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〈警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識〉 「日本沈没級」起きるのか (ZAKZAK) 
http://www.asyura2.com/12/jisin18/msg/871.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 5 月 10 日 09:17:00: igsppGRN/E9PQ
 

          岩手・大船渡はチリ地震でも大きな津波の被害を受けていた =1960年5月


【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】「日本沈没級」起きるのか
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130510/dms1305100710003-n1.htm
2013.05.10 夕刊フジ


 2011年3月にマグニチュード(M)9・0の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が起きたとき、地球全体が除夜の鐘をたたいたときの釣り鐘のように、地震後、何日間もふるえ続けた。

 東日本大震災には限らない。04年に起きたスマトラ沖地震(M9・1)のときは、地球は2週間もふるえ続けたのだった。スマトラ沖地震ではインド洋沿岸の各地で20万人以上の死者行方不明者を出した。

 これは学問的には「地球の自由振動」という現象だ。地球は宇宙に浮いている球だから、どこかで大地震が起きると、自由振動を起こすことが知られている。

 それだけではない。東日本大震災では、地球の自転速度が100万分の1・6秒だけ速くなった。

 これは巨大で重いプレートが地震のときに突然動き、それゆえ地球の岩の重さのバランスが変化したためだ。

 同時に、北極と南極にある地球の回転軸も約15センチずれた。なおプレートとは地球の表面をおおっている厚さ100キロメートルほどの岩の板で、これが地震を起こす元凶だ。

 いままでに起きた大地震でも地球の自転速度や回転軸が変化したことがある。たとえばスマトラ沖地震ではこの4倍も自転速度が速くなっていた。

 地球は宇宙に浮いている球だから、大地震のときに釣り鐘のようにふるえるだけではなく、地球の上の重さのバランスが変われば地球が回る軸や自転の速度が変わる。地球上で起きる大地震は、このように地球全体に影響するのである。

 かつて世界で起きた一番大きな地震は1960年に発生した南米のチリ地震だ。この地震はM9・5。地震のエネルギーは東日本大震災の6倍、スマトラ沖地震の2倍もあった。

 実はこのチリ地震のときに、地球の自由振動が初めて発見された。それまでは知られていなかったのである。このチリ地震で起きた津波は丸1日かかって太平洋を渡って日本を襲い、日本だけでも140人以上の犠牲者を生んだ。

 チリ地震以上の大地震は起きるのだろうか。

 幸いにして、地球を2つに割ってしまうような大地震や、日本中の家が全部倒れてしまう大地震は起きないことがわかっている。それは地震のエネルギーがプレートの中だけにしかたまらないことのためだ。プレートより下では、岩が柔らかいために地震のエネルギーが蓄えられないのである。

 地球の半径は約6400キロメートル。プレートは地球をサッカーのボールにたとえたときに、その縫い目の深さほどの厚さしかないから、蓄えて放出できるエネルギーに限りがあるからである。

 ■島村英紀(しまむら・ひでき)武蔵野学院大学特任教授。1941年、東京都出身。東大理学部卒、東大大学院修了。理学博士。東大理学部助手を経て、北海道大教授、北大地震火山研究観測センター長、国立極地研究所所長などを歴任。『直下型地震 どう備えるか』(花伝社)など著書多数。


 

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コメント
 
01. 2013年5月10日 14:03:23 : nJF6kGWndY
>どこかで大地震が起きると、自由振動を起こす

正確に言えば、常時地球は自由振動している

http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/knishida/200909science/BFO.html
常時地球自由振動

地球自由振動とは
周期200秒より長周期側では,地震が起ると地震波が地球を何周もつたわります。この周期帯では,地球自由振動 の固有周波数に対応する多くのピークを同定することができます。固有周波数はそれぞれに地球の内部構造を反映しているため,さかんに検出が試みられてきました。観測記録から初めて地球自由振動の存在を検出したのは,1960年にチリ地震時の歪み計記録からでした[Benioff et al. (1961)].それ以降地球自由振動の観測例は蓄積され,測定された固有周波数から地球内部構造を推定する研究がさかんに行われるようになりました。

チリ地震での検出以前には,大気擾乱など非地震性の現象が地球自由振動を励起する可能性も検討されていました.Benioff et al. (1959)は,地震活動が静穏な期間の観測記録を周波数解析し,地球自由振動の検出を試みました.しかし当時の観測精度では,励起振幅に対して観測ノイズが大きすぎたために検出は失敗に終りました[Kanamori (1998)].チリ地震での検出以降は,巨大な地震のみが観測可能な地球自由振動を励起できると考えられるようになり,地震活動が静穏な期間のデータは顧みられなくなってしまいました.このBenioffらの試みは約40年後に再び日の目を見ることになります。.

