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「北朝鮮はICBMの開発を終えた」
核技術伝授したパキスタンの科学者が見解
北朝鮮に核兵器の製造技術を伝授したとされるパキスタンの核科学者アブドゥル・カディール・カーン博士が「北朝鮮は核兵器とこれを搭載する大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発を完了した」との見方を示した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラが10日に報じた。
カーン博士は同局とのインタビューで「北朝鮮は(核兵器を開発する)十分な能力がある。望みさえすればICBMも製造可能だ」と語った。北朝鮮のミサイル技術レベルについては、西欧ほど精巧ではないが、他国を恐れさせるほどのレベルには達しているとの見解を示した。
カーン博士はパキスタンの核兵器開発を成功に導き、同国では国民的英雄とされている。一方、欧米諸国は同氏について、北朝鮮やリビア、イランなどに核技術を密売した堕落した科学者だと批判している。
カーン博士は2004年、核兵器の製造技術を北朝鮮やイランへ伝えたことを認め、その後パキスタン政府により自宅に軟禁されたことがある。だが、今回のインタビューでは「北朝鮮は中国や旧ソ連でこの分野(核兵器製造)のエンジニアや科学者たちを訓練させた」と述べ、従来の立場を覆した。
同氏はイランの核保有疑惑についても「西欧が作り上げたプロパガンダ(政治宣伝)」と主張した。また「西欧諸国はイラクに対しても全く同じプロパガンダを作り上げたが(大量破壊兵器に関する)いかなる痕跡も探し出せなかった」と述べた。
金載坤(キム・ジェゴン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/05/13/2013051300492.html
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