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学会が警告! 山体崩壊で40万人が被害 富士山はこう噴火する
http://gendai.net/articles/view/syakai/138374
2012年8月24日 日刊ゲンダイ
5合目に亀裂発生
富士山が山体崩壊すれば40万人が被災する――。
今月21日に開かれた静岡県防災・原子力学術会議で、驚きの数字が発表され注目を浴びている。静岡大防災総合センターの小山真人教授(火山学)によれば、地震やマグマの突き上げなどで山体崩壊が起きれば、東側に崩れた場合、御殿場市や周辺の河川沿いに住む約40万人が被災するという。
山体崩壊はどのタイミングで起きるのか。火山地質などを研究する千葉大学の津久井雅志教授に聞いた。
「火山は頑丈なものではなく、きっかけがあれば何十万年という一生のうち、何度も崩壊するといわれています。地震が起きて崩壊したり、水蒸気爆発による崩壊などきっかけはいくつもあります。規模が大きいと、山の3分の1、4分の1が崩れます。富士山が約2900年前に山体崩壊したときには、溶岩が何十メートルという塊のまま御殿場まで流れたといいます。富士山は宝永4年の大噴火以降、300年ちょっと休んでいる。地下でマグマがたまっている可能性はありますね」
宝永噴火は火山灰が降り積もった。このタイプが起きれば、首都圏への影響も大きい。
「東京には数センチの火山灰が降り積もると考えられています。降っているときは辺りが真っ暗になる。川に流れると洪水の原因にもなる。交通網は混乱しますし、火山灰はとがっているため、目や口に入ると危険。元の生活ができる状態に戻すには、相当な時間がかかります」(津久井教授)
富士山といえば、大地震から4日後の3月15日、5合目に亀裂ができたことが分かり、関心を集めたばかり。今回の発表といい、噴火の予兆なのか。
琉球大名誉教授の木村政昭氏(地震学)がこう言う。
「11年の大震災以降、富士山周辺の活動は増した。富士宮市で水噴火が起こったり、5合目に亀裂ができたのも活動のひとつだと考えます。亀裂はマグマが上がってきているということ。水噴火の後には、溶岩が上がってくると考えますが、最近の活動でストレスが解放されて、噴火の時期は延びたかもしれません。もし首都直下型や東海地震が起これば、触発されマグマが噴出する可能性もあります」
数年以内に富士山が噴火するという説も根強い。対策を急ぐほかない。
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