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2日、香港・中国評論通訊社は記事「ステープルトン・ロイ:米国は日中の紛争を利用しない」を掲載した。写真は2008年、北京市のシンポジウムに出席した元駐中国米国大使のステープルトン・ロイ氏。
2013年2月2日、香港・中国評論通訊社は記事「ステープルトン・ロイ:米国は日中の紛争を利用しない」を掲載した。
元駐中国米国大使のステープルトン・ロイ氏は取材に答え、緊張が続く日中関係について、尖閣問題の影響を受けない通常の国交状態に戻るべきだと発言。また、この対立を利用して、対中国で日米関係を強化する意図は米国にはないとコメントした。
先日、公明党の山口那津男代表が北京を訪問。中国の習近平(シー・ジンピン)総書記も自ら会見したが、こうした双方の建設的な態度は事態が積極的な進展を見せたことを示していると評価した。ただし緊張緩和の方法を見出すには至っていないと分析している。また、ロイ氏は日本と同盟国である米国は調停者としての役割を果たせないとも指摘している。
現実的に考えられる落としどころとして、いわゆる「棚上げ」は難しいとの考え方を示した。「棚上げ」は中国が狙っている結果であるからだ。もし中国が「現状」という言い方に同意するならば、日中両国ともに目指すべき目標になるとコメントしている。(
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