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激しい雷雨で試合が中断した甲子園球場=18日午後3時44分
恐怖の“都市部落雷”から命を守る方法!ココに逃げろ
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120822/dms1208221132008-n1.htm
2012.08.22 夕刊フジ
落雷の事故が続発している。先週末には、大阪で野外コンサートを見に来た女性客2人が雷の直撃に遭って死亡、滋賀や岐阜でも被害が相次いだ。専門家は「今後も発生しやすい状況が続く」と警告。元凶は竜巻や集中豪雨も生み出す、超巨大積乱雲「スーパーセル」で、複合災害への警戒感も強まっている。
お盆休み最後の週末となった18日、大阪を中心とした広い範囲で雷鳴がとどろいた。
野外音楽イベント「a−nation」が開催された大阪市東住吉区の長居陸上競技場では会場近くの木に雷が直撃。この落雷で、来場客の女性会社員(22)が死亡し、意識不明で救急搬送された別の女性会社員(22)も病院で息を引き取った。
滋賀県大津市ではジョギング中だった男子中学生(15)が雷に打たれ、岐阜県関市では落雷を受けた民家が全焼した。
このほか、大阪市此花区の舞洲(まいしま)で行われた野外ライブ「サマーソニック」が2時間近く中断し、全国高校野球選手権大会が開催されている兵庫県西宮市の甲子園球場でも一時、試合を見合わせた。
なぜ、これほど広範囲に被害が広がったのか。
防衛大学校地球海洋学科の小林文明教授(気象学)は、「厳冬の原因を作った強い寒冷前線の影響が残る一方で、太平洋高気圧が急速に発達。雷を生み出す積乱雲が発生しやすい状況が続いているのが原因。今年は春先から雷が多発しており、このままでは夏の時期だけでも100万回近いハイペースになりそうだ」と説明する。
夏場の雷は珍しいものではないが、落雷事故の発生は山間部が多かった。それが、今年は都市部で被害が目立っている。そこには最近の気象条件の変化も関係しているという。
小林氏は「南からの暖かく湿った風が、沿岸部の都市でさらに加熱される。温度が上昇するごとに大気中の水蒸気量も増大し、巨大な積乱雲を生み出している。積乱雲が巨大化すると、集中豪雨や竜巻を引き起こす『スーパーセル』になる。大規模な雷発生の心配も出てくるため、複合災害の発生が懸念される」と警告する。
直撃を受ければ、一瞬で命を落としかねない落雷。ゴロゴロと雷鳴が聞こえたら雷雲が10キロ以内に近づいているサイン。こうした現象が現れたら素早く避難しなければならない。
気象庁によれば、鉄筋コンクリート製の建造物や自動車、バス、列車、木造家屋の内部が避難場所に適しているという。
近くに安全な場所がない場合は、「低地を探すか、その場にうずくまる。ゴルフ場で雷が鳴ったら(周囲より低い)バンカーに逃げ込むといい。高い木の近くもダメ。幹から4〜5メートルは離れていないと、落ちた雷が飛び移る『側撃』の被害に遭う危険もある」と小林氏。
予兆を察知したら、すぐに行動。身の安全を保つためには素早い状況判断が不可欠だ。
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