気象庁によりますと、三宅島近海とその周辺では過去にも地震活動が活発になったことがあり、マグニチュード６前後の比較的規模の大きな地震が起きてきました。

このうち、１３年前の平成１２年には６月下旬から９月にかけて、三宅島近海や北側の新島・神津島近海で地震活動が非常に活発になりました。

このときはマグニチュード６．５の地震が２回発生し、三宅島などで震度６弱の激しい揺れを６回観測するなど、体に感じる地震だけで１万回以上に上りました。

この地震活動に伴って火山活動も活発化し、三宅島では繰り返し噴火が発生しました。

また、１０年前の平成１５年２月にはマグニチュード５．１の地震が起きて、三宅島で震度４の揺れを観測したほか、３年前の平成２２年３月にはマグニチュード４．６の地震で三宅島などで震度２の揺れを観測しました。

その後、三宅島近海では目立った地震活動はなかったということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130417/k10013989141000.html

三宅島近海では１７日午前１０時すぎから地震活動が活発になっています。

気象庁によりますと、三宅島では体に感じる地震が、震度５強が１回、震度３が６回、震度２と１がそれぞれ７回起きていて、午後６時１５分までに合わせて２１回、観測しています。

その後も余震は続いていて、気象庁は揺れの強かった地域では落石や崖崩れなどの危険性が高まっているおそれがあり、今後の余震に十分注意するよう呼びかけています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130417/k10013990121000.html

　１７日午後５時５７分ごろ、伊豆諸島・三宅島（東京都）で震度５強の地震があった。警視庁によると、三宅島で４０代男性が割れたガラスでけがをした。三宅村役場によると、島内の複数の道路で土砂崩れがあり通行できなくなっている。政府は、首相官邸の危機管理センターに官邸連絡室を設置した。

　気象庁によると、震源地は三宅島近海で、震源の深さは約２０キロ。地震の規模はマグニチュード（Ｍ）６・２と推定される。同島では午前中から震度３などの地震が相次いでいた。

　気象庁は記者会見し「火山活動に特段の変化はない」と発表した。また、日本の沿岸では若干の潮位変化の恐れがあるが、津波被害の心配はないという。

　三宅島では平成１２年に始まった大規模噴火で、島民が約４年５カ月にわたり避難した。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130417/dst13041719580016-n1.htm

　１７日午後５時５７分ごろ、東京都の三宅島近海を震源とする地震があり、同島で震度５強を観測した。気象庁によると震源の深さは約２０キロ、地震の規模を示すマグニチュードは６・２。神津島、新島、御蔵島で震度４、千葉、神奈川、静岡３県の一部で震度３を観測した。

　警視庁三宅島署によると、４０代男性が割れたガラスで手の指を切ったほか、９０代男性と８０代女性が転倒して頭などを打つ軽いけがを負った。また、島西部の伊ケ谷地区の民家１軒でブロック塀が倒壊し、都道や林道数カ所で土砂崩れが起きたという。

　三宅島付近では１７日、地震が頻発した。気象庁によると、午後６時１５分までに震度１以上が２１回あり、７回は震度３以上だった。今後も余震が続く可能性があるという。

　ただ、地中のマグマの動きを推測する機器に目立った変化はなく、震源が島の火山から離れていることから、長谷川洋平・地震津波監視課長は「現時点では火山噴火の兆候はない」と話している。

http://www.asahi.com/national/update/0417/TKY201304170384.html

警視庁によりますと、三宅島の阿古地区にある特別養護老人ホームで、９０代の男性と８０代の女性の２人が地震の揺れで転倒し、男性が腰を打つけがをしたほか、女性が頭を打つけがをしたということです。

施設によりますと、２人はいずれも施設内で手当てを受け、けがの程度は軽いということです。

また、同じ阿古地区では４０代の男性１人が住宅の割れたガラスで手を切る軽いけがをしていて、警視庁によりますと、三宅島ではこれまでに３人がけがをしたということです。

警視庁はほかにけが人がいないかどうか確認にあたっています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130417/k10013989371000.html