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日本製豆乳で集団訴訟、日本企業2社も対象に 豪
2013年01月04日 14:39 発信地:シドニー/オーストラリア
【1月4日 AFP】オーストラリアで販売された高レベルのヨウ素を含む日本製の豆乳を飲んで健康被害を受けたとして、約600人が豪販売会社を訴えている集団訴訟で、原告側代理人は3日、訴訟対象を日本の製造会社と輸出業者にも広げたことを明らかにした。
問題の製品は、豪食品会社スパイラル・フーズ(Spiral Foods)が「ボンソイ(Bonsoy)」の製品名で販売していた豆乳。成人向け基準値の7倍ものヨウ素を含んでいることが豪当局の調べで分かり、2009年後半にリコール(自主回収)されている。
原告側代理人を務めるモーリス・ブラックバーン法律事務所(Maurice Blackburn Lawyers)によると、リコールまでの約6年間にボンソイを飲んだ約600人が甲状腺疾患を主とする健康被害にあったとしてスパイラル社を訴えており、2010年からビクトリア州最高裁で係争中。この訴訟の対象にこのほど、豆乳を製造したマルサンアイ株式会社(Marusan-ai Co., Ltd.)と輸出した株式会社むそう商事(Muso Co., Ltd.)を含めることになったという。
原告側は3社がオーストラリアと日本の消費者保護法に違反したと主張し、医療費の補償と収入減や身体的・精神的苦痛に対する賠償を求めている。
原告側の訴えによるとスパイラル社は、ボンソイの原料に塩の代わりにヨウ素を多く含む昆布を使うよう製造側に要請。これにより、2003年半ば以降に販売された製品にはヨウ素が過剰に含まれることになったという。3社は2006年半ばにボンソイに含まれるヨウ素の量が非常に高いとの検査結果を得ていたが何も対策を取らず、また、ヨウ素含有量を懸念する消費者の声にも耳を貸さなかったとされる。(c)AFP
国際7 阿修羅
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