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巨大津波 海底の活断層が影響か
動画 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121004/t10015504121000.html
10月4日 7時8分 NHK
去年3月、東北の沿岸を襲った津波は、海底で見つかった活断層の影響で巨大になった可能性があるという新たな研究がまとまりました。
海底の活断層は南海トラフ巨大地震が想定されている海域や関東の沖でも見つかっていて、研究グループは、津波対策を考えるうえで詳しい調査が必要だとしています。
去年3月の巨大地震では、東北の太平洋沿岸に高さ20メートルを超える大津波が押し寄せました。津波は東北の太平洋沖の地下にある陸側のプレートと海側のプレートの境目が大きくずれ動いて発生したと考えられています。
しかし、この考え方で津波の高さを計算した場合、岩手県など東北北部では津波は巨大にならず、研究者の間では津波が実際にどのように起きたのか謎とされてきました。
活断層の研究をしている広島大学の中田高名誉教授らのグループが、東北沖の海底の詳細な地形図を作って分析したところ、岩手県沖から茨城県沖にかけて南北500キロにわたる巨大な活断層とみられる断層が見つかりました。
研究グループがこの断層がずれ動いたとして津波の高さを計算したところ、東北北部の津波の高さは20メートル前後になり、実際に観測された津波の高さとほぼ同じになることが分かりました。
こうした海底の断層は、南海トラフ巨大地震が想定されている海域や関東沖でも数多く見つかっているということです。
中田名誉教授は、「海底の断層の調査を進めて、より現実的な津波対策に役立てる必要がある」と話しています。
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