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(画像はパロディスト、マッド・アマノ氏作品です。)
ボストンマラソンの会場爆破は、新たなショックドクトリンの引き金なのか!?
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2013/04/post-0106.html
2013年4月17日 神州の泉
ボストン・マラソンが開催されていた米東部マサチューセッツ州ボストン市中心部のゴール付近で15日午後3時(日本時間16日午前4時)ごろ、2度の大きな爆発があり、少なくとも3人が死亡、80人以上が負傷したようだ。米連邦捜査局(FBI)筋は「テロ事件」とみているようだ。
今から三十数年前くらいに、「パニック・イン・スタジアム」というパニック映画の金字塔のようなハリウッド映画がヒットした。主演は、聖書体系をスペクタクルにした「ベン・ハー」という超大作映画の主演を務めたチャールトン・ヘストンであった。アメフト試合の超満員のスタジアムにライフル狙撃魔が潜んでいて、SWAT(スワット 特殊火器戦術部隊 俗称:狙撃犯)が犯人を追いつめて行くというストーリーである。
この映画は華々しい特殊効果撮影などはなかったが、大衆が集まる閉鎖空間における無差別殺人の恐怖が強度に緊密なサスペンス感を醸成していて、この手の映画としては一級作品であった。パニック映画もSF映画も優れた作品とは、フィクションという絶対条件の中で、観客を如何に生々しい空気感に誘(いざな)うかの一点にある。成功したパニック映画の関門とは、物語性以前に観客が、監督が創りだした背景の空気感に溶け込めるかどうかにある。
緊迫した恐ろしい空気感を演出した時点で、その映画は大成功である。B級パニック映画は、どんな恐ろしげな怪物が現れても、圧倒する空気感の醸成に失敗し、出演者たちの間の抜けた演技が全体のホラー性を台無しにしている。アメリカがB級映画を好んで作るのは、馬鹿馬鹿しさを強調して息抜きさせるという方向性なのだろう。だからB級鑑賞のマニアックな人たちがけっこういる。だが、日本人から見るとこの手の映画は刻々時間の無駄だなという感じしかしない。
映画論はさておき、今回ボストンマラソンの爆発惨事はシャレにならない。これがテロ事件だとすると、いろいろな憶測が出ているが、神州の泉は何となく、これが9・11直後に制定された大政翼賛的な言論統制法、「愛国者法Patriot Act」と関係しているような気もする。この稀代の悪法のために多くの無辜の民が不当拘束され、中には苛烈な拷問を受けた者もいた。テロ防止のためと言えば、どんな非道なことでも許される国がアメリカなのである。
この愛国者法は、アメリカ市民の安全のためではなく、米国政府とグローバル企業が結託して創り上げた「強欲資本家と政府」の混合体、いわゆるスーパーガバメント(超統治体)を強化維持運営するために行われた公算が高い。コーポラティズムと警察権力の一体化は昨今のグローバル経済を推進する多国籍企業と不可分の関係になっている。
北朝鮮のミサイル不安は、米国の軍産複合体を活気づけ、アメリカ国内の愛国者法はますます米国人の首を絞めて息苦しくさせている。9・11自爆テロを起こしてイラクに難癖をつけ、有無を言わさず侵略してイラクのインフラや埋蔵資源をただ取りしたこと、すなわちテロを口実にしたショックドクトリンを実行したが、今回のボストン爆破事件も、もしかしたら、米国が何者かを敵にして、イラク以降の第二派ショックドクトリンを狙っているのではないのか!?
アングロサクソンは数百年間、多くの有色人種や国家群を血みどろにして滅茶苦茶に蹂躙してきたが、このアングロサクソンを上から操っている闇の勢力も、桁違いに冷酷非道な人類のクズである。この事件でアメリカの一般市民はなお一層息苦しくなることは確実だ。この事件が通常のテロ事件なのか、あるいは政府がらみの“やらせ”なのか、まだ予断はできないのだが・・。
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