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鉄道など交通機関がマヒ状態に=13日午前、JR大阪駅
高まる“M9地震”誘発の恐怖 淡路で震度6弱、活断層への影響は…
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130413/dms1304131444010-n1.htm
2013.04.13 夕刊フジ
13日午前5時33分ごろ、兵庫県の淡路島で震度6弱の地震があった。気象庁によると、震源地は淡路島付近で震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・0と推定される。関西一円で強い揺れを観測し、兵庫、大阪など5府県で15人以上が重軽傷を負った。交通機関が大きく乱れた。気象庁は今後の余震活動に注意を呼びかけているが、特に心配なのが活断層などへの影響。専門家は、東海地方や関東にも大きな被害をもたらすM9級の南海トラフ巨大地震を誘発する危険もあるとみている。
兵庫県で震度6弱以上を観測したのは、1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災(M7・3、最大震度7)以降、初めて。あの日と同じ明け方の強烈な揺れで、18年前の悪夢がよみがえった。
兵庫や大阪の各地の警察、消防などによると、物の落下や転倒、建物の倒壊などで複数のけが人が出たとの通報があった。堺市美原区の住宅で壁の額縁が落下し、寝ていた1歳の女児が顔面を打撲して搬送。大阪府摂津市では70代男性が自宅で階段から転落したと通報があった。兵庫県三田市の消防によると、午前6時ごろ、同市の宗教施設で煙が出ていると119番があった。
JR西日本は、山陽新幹線が一部区間で運転を見合わせたほか、京阪神の各線も一時運休。私鉄各線も安全確認のため運転を見合わせた。大阪市営地下鉄や一部私鉄は徐行運転した。
国土交通省関西空港事務所によると、地震発生後、関西空港の上空で旅客機と貨物機計4機が一時待機したが、いずれも無事に着陸した。
震度5強の揺れに見舞われた兵庫県南あわじ市のコンビニエンスストア「ローソン三原町八木店」は地震発生時、客はいなかったが、棚が倒れ、陳列された商品が散乱。店員は清掃に追われた。店員の武田渉さん(37)は「阪神大震災が頭をよぎり、もう一度余震が来るかもしれないと身構えた」と緊張した様子で話した。
気象庁は13日午前、緊急会見を開き、地震のメカニズムについて「東西方向の地殻圧縮による逆断層型」と解説。「揺れの強かった地域では家屋の倒壊、土砂災害の危険が高まっている。余震は一般的に最大でM5・0前後、震度5弱程度の強い揺れも考えられる。余震活動に注意してほしい」と呼びかけた。
武蔵野学院大の島村英紀特任教授(地震学)は、「広い意味で18年前の大地震の余震と考えられる」と分析している。
「今回の地震は阪神・淡路大震災を起こした野島断層のすぐ南側を震源として発生している。同じ震源域という点で余震の可能性がある。1891年にあった濃尾地震は100年以上経過した現在も余震を観測している。地球の活動からみれば18年はごく短い時間に過ぎない。発生から2年を経た東日本大震災も、余震活動に警戒しなければならない」
直下型で発生した今回の地震が周辺の活断層などを刺激する危険はないのか。最も怖いのは、東海・東南海・南海の3連動で起きるM9級の南海トラフ巨大地震への影響。死者32万人、経済損失220兆円の被害が想定されているだけに心配だ。
「エネルギーが蓄積され、すでに発生のリスクが高まっていれば、少しの刺激でも引き金になる危険がある。南海トラフに影響がおよぶこともあり得る」(島村氏)
南海トラフの巨大地震が3連動で起きれば、最大30メートル級の大津波が発生し、首都圏や大阪市街地も津波の被害を受けると想定されている。
「3・11」以降、日本近辺の地中は大変動期へ突入している。今回の地震は悪夢の前兆なのか。
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