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千葉県は24日、東日本大震災以降の県内の地盤沈下状況を発表した。市川市塩浜で30.89センチの沈下が確認されるなど、10センチ以上沈下した16地点のうち、14地点は東京湾岸の埋め立て地だった。
県は「地震による地殻変動のほか、液状化の影響も大きい」と分析している。
県は地下水くみ上げなどの影響を調べるため、県北東部と南部の一部を除く約1100地点で毎年、地盤の沈下量を調査している。
昨年11月〜今年3月に調査したところ、前年比で沈下幅が大きかったのは市川市塩浜のほか▽千葉市美浜区稲毛海岸(20.62センチ)▽銚子市内浜町(18.22センチ)▽浦安市入船(17.28センチ)−−など。液状化しやすいとされる東京湾沿岸部で、局所的に大きく沈下した地点が目立った。
震災前の10年間は、4センチ以上の沈下が確認された地点はなかったが、今回は調査地点の9割弱で確認された。
http://sp.mainichi.jp/m/news.html?cid=20120825k0000m040089000c
おまけ
●市川市地盤調査結果資料
市川市は、北東側の台地と真間川による谷地及び、江戸川と旧江戸川沿いの海岸低地に区分される。
地盤調査は、市川市の代表的な5カ所で行った。
A地点/宮久保4丁目
上部から5m付近までがローム土、その下には、凝灰質粘土が分布していると「台地」推定されます。調査からは住宅地盤としては良好と診断されました。
B地点/曽谷8丁目
「谷底低地」特有のGL-3m付近の変化と、下部の比較的安定した換算N値を示しています。ただ上部には極端な軟弱部分があり、下部の状態を含めた適切な地盤補強対策が必要と思われます。
C地点/八幡6丁目
上部が緩くなっているものの、比較的浅い部分で、締まった砂層の分布が確認されており、自然堤防の典型的な状態と言えます。ただ検査データからは、上部の軟弱な部分の層厚が厚いため、何らかの地盤補強が必要と診断されました。
D地点/行徳駅前4丁目
粘性土に属するシルトが主体の地盤と考えられ、GL-3m付近までは軟弱性を強く示していますが、これは、混入する砂分の影響と思われます。何らかの地盤補強対策が必要と診断されました。
E地点/北方町4丁目
典型的な後背湿地帯です。シルト分を多く混入する砂(または、砂分を多く混入するシルト)からなり、その特性も、極めて緩い(軟弱な)ものとなっています。圧密沈下・強度不足ともに心配されるため、適切な地盤補強対策が不可欠と診断されました。
ソース GEOTECH Co,.Ltd.
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