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新幹線が運行を停止するなど、約4万5800人に影響が出た=7日午後、JR東京駅
首都直下「M7」誘発リスク!専門家が警鐘 地下に“未知の断層”も
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20121208/dms1212081448010-n1.htm
2012.12.08 夕刊フジ
東日本大震災の余波は収まっていなかった。7日夕、東北地方の三陸沖を震源に発生した地震の規模はマグニチュード(M)7・3と推定され、宮城県石巻市に1メートルの津波が到達、最大震度は5弱を観測した。激しい揺れは、首都圏から遠く関西圏まで伝わり、列島は「3・11」の恐怖に再び包まれた。震災から1年9カ月がたっても収束しない大規模な余震。専門家は「まだM8の余震リスクが残っている。首都圏はM7級の直下地震が危ない」と警鐘を鳴らす。
週末金曜日の7日午後5時18分ごろ、列島に再び戦慄が走った。
三陸沖を震源に東日本大震災(M9・0、最大震度7)の余震とみられる大規模な地震が発生。「緊急地震速報」が流れ、東北地方を中心に津波警報が発令され、最大震度5弱の揺れが1分以上にわたって続いた。
地震の規模はM7・3(推定)で、6434人の犠牲を出した阪神淡路大震災(1995年)と同じ規模。震源が牡鹿半島の東約240キロの海底と離れていたことなどから、専門家は「比較的被害は軽微で済んだ」と分析している。
震度5弱、軽微な被害。先の大震災と比べれば確かに低いレベルだが、安心することはできない。実のところ、列島は、相当なリスクに直面しているからだ。
「日本人が知りたい巨大地震の疑問50」(ソフトバンク・クリエイティブ)などの著書がある武蔵野学院大の島村英紀・特任教授がこう解説する。
「7日の地震は、確かに東日本大震災の余震で、北米プレートの下に潜り込む太平洋プレートの境界部で起きた海溝型地震といえます。簡単に説明すれば、先の震災で割れたプレートの“残り”が縦にズレたのでしょう。注目すべきは、先の震災のような大地震が起きると、その後200年は余震が頻発するのが一般的ということ。今後も同規模の余震が何度も起きると思っておいたほうがいい」
似たような余震がまだ続くというのだ。恐ろしいことにM8級の余震のリスクにもさらされている。
「一般的に余震は本震よりもマグニチュード1程度、低いものまで起きる。『3・11』の本震はM9・0だったので、今後、M8級の余震が発生する可能性があります」(島村氏)
M8級となれば、阪神淡路大震災をしのぐエネルギーのため、再び甚大な被害を受けることになる。
リスクはこれにとどまらない。7日の大規模な余震は、別の地震を誘発する危険性もあるという。ズバリ首都圏直下の巨大地震だ。
先の震災後、東大地震研が「今後4年以内に50%以下の確率でM7級の首都直下地震が発生する」との観測を出した。この不気味な見立てが脳裏をよぎる。
「昨年3月以降、首都圏の地震活動が活発になっています。首都圏の地下には厚い関東ローム層が堆積しており、その下に未知の断層が隠れているとも言えます。江戸時代に(東京直下で)起きた『安政の大地震』(M6・9推定)を引き起こした断層の正体もまだ分かっていない。『3・11』の余震で、首都直下地震の引き金が引かれることもあり得る」(同)
東京都が今年4月に発表した首都直下地震による被害の新想定によると、死者9700人、負傷者約15万人、都内での帰宅難民は517万人に上る。
いつ何がおきてもおかしくないということを踏まえ、準備を怠らない。これに尽きる。
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