http://www.asyura2.com/12/jisin18/msg/740.html
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余効変動が関東地方や青森へ広がっている意味
311の地震の影響で地滑りが続いている。 余効変動というよりも アフタースリップ(after slip)という表現のほうが理解しやす。地震の後で起こる地滑りのことだ。
「2011年3月11日の地震に伴う最大の地殻変動は、宮城県の牡鹿半島で東に約5・4メートルの移動だった。その後、余効変動でさらに東に約76センチ移動した。同じように地震で49センチ移動した銚子は、さらに48センチ移動する」と言う現象が起きているようだ。
単に地滑りが起こっているだけではなく、地盤のゆがみが広がっていると考えるべきで、既に動いた部分とまだあまり動いていない部分の境界で次の大地震が起こる可能性がある。基本的に引っ張られて起こる地震だから正断層型であり、活断層の一方が沈み込む形になる。
昨年末段階のアフタスリップの様子を図示したものが http://www.gsi.go.jp/common/000077518.pdf にある。これを見ると、北側は青森県境、西側は富山県あたり、南側は埼玉県と千葉県・茨城県の境あたりが危ないように見える。
青森県の六ヶ所村には大規模な原子力施設がある。富山県の更に西側は福井県で若狭湾には10基以上の原発が建っている。千葉県の柏から野田のあたりはもともと江戸川に沿う大きな活断層があるところだ。
海底のアフタースリップの様子は示されていないが陸地と同じように動いているはずで、房総沖が危ないのは既に指摘されている。
また、関東地方が全体として東に動いたのだから、富士山や箱根山の山体は東方へ引っ張られたわけで、山体がゆすられたり、亀裂ができたりして、地下からのマグマがそれだけ上昇しやすくなっている。
http://www.asahi.com/tech_science/update/0311/TKY201303110330.html
震災後もゆっくり地殻変動 2年でM8.6以上に相当
【瀬川茂子】東日本大震災後も、震源域のまわりのプレート境界の地殻がゆっくりずれ動く「余効変動」と呼ばれる現象が続き、この2年でマグニチュード(M)8・6以上の地震に相当する変動があったことが、国土地理院の解析でわかった。11日、政府の地震調査研究推進本部に報告した。
2011年3月11日の地震に伴う最大の地殻変動は、宮城県の牡鹿半島で東に約5・4メートルの移動だった。その後、余効変動でさらに東に約76センチ移動した。同じように地震で49センチ移動した銚子は、さらに48センチ移動するなど、巨大地震の影響の大きさを示している。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています<<1379>>TC:38617, BC:21619
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