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毎日新聞 2013年04月30日 00時00分(最終更新 04月30日 00時22分)
負傷者33人を出した今月13日の兵庫県・淡路島地震に関し、地震予知に取り組むNPO法人が、大気中のイオン数の変化をもとに地震の発生地域や時期を予測し、関係者の間で話題になっている。大気イオンによる地震予知は「まだ効果が確認されていない」(文部科学省)が、一部の地震専門家から評価する声も出ている。
NPO法人「大気イオン地震予測研究会」(理事長・矢田直之神奈川工科大准教授)は全国17カ所で大気中のイオン濃度を測定し、濃度が急上昇した場合に地震予測を出す。
今月6日、兵庫県南あわじ市の測定器で、通常は大気1立方センチ当たり1000個以下のイオン数が12万個に急上昇するなど、兵庫、高知、石川、長野、宮崎各県で2〜6日に数値が上がった。同研究会は翌7日に各データの分析をもとに、「淡路島を中心としたマグニチュード(M)5級の地震が発生する」との予測を発表。
約1週間後の13日、淡路島付近を震源とするM6.3の地震が起きた。【田所柳子】
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