http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/407.html
Tweet |
http://rockway.blog.shinobi.jp/
2年以上内戦が続いているシリア
◆4月25日
最近は日本のテレビ報道などでもシリアの情勢を報じるものがめっきり少なくなったが、実際はシリア内では相変わらず、熾烈な戦闘が継続している。そして以下の記事によると、シリア政府軍がダマスカス郊外で反政府勢力に大損害を与えるような攻撃を行ったことが示されている。
反政府側に近い人権団体はその死者数を、推定500名くらいとしているようだ。反政府勢力側をこれを市民に対する殺戮行為だとしているようだが、武器を持って政府に対して攻撃する者たちは「市民」ではなく、反乱者であり、国家に対する大罪を犯す犯罪者であるから、国家はそのような者たちを掃討するのは当然のことである。
とにかくも、ダマスカス郊外でのこの「大損害」という事態は、反政府勢力側にとっても大きな痛手であろう。彼らは既に2年以上、ゲリラ攻勢を掛けてきているが、アサド政権ならびにシリア軍は士気を失わず、また国民の支持も失わず、今に至るもアサド政権は維持されてきている。
これが意味するところは、シリアではアサド政権は今に至るも、国民からの支持を受けているという事実であり、決して圧制でもなければ、アサド大統領が独裁者でもない、ということなのだ。シリア国民の選択は、アサド政権下での改革であり、またそれが国民にとっては最良の道なのだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●シリア反政府勢力:ダマスカス郊外で500人死亡
http://news.antiwar.com/2013/04/22/syrian-rebels-500-dead-in-damascus-suburb-offensive/
【4月22日 by Jason Ditz】
シリアの反政府側に近いシリア人権監視団(SOHR)が昨日、シリア軍の5日間における攻勢の結果、ダマスカス郊外のジデイダト・アル・ファドルで反政府勢力側に80人の死者がでたと推測したが、別の反政府グループは250名だと主張した。
今日、このSOHRは彼らの数字について、109名は確認したが、実際の死者数は500名くらいになること、この内戦で最も死者数の多い出来事だと語った。
その他の反政府グループはこの推測に対して、反政府勢力側が占拠していたこの場所に対する攻撃を「人類に対する犯罪」だとし、大規模な殺戮だと語った。シリア国民評議会議長代理のジョージ・サブラはシリアのアサド大統領が軍に対して、市民を「殺し殺戮せよ」と命令した、と主張した。
シリアの国営メディアはこの死傷者数についてはなんらの推定値も発表していないが、郊外にいた反政府勢力に対して軍が「大損害」を与えたと主張した。ジデイダトと他のスンニー派のいる郊外地域は長い事反政府勢力が占拠していたが、シリア軍が包囲していた場所である。そして最近の攻勢は、占拠された地域の奪還を軍が狙っていることを示している。
★シリアがサリン使用の可能性、対応策決定には確証必要=米分析(ロイター)
http://news.livedoor.com/article/detail/7627436/
[ワシントン 25日 ロイター] 米ホワイトハウスは25日、情報当局が、シリアのアサド政権がサリンとみられる化学兵器を使用した可能性が高いと分析したと明らかにした。その上で、オバマ政権が対応策に踏み切るには確証が必要だと強調した。
ホワイトハウスは議員らに宛てた文書で、化学兵器が使用されたとの分析の一部は「生理学的サンプルに基づいたもの」と説明。使用されたサリンは小規模とみられるという。
その上で、今後の対応策を決定するには「情報当局の分析だけでは不十分だ」と指摘し、信頼できる情報や確証が必要だとした。
オバマ大統領はこれまで、シリアが化学兵器を使用すれば「越えてはならない一線を越える」ことになるとし、軍事介入に踏み切る可能性を示唆していた。
イスラエル軍の高官は23日、シリア政府軍がこれまでにサリンとみられる化学兵器を使用していたと指摘。フランスと英国も、証拠に基づいた分析として、シリア内戦で化学兵器が使用された可能性があるとの見方を示している。
★シリアのアサド政権、サリン使用なら国際法上の一線越える=米大統領(ロイター)
http://news.livedoor.com/article/detail/7631165/
[ワシントン 26日 ロイター] オバマ米大統領は26日、シリアのアサド政権がサリンとみられる化学兵器を使用した可能性があるとの分析結果が報告されたことについて、「国際基準、および国際法上の一線を越えるもの」とし、これにより今後の展開が大きく変化する可能性があるとの見方を示した。
オバマ大統領はホワイトハウスで記者団に対し、「大量破壊兵器を一般市民に対して使用することは、国際基準、および国際法上の一線を越えるものだ」と懸念を表明。
その上で「これにより今後の展開は大きく変わる」とし、「組織的に化学兵器などを一般市民に対して使用することは容認できないと誰もが認識していると思う」と述べた。
★国連事務総長 シリア化学兵器調査団の受け入れを要請(ロシア・メディア)
http://japanese.ruvr.ru/2013_04_26/111816733/
国連の潘基文事務総長は、米国がシリアで化学兵器が使用された可能性があると伝えたことを受け、シリア政府に対し、調査団を受け入れるよう再度要請した。
国連のネシルキ報道官によると、事務総長は米政府が米議会に提出したシリアで化学兵器が使用された可能性があるとする書簡を受け取り、そこに記されていた分析内容を深刻に受け取っているという。一方で報道官は、米国の情報機関の分析に基づいた情報について、国連はコメントしないと指摘した。国連の調査団はキプロスで待機しており、24−48時間以内にシリアへ出発する準備が整っているという。
シリア政府はこれより先、反体制派が3月19日にアレッポで化学兵器を使用したと伝え、国連の調査団は当初、シリアのアレッポに派遣される予定だった。しかしその後、事務総長は、反体制派を支持する西側諸国の圧力を受け、昨年12月にシリア政府が化学兵器を使用したといわれるホムスでも調査を行う必要があると考え、シリア政府に対し、シリア全土を調査対象とする調査団の受け入れを要請した。だが、シリア政府は潘事務総長の提案を拒否し、調査団は派遣されなかった。
シリアでは2011年3月から、政府と反政府武装勢力との間で対立が続いている。国連の情報によると、これまでに7万人以上が死亡した。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。