常時地球自由振動の発見
太陽では,表層付近の乱流が周期5分程の音波を励起し続けている事が知られています。地表から,太陽表面の速度場は精度良く観測されており,観測された音波の固有周期から太陽内部の音速構造や,角運動量分布が詳細に調べられています[日震学と呼ばれる.].小林(1996)は太陽の5分振動の励起メカニズムと同様なメカニズムが,地球・火星・金星に対しても有効ではないか考えました。大気擾乱の大きさを理論的に見積り,大気擾乱が観測可能なレベルの振動を引き起こしていると結論付けました。

それを受け1998年に名和らは,南極・昭和基地の超伝導重力計のデータを調べ,地震活動が静穏な期間においても,周期数百秒の帯域で固体地球が振動し続けている現象を発見しました[Nawa et. al (1998)].常時地球自由振動の発見です。この南極の超伝導記録には潮位変動に伴う固有のノイズ[Nawa et al., 2003]が混在していために、検出はまだ確定的とはいえませんでした。しかし,南極のデータによる検出に続き, IDAの観測点に設置されたLacoste重力計[Suda et al. (1998)]や,IRIS,GEOSCOPEの観測点に設置されたSTS1-Z地震計[Kobayashi and Nishida (1998)]など,世界中の観測点で相次いで検出され,その存在は確定的となリました。現在では50以上の観測点で検出されています。

その後の研究から、海洋波浪も励起に深く関わっている事が分かってきました(図1参照)。現在でも励起に関しては分かっていない事も多く、大気-海洋-固体地球の大きな枠組みでの研究が進行中です。


図1: 地動記録のランニングスペクトルの全球的な平均。縦軸が1989年から1997年の年を表しており、横軸が周波数(周期に直すと約300秒)を表している。  縦の筋1つずつが、それぞれ1つのモードに対応する。振幅が季節変動している様子も見て取れる[Nishida et al. 2000]。

Benioff, H., J. Harrison, L. LaCoste, W. Munk, and L. Slichter, 1959, Searching for the earth's free oscillations, J. Geophys. Res., 64, 1334-1337.
Benioff, H., F. Press, and S. Smith, 1961, Excitation of the free oscillations of the earth by earthquakes, J. Geophys. Res., 66,605-619.
Kanamori, H., 1998, Shaking without quaking, Science, 279(5359), 2063-2064.
小林直樹, 1996, 大気擾乱による固体惑星の振動,日本惑星科学会秋期講演予稿集, volume 85.
Nawa, K., N. Suda, Y. Fukao, T. Sato, Y. Aoyama, and K. Shibuya, 1998, Incessant excitation of the Earth's free oscillations, Earth Planet. Space, 50, 3-8.
Suda, N., K. Nawa, and Y. Fukao, 1998, Earth's background free oscillations, Science, 279, 2089-2091.
Kobayashi, N. and K. Nishida, 1998, Continuous excitation of planetary free oscillations by atmospheric disturbances, Nature, 395, 357-360.
Kiwamu Nishida, Naoki Kobayashi, and Yoshio Fukao , Resonant Oscillations Between the Solid Earth and the Atmosphere , Science, 287, 5461, 2244--2246, 2000.


02. 2013年5月11日 08:06:53 : 4bN9tcAsH2
庭に設置したイオン測定器の針が10分間隔で激しく指針しています。
場所を5m南方向に移動しましたが同じような挙動を示す。
これって・・・・ヤバくないっすか。

03. 2013年5月12日 00:02:54 : 4bN9tcAsH2
5/12 0:00現在 針が振りきれてから3時間経過

04. 2013年5月13日 01:20:29 : 4bN9tcAsH2
5/13 0:00現在
茨城方面から地鳴りがする
超微細振動が発生している

05. 2013年5月13日 19:19:52 : 4bN9tcAsH2
5/13 19:00現在
硫黄臭い匂いが漂っています。
超微細振動は継続して発生している
なんかきな臭いぞ。

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