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13日、中国と日本が第2次世界大戦のわだかまりを捨ててタッグを組むことで、西側の“侵略”からアジアを守ることができるとロシアメディアが報じた。写真は12日に亡くなった中国最高齢の元従軍慰安婦、尹玉林さん。20年間、日本政府に謝罪を求めていた。
ロシアのニュースサイト「Amic」は、現代社会は米国主導の西側諸国が故意に挑発している人類文明の内部抗争という戦争状態にあるが、中国と日本が第2次世界大戦のわだかまりを捨ててタッグを組むことで、西側の“侵略”からアジアを守ることができると論じた。16日付で環球網が伝えた。
現在、静かに展開中の“世界大戦”は米国が主導しており、その影響力は極めて大きく、違法で専横的なものだ。それはごく少数の西側の精鋭たちと共謀して密かに進められている。米英やその同盟国は常に戦争という手段で自らにとって危険なライバルたちを蹴落としてきた。最初の標的はドイツ、次が日本で、旧ソ連と始めとする共産圏と続き、今は中国とロシアとなっている。
中国は政治、経済、人口、軍事力を急速に伸ばし、太平洋やインド洋での存在感を強めている。空軍・海軍の増強化と地理的優位性で、世界の主要な海を制覇することが可能になった。さらに中国は2兆ドルの米国債と、1兆ユーロのユーロ債を保有しており、いつでもドルを破滅させることができる。強い軍事力によって裏打ちされた米国の貨幣体系に深刻なダメージを与えるためなら、中国はすべてのドルを犠牲にすることもいとわないだろう。
米国防総省は2020年以降の戦略上のライバルを中国と定めたようだ。その証拠に世界各地で、中国の喉元を押さえるための戦略を打ち出している。例えば、石油資源の豊富な中東を抑えてしまえば、ロシアの行動基盤を奪いとることができ、同時に中国への石油供給を遮断することが可能になるというわけだ。
第3次世界大戦に備え、中国はアジア太平洋地域の要となり、西洋の“侵略”を阻止しようとしているだろう。西側が最も恐れているのは、中国がインドやロシアと緊密な関係を築き、第2次世界大戦の憎しみを捨て欧州連合(EU)を結成させたフランスとドイツのように、“仇敵”日本と手を組むこと。日本の最新技術と中国の豊富な資源と労働力が結合すれば、西洋は“アジア侵略”に尻込みするだろう。
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