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巨大地震で想定される大量の帰宅難民。生き延びるための準備が欠かせない
巨大地震のサバイバル術 照明器具は常に携帯 通勤先には安全靴を
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130319/dms1303191532014-n1.htm
2013.03.19 ZAKZAK
死者・行方不明者が32万人に及ぶ「南海トラフ巨大地震」の経済被害想定が明らかになった。何とその額220兆円。国家予算の2倍を超えるとてつもない規模に達するという。もちろん、中央防災会議(政府)の作業部会が最悪を想定したシミュレーションだが、東日本大震災以降、最悪の事態を踏まえて準備をするのはもはや常識だ。未曾有の巨大地震が起きたとき、どうやって生き残ればいいのか。
南海トラフ巨大地震は、東海・東南海・南海地震の3連動型地震で、範囲は東海沖から九州の太平洋側と広範囲にわたる。作業部会では、マグニチュード(M)を東日本大震災を超える9・1とし、被害状況の算出を続けてきた。
死者・行方不明者は32万3000人で、負傷者は62万3000人、避難者は950万人に及ぶ。先の震災の死者・行方不明者は1万8550人で、負傷者は6142人(いずれも3月11日時点)、避難者は47万人。これを遙かに超えるクラスになる。
そのとき、一体どんな事態に直面するのか。作業部会によると、揺れや津波で238万棟の建物が全壊し、被害が集中する静岡、愛知、三重の3県では6〜8割が断水する。避難者は1週間後に950万人に達し、食糧や水は行政の備蓄では足りなくなる。
電話は電線被害や停電で不通になり、携帯も地震直後は発信が集中し、ほとんど通じない。
都市圏では中京・京阪神で計1060万人もの帰宅困難者が発生。エレベーターには2万3000人が閉じ込められる。
起きてもらいたくはない。が、「日本は地震の活動期に入った」(地震学者)だけに「いつ起きてもおかしくない」(同)のも現実。普段から防災意識を高めて生活するしか方法はない。
震災発生時の防衛策と心構えについて「リスク・ヘッジ」代表で危機管理コンサルタントの田中辰巳氏が次のようにアドバイスする。
「揺れが収まったら、すぐに安全な場所に避難しなければならない。避難ルートの確保が何より先決になる。夜間はもちろん、地下鉄構内などは、昼間でも停電すると真っ暗になって視界を失う。だから、照明は常に携帯しておくべき。今は100円ショップで小さなLEDライトが売っている。それを携帯電話のストラップなどにしておくこと。自分の位置確認や安全確保のため、方位磁石や笛も用意しておきたい」
勤務先や出先で被災したときのため、一時避難先を事前に認識しておくことも大切で、「キャンパスの広い大学や大きなお寺、コンサートホールなどが最適」と指摘する。
建物倒壊で粉じんが発生する事態が考えられることから「眼鏡やゴーグル、マスクは必携」とも。
さらに「避難用にジョギングシューズ型の安全靴を自宅とオフィスに置いておく。ホームセンターや作業用品店などでは2000〜3000円で売っている。それとヘルメット、手袋、水、非常用の食料を常備する。寒さ対策と火災発生時の避難用に断熱シートをリュックに詰めておくといい」と田中氏。
やれることはやっておく。備えあれば憂いなしだ。
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