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過去の月別地震回数からの地震予知
http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/seismicity_map/entries_by_year?year=2011
に過去の月別の地震回数などが載っている。2011年3月の東北地方太平洋地震の前の月別地震回数の推移と最近のそれを比べると興味深いことが浮かび上がってくる。
この統計は2008年の8月分から始まっている。2010年12月までを見ると、月別地震回数は185回(2009年12月)から84回(2010年6月)のように変動しているが、29か月の中で24か月が90回から130回の間にある。なお、2009年12月が突出して多いのは伊豆半島東方沖で60回以上の群発地震があったからだ。この群発地震を除けば90回から130回の間に入る。
ところが、2011年1月は74回に減少し、2月は155回へ一気に増加する。74回と言うのは2008年8月以降で最も数が少ない。そして、2011年2月の155回と言うのは突出して多いのだ。ちなみに、2009年2月は105回、2010年2月は94回だ。
2011年3月11日にあのマグニチュード9の大地震が起こったため、その後の月別地震回数は激増する。2011年3月が864回、4月が653回、5月が882回、6月が688回、7月が573回、8月が549回とだんだんと減少する。2012年は1月が332回、2月が301回、3月が329回となり、8月が241回、9月が175回、10月が272回、11月が181回、12月が202回となっている。そして、今年2013年1月が183回、2月が248回だ。2012年の前半はほぼ順調に減少している。
つまり、2012年の前半までは順調に月別地震回数は減少してきたが、後半になって現象と増加を繰り返していて、それが2013年も続いていることになる。
注目するべきは、2011年3月の大地震の直前に減少(74回)と増加(155回)があったことだ。2013年の1月が183回、2月が248回がこれに当たるかどうかはよく判断が付かない。変動幅が小さいからだ。1012年12月は202回だから2013年1月の183回は一応減少している。しかし、2010年12月の106回から2011年1月の74回への約3割の減少に比べると2012年12月から2013年1月の減少は202回から183回なので約1割だ。増加についても、2011年1月から2月は74回が155回へ約2倍になっているのに2013年1月から2月は183回から248回なので、4割程度の増加だ。
しかし、ともかく、311の大地震後の月別地震回数が1年と半年程度経過したころから減少と増加を繰り返すようになっていることは注意するべきことのはずだ。そして、311の地震前のように、その変動幅が大きくなったらプレート境界型の大地震が近いと考えていいのではないだろうか。
もちろん、これは非常に大まかな考え方で、直下型のマグニチュード6から8程度の地震には当てはまらない可能性が強い。
なお、2011年2月の震源マップ
http://bousai.tenki.jp/static_images/earthquake_jma_center/archive/monthly/2011/02/japan_detail_large.jpg?20120413114404
を見ると、2月の段階で311の震源域で群発地震が起こっていたことが分かる。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています<<1377>>TC:38613, BC:21246
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