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週刊FLASH 12月24日号
琉球大学名誉教授の木村政昭氏は、富士山の北東側に"噴火の目"(通常規模の地震が明らかに増えた場所)があり、'11年+−4年の誤差で噴火が起きると予測。2015年までに富士山は噴火するという衝撃的な警告を発した学者だ。
「"噴火の目"の場所はまだ変わっていません。この間、中央高速の笹子トンネルの天井板が崩落しましたが、あのトンネルも噴火の目の方向にあるんです。富士山の深いところにマグマが上がってきて、その付近の地殻に亀裂が広がれば、上から吊り下げてあるものは落ちちゃいますよね。それを指摘する人は誰もいませんが、私はそれも可能性のひとつだと思っています」
「2015年までに噴火」を裏付ける予兆として、木村氏は富士五湖の水位の変化をあげる。3.11の際、富士五湖のひとつである西湖の水位が1メートル上がった。地震によるマグマの上昇で、山頂近くにある永久凍土が解けて流れ込んだためだろうと木村氏は語る。湖底に亀裂が入れば逆に水位は下がるので、富士五湖の水位は重要だという。
また、「富士山周辺での水の流出量は、すでに1千万立方メートルを超えたはずです。溶岩なら大噴火に匹敵する量です」。この膨大な湧水を木村氏は「水噴火」とみなす。原理は通常の噴火と同じで、たまたま地下水の部分に圧力が加わっただけ。マグマ部分なら大惨事が起きていたかもしれないという。
「次に噴火するのは北東側が危ないと見ていますが、同時に富士山の山頂火口から噴火する可能性もあると見ています。火山性の地震が増加し、震源が浅くなってきているからです」(木村氏)
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