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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130418-00000002-sbunshun-soci
週刊文春 4月18日(木)18時0分配信
13日、淡路島を襲った震度6弱の地震では1900戸以上の家屋が損壊し、液状化、地割れなどの被害も出た。阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震から18年。
「兵庫県南部地震を発生させたのは淡路市の野島断層ですが、今回はいままで知られていなかった断層が原因のようです」(科学部記者)
それでも兵庫県南部地震の「広い意味での余震」(政府・地震調査委員会)とされる。
「地震活動のメカニズムからすれば、10年、20年という年月は長い時間ではありません」(吉岡祥一・神戸大学都市安全研究センター教授)
気になるのは、今回の地震と、近い将来に発生が指摘されている南海トラフ巨大地震との関連性だ。
南海トラフとは、静岡県駿河湾から九州東方沖に延びる深い海溝。100年から150年単位でM8クラスの地震を周期的に発生させるとされる。江戸時代には3つの巨大地震が発生した。一番最近は1946年の南海地震である。
「国の有識者会議は南海トラフ巨大地震が発生した場合、死者32万人、220兆円以上の経済被害を想定しています。これは東日本大震災の10倍以上の被害です」(全国紙社会部記者)
「今回の地震が南海トラフ巨大地震の引き金となる可能性も」などと指摘する報道もあるが、それは逆の話。南海トラフの活動期に入ったからこそ、内陸地震が増えてきたのだという。
「南海トラフを震源とする海溝型地震が発生する場合、その40〜50年前から内陸部で地震が頻発するということが歴史的に指摘されているのです」(梅田康弘・京都大学名誉教授)
プレートの中に溜まった歪みが、内陸部の断層など弱いところで地震としてエネルギーを放出するのだ。
「そう考えると、兵庫県南部地震は南海トラフが活動期に入ったことにより発生した可能性は否定できません。その後、00年の鳥取県西部地震、01年の芸予地震、05年の福岡県西方沖地震など、西日本では大きな地震が続いています。福岡県西方沖からは8年が経過していますが、南海トラフ巨大地震へとつながる流れは現在も続いている。警戒すべきです」(同前)
今後も大型の内陸地震が続く可能性は高いという。
(週刊文春2013年4月25日号「THIS WEEK 社会」より)
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