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地震学者は大震法見直しに声を上げよ [日経新聞社説]
http://www.asyura2.com/12/jisin18/msg/577.html
投稿者 あっしら 日時 2012 年 10 月 25 日 01:51:12: Mo7ApAlflbQ6s
 


地震学者は大震法見直しに声を上げよ [日経新聞社説]

 科学に基づく予測には不確実性が伴う。不確かさがあることを含めて正確に、同時にわかりやすく社会に情報を伝えなければならない。このことの重大さを改めて思い知らされる判決がイタリアであった。2009年に起きたラクイラ地震の予測をめぐる裁判だ。

 300人を超す住民が命を落とした地震の6日前、政府の防災担当者と地震学者が大地震の可能性は低いとの見解を公表した。これが結果的に犠牲者を増やしたと住民が訴えを起こしイタリアの地裁は22日、学者らに実刑判決を下した。被告側は控訴する見通しだ。

 判決理由が未公開で詳しい背景はわからない。経緯からみると、政府の防災部局による拙速な「安全宣言」が住民をミスリードし、科学者も説明が舌足らずで行政の判断に科学のお墨付きを与えてしまった可能性がある。

 科学者の言葉がいちいち裁判で責任を問われたのでは、自由な意見の公表や議論を妨げると心配する声がある。それはその通りだ。
 しかし原子力やBSE(牛海綿状脳症)の問題など、科学が安全の判断の物差しを提供する機会は増える。最終判断は政治家や官庁が下すにしても、科学者の発言が社会に与える影響は大きい。原子力発電所事故を契機に科学者への信頼感が薄れたともされるが、安全に関し的確な判断を下すには科学の視点は欠かせないからだ。

 日本地震学会は先週、地震が起きる場所や規模、時間を数日前に予測する直前予知について「現状では非常に困難」であると改めて認め、今後は「予知」という言葉を慎重に使うと決めた。地震学の現状を「一般市民の目線にたって伝える」とした学会の行動計画は歓迎したい。

 ただここに至っても大規模地震対策特別措置法(大震法)の見直しを求めない姿勢には首をひねる。大震法は東海地震を想定して、駿河湾周辺で前兆とみられる現象が観測されると気象庁が地震学者らを集めて大地震発生の可能性を見極め、首相が警戒宣言を出す仕組みだ。34年前に定められた。

 直前予知が前提の大震法は予知を困難とする科学的見解と矛盾する。地震学者が大震法に科学のお墨付きを与え続ければ、予知は可能だとの誤解を払拭できない。ここは地震学者自身が見直しに動く時ではないか。それが一般市民の目線にたって地震学を伝えるうえでも必要だろう。

[日経新聞10月24日朝刊P.2]
 

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コメント
 
01. 2012年10月25日 02:49:19 : 7uPtGleutM
在日ciaが作った文章だろうから、なんかの企みがあるのだろうね。またまた騙されるb層ってか。

日本人がメインの記事を書いたことがあるのだろうか。


02. 2012年10月25日 02:49:36 : GegkqzzCNg
4号機爆破馬鹿が最近また調子に乗っているな

03. 2012年10月25日 08:13:39 : MdkRza1k1k

科学に自己の命をかける。これが科学者というものだ。

たとぃお縄になろうとも、それは覚悟の上で、科学者としての努めを果たす。

科学者の品格とゆーもんだな。


04. 2012年10月25日 09:28:27 : cqRnZH2CUM

リスクコミュニケーションもそうだが、

大衆に科学的事実を、きちんと理解させ、複数の価値基準に基づいて、政治的な決断をする必要があること、

そこには必ず曖昧性や、特定階層にリスクが偏る可能性があることを説明し、

適正な補償によって解決していく政治的な仕組みを作らなければ、
危機が来ると、民主主義が崩壊し専制体制が現れるという歴史の愚を繰り返すことになる

いずれにせよ最低レベルの科学的知識と物理・数学的な思考法を国民が身に着けていないと話にはならない


05. 2012年10月25日 10:29:54 : IgBHt9pZiQ
地震予知を標榜してこれまで何兆円も国から税金を受けて来たにもかかわらず、今頃になって怖じ気づいて地震予知はできないというのであれば、立派な詐欺行為である。イタリアの地震学者が予知でお縄になったのなら、日本の地震学者は詐欺罪でお縄になるべきだ。

06. 2012年10月25日 10:36:10 : zD1V2jt1rU
社説の考えに賛同する。

地震予知研究を止めるとかいう話を地震学会はしているようだが、全く頓珍漢。
現在できないものでも、将来の大きな目標として旗を高く掲げて行うことに何の問題もない。

問題は社説も言うように現在できないことをあたかもできるかのように言って防災体制を組んでいること。まったく、虚構の防災体制というほかない。

法律でまで決まっているのだから、地震学会は国会議員たちに働きかけてこの虚構に満ちた法律を改正させるべきである。そして、じっくり研究に取り組み実証研究を十分に経て実用化に踏み切るべき。30年前は、臨床試験も行わないで患者に処方したような、ひどい見切り発車だったように思う。


07. 2012年10月25日 12:42:49 : EJWYycQSvg
人工地震も知ってほしい

08. taked4700 2012年10月25日 20:38:56 : 9XFNe/BiX575U : yix5Wqv7QU
地震予知が可能かどうかは議論があるのでしょうが、地震の研究自体は継続するべきことです。地震のメカニズムはまだまだ分かっていません。分かっていない段階でその応用技術である地震予知が可能かどうか議論することは無駄なことです。

地震学者は予知が可能かどうかよりも、地震のメカニズム自体がまだまだ分かっていないことを素直に認めて、原発の耐震基準なるものがある意味かなり甘い想定でしかないことを学会の見解として公表するべきです。

地震予知よりも原発の安全審査のほうがよっぽど現実的な影響が大きいのですから。


09. 2012年10月25日 20:46:16 : OTOSIyOeKE
>ただここに至っても大規模地震対策特別措置法(大震法)の見直しを求めない姿勢には首をひねる。大震法は東海地震を想定して、駿河湾周辺で前兆とみられる現象が観測されると気象庁が地震学者らを集めて大地震発生の可能性を見極め、首相が警戒宣言を出す仕組みだ。34年前に定められた。

 社説に賛同、地震学会は、長老保守性力に支配されている。

 これを定めた当時は、地震予知には、バラ色の未来があり、高度経済成長も有り、財政も余裕で金をバラ撒いてきた。結果として、データを集めることが重要だという論議が罷り通り、研究と称してデータを集める装置産業に産学協同で金をバラ撒いた。島村英紀著 公認「地震予知」を疑う に詳説されています。島村教授は、この本が、原因でシロアリ勢力に前科一犯の肩書きを押し付けられている。
 


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