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ワシントン(CNNMoney) 米労働組合の連合組織が15日に発表した統計によると、米大手企業の経営者が昨年1年間に受け取った報酬総額は平均1230万ドル(約12億円)で、米国の一般就労者平均の354倍に上った。
この統計は米労働総同盟・産業別労働組合会議(AFL−CIO)が毎年まとめているもので、2012年の報酬総額トップは、ソフトウエア大手オラクルのラリー・エリソンCEO(最高経営責任者)が受け取った9610万ドル(約93億円)だった。
これに対して一般就労者の年収は、平均3万4645ドル(約335万円)だった。
前年との差が際立ったのはアップルのティム・クックCEOの報酬で、株価と連動して膨れ上がった2011年の3億7600万ドル(約364億円)から、12年は420万ドル(約4億円)へと急減。大手企業のCEOの平均報酬を前年より5パーセント引き下げる要因となった。
CEOと一般社員との給与格差はここ十数年で急激に拡大している。CEOの報酬総額は1980年の時点では一般社員の42倍にとどまっていたが、ピークの2000年には525倍に達した。
AFL−CIOは、スタンダード&プアーズ(S&P)の株価指数に組み込まれている米主要500社を対象に、毎年CEOと一般社員の給与格差を調査している。米証券取引委員会(SEC)に提出された情報をもとに、今年は15日までに327社についての統計をウェブサイトに掲載した。
http://www.cnn.co.jp/career/35030892.html?tag=cbox;business
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