安定な社会なのだ。
だから、どうも今のトルコの反政府デモの拡大は何らかの政治的な意味を持ったもののように思えてしまう。多分、その狙いは二つある。
1.反原発運動の拡大を阻止し、関心を反政府運動へ向けること。
2.トルコのオリンピック招致活動を邪魔し、日本のオリンピック招致について、日本の関係者に望みを持たせ、日本の世論を東京オリンピック招致に向けさせること。
この程度の世論操作は世界的にすでに可能になっていると思う。リビアのカダフィ大佐殺害に関連した世論コントロールなどが典型だ。
ただ、こういった大規模な世論コントロールはかなり無理のあるものだとも思う。結果的に地球環境に対してかなりの負荷をかける結果になっている。何よりも、こういった世論操作が、「利益は自分に、コストは相手に(おおやけに)」という方針に基づいているため、社会がどんどんと不安定化し、多くの人々が、支配層を含めて自己疎外に陥っていると思う。こういった状態が続けば、全体にとって良い結果を及ぼさない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- トルコ における混乱は、CIAの”秘密作戦”によって引き起こされたもの オリハル 2013/6/30 01:58:11
(0)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。