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http://www.asahi.com/international/update/0119/TKY201301190366.html
2013年1月19日23時53分 朝日新聞
【カイロ=石合力】アルジェリア南東部イナメナスで起きたイスラム武装勢力による襲撃・人質事件で、アルジェリア軍は19日午前(日本時間同日午後)、イスラム武装勢力に対する作戦を終了した。アルジェリア国営通信が治安当局の情報として報じた。外国人人質7人が死亡したとしている。作戦終了を受けてセラル首相が同日中にも記者会見する見通しだ。
日本のプラント建設会社「日揮」の日本人社員ら17人のうち、10人の安否は依然確認されていない。イスラム武装勢力が天然ガス施設を襲撃し、外国人を含む数百人規模の人質を取るという例を見ない事件は、アルジェリア軍の強硬策で発生から4日目に終結した。人質の人命尊重を求めていた関係国の意向よりも武装勢力の制圧を優先した形だ。
国営通信は治安筋の情報としてプラント地区にいた外国人の人質7人が武装勢力11人とともに死亡したと伝えた。7人は武装勢力に殺害されたとしている。
アルジェリアの民放テレビ局は、武装勢力に殺害された7人に日本人1人が含まれていると伝えた。
一方、ロイター通信はこれに先立ち、同地区で武装勢力に拘束されていた人質16人が解放されたと伝えた。米国人とドイツ人各2人とポルトガル人1人がいるという。同通信によると、駐アルジェリア英国大使が19日中にも現場に向かう。
犯行グループの上部組織とされるイスラム武装勢力「覆面旅団」の広報担当は作戦終了前、隣国モーリタニアの通信社を通じて「外国人人質7人を依然拘束している」と主張。7人は日本人1人のほか、ベルギー人3人、米国人2人、英国人1人としていた。ベルギー政府は自国民の人質の存在を確認していない。
一方、アルジェリア紙シュルーク(電子版)は、アルジェリア軍の17日の作戦行動で死亡した人質とみられる遺体写真数枚も掲載していた。アジア系とみられる男性2人の顔が写っているが、氏名や国籍は不明だ。ロイター通信は19日、アルジェリア特殊部隊がプラント地区付近で15人の焼死体を発見したと報じた。身元は明らかになっていない。
安否が確認されていない外国人約30人は、プラント建設会社「日揮」の日本人10人、ノルウェー人8人のほか、英国人、米国人らとみられる。日揮は19日、新たに外国籍のグループ会社員3人の無事を確認したと発表した。
犯行グループは人質解放の条件として、隣国マリでイスラム武装勢力の掃討を理由に軍事介入したフランス軍の撤退や、米国内で収監されているエジプト人のイスラム過激派指導者らの解放などを要求していた。
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