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2013年2月19日 日刊ゲンダイ
<ロシアの被害はそのはじまりか>
ロシアのチェリャビンスク州付近の上空で、直径17メートル、重さ1万トンの隕石が落下・爆発した騒動は、約1200人の負傷者を出す大事故になった。
シベリアのツングースに隕石が落下した1908年以降、最大規模の隕石で、1000人以上のケガ人を出したのは、人類史上初めてという。
そういえば、国内でも先月、茨城、栃木、千葉、埼玉、神奈川と関東の広範囲で「火球」を見たという目撃情報が相次いだ。16日午前4時すぎ(日本時間)には、直径45メートルの小惑星「2012DA14」が地球に最接近した。今年はただでさえ、3月10日前後に「パンスターズ彗星」、11月末に「アイソン彗星」が確認できると天体ファンに注目されていたから、どうも2013年は“宇宙イヤー”になりそうだ。そうなると隕石被害の確率が高まる危険性が出てくるんじゃないか。
国立極地研究所の小島秀康教授(隕石学)はこう言う。
「1月の『火球』は、光の高さからみて、隕石の可能性が高いでしょう。ただ、隕石の落下に、周期はあるかもしれません。戦後から1990年までは、あまり見つかりませんでしたが、90年から2000年すぎにかけては、たびたび発見されています」
専門家たちによれば、隕石の落下は珍しいことではないらしい。天体を研究している日本スペースガード協会の高橋典嗣理事長が解説する。
「隕石は、宇宙から落下する1ミリより大きな物質の総称です。こぶし大なら、世界で年間20〜40個見つかっています。地球の軌道の周囲にある直径1キロ以上の小惑星などの天体は9割が発見済みですが、逆に150メートル以下の大きさになると想定される数の9割は見つかっていないのです。今回の隕石の落下は、統計上は、100年に1回の自然災害でした。しかし、今回と同規模の被害を及ぼす可能性のある天体は小さすぎてほぼ見つからない。それだけに、いつ落ちてくるか分からないとも言えます」
年明けから、“隕石づいている”だけに、不気味な一年になりそうだ。
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