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2012年11月21日、ロシア政府機関紙・ロシア新聞によると、中国が初の空母を配備するなど近隣大国の海軍力が増強し、領土をめぐる争いに決着がつかない中、韓国は海軍力の強化を考えざるを得ない状況にあるという。韓国の政治家は「米国に協力を求め、空母の建造技術を譲渡してもらうべき」と指摘する。23日付で東方網が伝えた。
韓国は2013年に1億ウォン(約757万円)を投入し、国防省と軍事専門家などによる専門チームを結成し、空母建造に向けた具体的な研究を進める予定だ。韓国の与党議員は「韓国の海軍力は明らかに中国と日本よりも劣っている。もっと早い段階で、国産空母の建造が検討されてもおかしくない。ましてや、空母の戦闘力の高さは幾度となく証明されており、北朝鮮をけん制し、中国と日本との領土問題による衝突に備えるためにも、空母を保有すべきである。米国から関連技術を導入するなど、国産空母の建造の研究に本腰を入れる必要がある」との見方を示している。
しかし、韓国も空母の建造が生易しいとは思っていない。第一に相応の技術と膨大な資金が必要であり、第二に韓国のような小さな国に空母が果たして本当に必要かという疑問が残る。北朝鮮の脅威、中国と日本との領土問題に関して言えば、通常の戦闘艦で十分対応できる。第三に、空母を保有する上での技術面と戦術面の問題もある。加えて、韓国は艦載戦闘機を保有しておらず、空母への離着陸を行う技術を持った操縦士もいない。操縦士の訓練を含めた、この問題の解決には膨大な時間と資金がかかる。
韓国の空母建造に懸念を示しているのは、中国や日本、北朝鮮だけではない。米国もまた同様に警戒しており、東アジアの緊迫した局面のさらなる悪化を恐れている。このように、様々な要因が重なり、東アジアでは大規模な軍備拡張競争が始まっているようだ。各国は巨額の資金で軍備改良にいそしみ、互いの動きをけん制し合い、第三国はこの悪循環に巻き込まれることを恐れている。東アジアで軍事衝突が起こる可能性は日増しに高まっている
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