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スマトラ大地震が示唆する東北巨大地震!“縦ずれ”なら巨大津波も
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120412/dms1204121234013-n1.htm
2012.04.12 夕刊フジ
インドネシア・スマトラ島沖で11日に発生したマグニチュード(M)8級の地震は、2004年にあった巨大地震の影響が長期に及ぶことを痛感させた。専門家によれば、日本でも東日本大震災の衝撃が同じような地震を誘発した場合、大津波が押し寄せる危険があるという。昭和初期には類似した地震が大きな被害を出しているだけに心配だ。
11日午後3時38分(日本時間同5時38分)、インドネシアのスマトラ島西方沖でM8・6の地震が発生。約2時間後にはM8・2の大型余震が発生した。2004年12月のスマトラ沖地震(M9・1)に誘発された可能性が高い。インドネシアの気象地理庁によると、スマトラ島では最大110センチの津波を観測した。
規模のわりに、なぜ大きな津波が発生しなかったのか。武蔵野学院大の島村英紀特任教授(地震学)は、「04年の大地震がより外側の場所を刺激した『アウターライズ地震』とみられ、断層が横にずれる『横ずれ断層型』で起こった。これが縦ずれになると大きな津波が発生してしまう」と解説した。
日本では昨年、東日本大震災の本震(M9・0)で甚大な被害が出た。実はこの海域では、1896年の明治三陸地震(M8・2−8・5)のアウターライズ地震として1933年に昭和三陸地震(M8・4)が起こっている。04年の本震が、さらに沖合を震源とする今回の地震を誘発したスマトラ島沖と同じ構図。ただし、昭和三陸地震では30メートル級の津波に襲われ、死者と行方不明者は計3000人を超えた。
「東北地方沖の太平洋ではプレートの構造上、アウターライズ地震は縦ずれで起こる可能性が高い。スマトラ沖は7年以上経過して発生したが、昭和三陸は明治三陸から40年近く後に起こっている。東日本大震災は一帯のプレートをすべてゆがめてしまったため、元に戻そうとする動きは長期に及ぶ。数十年単位の長い期間で警戒していかなければならない」(島村氏)
ここ最近、3・11巨大地震の余震活動は静穏状態にある。かえって不気味だ。
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断層の全長220キロ、表面波が地球を5周 スマトラ沖地震で気象庁
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120412/dst12041214270015-n1.htm
2012.4.12 14:26 産経新聞
インドネシア・スマトラ島沖で11日起きたマグニチュード(M)8・6の地震について、日本の気象庁は12日、断層の長さが約220キロで、最大約20メートル滑ったと公表した。また気象庁精密地震観測室(長野市)は、地球表面を伝わる「表面波」が12日朝までに地球を5周したことを観測した。
気象庁によると、断層が横にずれる「横ずれ断層型」の地震で、震源の深さは約55キロ。観測された津波の高さの最大値はスマトラ島北部・ムラボの1・1メートル。地震の規模に比べて津波が小さかったのは断層が横にずれ、海面変動が少なかったためとみられる。
ほかの地点の津波の高さは、モルディブのハニマドゥで0・3メートルなど。
気象庁気象研究所によると、東日本大震災では断層の長さは約450キロ、最大滑り量は約38メートルだった。
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