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<参考動画>
“国内最大級” 竜巻の脅威(クローズアップ現代 抜粋 投稿者 gataro-clone
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120530/t10015487271000.html
つくば竜巻 風速100m余か
5月30日 17時31分
今月6日、茨城県つくば市を襲った竜巻について、専門家が調査した結果、局所的に風速100メートル以上と、国内の記録では最大級に達していた可能性があることが分かりました。
今月6日、茨城県つくば市を襲った竜巻について、突風災害に詳しい東京工芸大学の田村幸雄教授は、住宅がコンクリートの基礎ごと転倒し、風で引きずられるように移動した現場に注目し、この住宅が倒れる風速を調べました。
住宅は、材料や寸法などから、重さが50トンから60トンと推定され、模型を使って実験したところ、風速100メートル以上に当たる風速で転倒し、そのまま風で引きずられるように移動しました。
計算では、風速108メートルから120メートル、時速400キロ前後という結果で、竜巻の風速としては国内最大級に達していた可能性があります。
気象庁は、この竜巻について、竜巻の規模を示す藤田スケールと呼ばれる尺度で風速50メートルから69メートルの「F2」としていますが、田村教授は、少なく見積もっても国内最大級の「F3」だとして、31日、気象庁で開かれる検討会で報告することにしています。
田村教授は「被害の様子や規模からみても、今回の竜巻は国内でも最大級だ。竜巻注意情報の改善を検討する際に考慮する必要がある」と話しています。
これについて調査をしている気象研究所は「竜巻の規模は、中間報告の推定値で、今後ほかの研究機関や研究者の成果を参考に、規模を決めていきたい」としています。
藤田スケールとは
竜巻は、局地的な現象で、風速計で風速を調べることが困難であることから、被害の程度から風速を推定します。
その際使われるのが「藤田スケール」と呼ばれる尺度で、「F0」から「F5」まで6段階あり、被害が大きいほど、Fの数値は大きくなります。
推定される風速は、「F0」はテレビのアンテナが倒れたり、小枝が折れたりする被害で、風速17mから32m、「F1」は屋根瓦が飛んだり木が倒れたりする被害で、風速33mから49m、「F2」は屋根が剥ぎ取られたり、車が吹き飛ばされたりする被害で、風速50mから69m、「F3」は住宅が倒壊したり、車が持ち上げられたりする被害で、風速70mから92m、「F4」は鉄骨造りの建物が潰れ、列車が吹き飛ばされるような被害で、風速93mから116m、「F5」は住宅は跡形もなく吹き飛ばされ、列車が持ち上げられるような被害で、風速117mから142mです。
国内で過去に起きた竜巻災害では、「F4」と「F5」はなく、「F3」が最大で、記録では、平成18年に北海道佐呂間町で起きた竜巻、平成11年に愛知県豊橋市で起きた竜巻、それに平成2年に千葉県茂原市で起きた竜巻があります。
[関連リンク]
◇ “国内最大級” 竜巻の脅威 クローズアップ現代 (5月8日)
◇ 首都圏を襲った自然の猛威「竜巻」その時何が? 首都圏ネットワーク・リポート (5月7日)
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