05. taked4700 2013年5月16日 17:54:16
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以下のリンク先の説明が面白いと思います。 >基本的に液状化の可能性があると考えられるのは、地表から20mより浅いところにある、N値が低い(地表からの深さにもよるが、概ね10以下程度の)砂層または砂礫層。 >「シルト」って書いてあるのは粘土質の層なので、基本的に液状化はしないと考えていい。上のことが最も基本的なことですね。 http://togetter.com/li/121666 他の土地と比べて舞浜の地盤はどのくらい軟弱?-Radliffe1964さんによる例示
歌って踊れてゲーム翻訳もできる一級建築士のRadcliffe1964さんによる柱状図解説。都内の他の土地と浦安とを比較してみる by tsgross1111 他の土地と比べてどうなのか、比較データが欲しいな / 学者もどよめく柱状図、浦安市舞浜の軟弱地盤 :日本経済新聞 http://htn.to/F15DLR tsgross1111 2011-04-08 12:52:13 埋立地の柱状図としては割と一般的なタイプで、実務者レベルでは驚くに値しないんだけどね / 学者もどよめく柱状図、浦安市舞浜の軟弱地盤 :日本経済新聞 http://htn.to/F15DLR Radcliffe1964 2011-04-08 15:26:27 @tsgross1111 家に帰ったらまとめてみる。あくまで例示になると思うが Radcliffe1964 2011-04-08 15:15:37 地盤と液状化の話をする前に、ちょっとした基本知識を1,2点。まず、地盤は大きく分けて、砂とか砂利主体の「砂質層」と粘土主体の「粘性土層」がある。柱状図に「シルト」って書いてあるのは粘土質の層なので、基本的に液状化はしないと考えていい。 Radcliffe1964 2011-04-08 21:59:09 それから、地盤の性質を語る上で良く出てくる単語に「N値(えぬち)」というのがある。これは、簡単に言えば地盤の固さを示す数値で、大きければ大きいほど固いと言っていい。 Radcliffe1964 2011-04-08 22:01:53 N値は、モンケンと呼ばれる定められた重量のハンマーを一定の高さから落としてサンプラーを叩き、何回叩いたら30cm沈むかを表す数字。50回または60回以上叩いても30cm沈まないときは、何cm沈んだかで直線補完して換算N値を使うこともある。 Radcliffe1964 2011-04-08 22:04:05 逆に、N値がゼロの場合、モンケンをサンプラーに乗せただけで自重でずぶずぶと30cm以上沈んでしまうことを意味する。つまり、非常に柔らかい。 Radcliffe1964 2011-04-08 22:05:13 で、以下が液状化のひどかった浦安・明海地区の柱状図の例(PDF)。 http://bit.ly/glS307 地表から6m程度が埋土、そこから深さ16m程度までが砂層。N値ゼロのシルト層がしばらく続いて、N値50以上の層が出てくるのは地表から45mくらいの深さから。 Radcliffe1964 2011-04-08 22:33:48 基本的に液状化の可能性があると考えられるのは、地表から20mより浅いところにある、N値が低い(地表からの深さにもよるが、概ね10以下程度の)砂層または砂礫層。 Radcliffe1964 2011-04-08 22:16:39 @radcliffe1964 シルトはN値が低いので柔らかいけど、地震があっても液状化して「抜け」ちゃったりはしないってこと? tsgross1111 2011-04-08 23:07:37 @tsgross1111 その理解でいいと思う。N値が低いので、高層建物の基礎を支持することはできないから、N値が高い(一番いいのは50以上)層まで杭を打つ必要があるけど。 Radcliffe1964 2011-04-08 23:09:08 浦安と類似の例。浦安より軽かったけど、液状化被害のあった江戸川区臨海町付近。(PDF) http://bit.ly/dE3pz5 柱状図の凡例はこちら http://bit.ly/enhu7H 場所によって差はあるけど、だいたい地表から10m前後はN値の低い砂層だと分かる。 Radcliffe1964 2011-04-08 22:45:08 一方こちらは都内でも地盤が良いと言われる三鷹駅付近の例。 http://bit.ly/dRglbg 表層付近のN値は低いけど、これは関東ローム層と言って、成立年代が古く、地盤の耐力も大きい。もちろん粘性土なので、液状化もしない。また、10m前後でN値50以上の強固な層が出現する。 Radcliffe1964 2011-04-08 22:50:26 千代田区大手町付近。 http://bit.ly/hFySPJ 場所によって多少ばらつきはあるけど、概ね地表から20m前後でN値50以上の強固な層が出る。また、それより浅い範囲もN値が10以下の砂質土層は比較的少ないので、総じて液状化の危険は低いと言っていい。 Radcliffe1964 2011-04-08 22:56:02 品川区大崎付近。 http://bit.ly/gGRzks 深くまで掘られてるところが少ないけど、だいたい10〜20mの範囲でN値50以上の層が出る。また、表層はほとんどN値0だけど、シルト層なのでN値に関係なく液状化の危険は低いと考えていい(埋土は除く)。 Radcliffe1964 2011-04-08 23:00:06 @radcliffe1964 大崎は少し前から高層マンションがドカドカ建ってるよね。10〜20m程度の硬い層に到達する基礎を打って、その上に立ててるんだろな。 tsgross1111 2011-04-08 23:15:47 港区台場。 http://bit.ly/hSvOxA 表層から7〜8m程度が埋土だし、20m付近までN値の低い砂主体の層が多いので、やはり液状化の危険は高いと考えた方がいい。 Radcliffe1964 2011-04-08 23:07:38 東京の地盤から、いくつか例を取って説明してみたけど、分かってもらえたかな? ちなみに柱状図は「東京の地盤(Web版)」の情報を使わせていただきました。 http://bit.ly/i2GA6A Radcliffe1964 2011-04-08 23:19:24 @radcliffe1964 ありがとう。とても分かりやすかった。 tsgross1111 2011-04-08 23:21:01 @tsgross1111 @doumokiyosisan ご参考になれば幸いですw Radcliffe1964 2011-04-08 23:25:53 あと、1点だけ補足。液状化には、地下水位も関係する。簡単に言えば、水をたっぷり含んだ緩い砂層が液状化しやすい。よって、地下水位の高い臨海部の埋め立て地の液状化危険度が高いのです。
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