大地震発生の断層周辺 連鎖に警戒を
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130512/t10014519231000.html
5月12日 18時38分　NHK

四川大地震が起きた断層の周辺で先月マグニチュード７の大地震が発生したことについて、専門家は、日本でも過去に大地震が起きた断層の周辺では再び大きな地震が起きる可能性があるとして、特に備えるべきだと指摘しています。

地震のメカニズムに詳しい東北大学の遠田晋次教授は、５年前の四川大地震が周辺の地盤にどのような影響を与えたのかコンピューターで解析しました。

その結果、地盤が強く押されて「ひずみ」がたまった領域が断層の南西と北東の方向に広がっていて、先月マグニチュード７の大地震が発生した場所はこのひずみがたまった領域であることが分かりました。

四川大地震のひずみで、断層が連鎖的にずれ動いた可能性があるということです。

遠田教授は、国内でも同じようなケースはないのか、１８年前の阪神・淡路大震災を例に解析したところ、兵庫や徳島、和歌山など断層の周辺の複数の府県にひずみがたまっているという結果になりました。

先月震度６弱の揺れを観測する地震が発生した淡路島も、ひずみがたまっている領域に含まれています。

このほか、▽平成１２年の鳥取県西部地震（Ｍ７．３）、▽平成１６年の新潟県中越地震（Ｍ６．８）、▽平成１７年の福岡県西方沖地震（Ｍ７．０）や、それに▽平成２０年の岩手・宮城内陸地震（Ｍ７．２）など、発生から時間がたった地震でも、断層の周辺にはひずみがたまった状態が続いているということです。

遠田教授は「見えない断層もあるので地震はどこで起きるか分からないが、近年大きな地震が起きた断層の周辺では、再び大きな地震が起きる可能性があると考えて、特に備えてほしい」と話しています。

コメント
01. 2013年5月13日 08:57:54 : NrnWIa4XYo 「不活断層が多数存在する」、と言う事はそれだけの数、「今まで断層でも何でもなかった所に新たな断層が新たな断層、つまり活断層が発生した」、と言う事だと考えます。 仮に最初から活断層が多数存在し、そのうち徐々にいくつかずつ不活性化し不活断層になるのであれば、日本には活断層が僅かしか存在せず、最終的にはゼロに近くなっていたはずなのです。 それがそうなっておらず、多数の不活断層と活断層が存在する、と言うのはそれだけ新たな断層が発生している、と見て良いと思います。 そして断層群、断層帯、構造線の周辺のエリア内はそう言う新たな断層に発生がある可能性が高いのではないでしょうか。
02. 2013年5月13日 14:18:22 : nJF6kGWndY なにを今さらという話だな
03. 2013年5月14日 17:06:33 : XaeeOjZqbg 貞観地震の９年後首都直下型Ｍ７超　更に９年後東海南海地震Ｍ８超 平安時代は富士山の活動期でもあった 貞観地震１年前播磨大震災　兵庫壊滅 ＮＨＫを見れば関西特に兵庫和歌山奈良大阪活断層が動くと思われる

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