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「富士山の噴火は始まっている!」木村政昭、山村武彦著
http://gendai.net/articles/view/book/137013
2012年6月11日 日刊ゲンダイ
<2015年までに、富士山の大噴火が起こる!?>
木村政昭、山村武彦著「富士山の噴火は始まっている!」(宝島社 952円)は、気鋭の海洋地震学者と、防災の第一人者による警告の書。緊迫度を増す富士山噴火の実態と、予測される被害を解説する。
東日本大震災以降、富士山周辺では地震活動が活発化している。例えば富士山北東麓では、震災が起きるまでの10年間、震度1以上の有感地震は一度も起きていなかった。にもかかわらず、昨年5月からは毎月1〜8回の地震が起きており、今年1月には震度5弱の強い揺れを観測するに至っている。
また、地震以外の異変も起きている。震災以降、富士宮市では膨大な量の異常湧水が続いた。同市当局はこれを台風の影響などと述べていたが、本書では“水噴火”ではないかとみている。震災によって地殻に圧力がかかったが、そこにマグマではなく地下水があったために、地表に噴き上げた。つまり仕組みは、マグマの噴出と同じということだ。
さらに、富士山周辺の風穴に立つ天然の氷柱が、今年に入ってから短く、量が少なくなっている。これも火山活動と無関係ではなく、マグマの活発化による地下温度の上昇が考えられるのだ。
そうしたさまざまな現象から、2015年までに富士山の噴火が起こることが計算できると本書。これが現実のものとなれば、溶岩流による被害もさることながら、火山灰の被害も深刻だ。微小の火山灰はあらゆる電子機器の内部に入り込み、社会インフラは壊滅する。当然、原発の制御装置や非常用電源装置も被害を免れないだろう。
本書では、東京を含む100キロ圏内で行うべき、噴火対策についても解説していく。
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