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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MCZV5C6JIJV401.html
11月5日(ブルームバーグ):米国の自殺率がリセッション(景気後退)の間に急上昇し、失業の増加が米国人の心の健康をむしばんでいることが示唆された。
英国や香港、米国の研究者らが5日、医学誌ランセットに掲載した調査結果によると、米国の2008−10年の自殺者数は、リセッション前の統計動向に基づく予想を年間約1580人上回った。研究者らは米疾病対策予防センター(CDC)の1999−2010年の自殺統計を調査した。
今回の研究結果は、リセッションと債務危機が心の健康に悪影響を及ぼすことを示唆した他国の調査結果を裏付けている。これまでの研究では、経済状況に伴う脅威の影響を最も深刻に受けているとみられるギリシャとスペインでうつ病などの疾病が増加していることが示されている。
調査報告の主執筆者で英ケンブリッジ大学の社会学研究者、アーロン・リーブズ氏は電子メールで送付した文書で「自殺は精神疾患がもたらす結果としてはまれだが、スペインとギリシャでの最近の調査結果から明らかなように、これらのデータは金融危機の時代を生きる人々が抱えるうつ病や不安といった主な疾患の最も顕著な表れである可能性が高い」と指摘した。
調査結果によると、米国の自殺率は1999−2007年に毎年10万人当たり約0.12人増加。増加率は08−10年に10万人当たり0.51人と、4倍以上に上昇した。データによると、米国の失業率は09年10月にピーク の10%に達し、08−10年の平均は8.2%となっている。1999−2007年の平均は4.9%だった。
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