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「爆弾低気圧」、3人死亡 4日も台風並み強風予想
http://www.asahi.com/national/update/0403/TKY201204030530.html
2012年4月4日0時25分 朝日新聞
日本海で急速に発達した低気圧の影響で、3日は全国的に大荒れの天気になった。交通機関は混乱し、総務省消防庁によると、午後11時現在、富山、香川、岩手の3県で計3人が死亡したほか、18府県で計110人が重軽傷を負った。低気圧やそれに伴う前線に向かって南から湿った暖気が流入。強風や激しい雨が西から強まった。東に進む低気圧は4日にかけて北日本を通過するが、通過後は西高東低の冬型の気圧配置となるため、北日本では猛吹雪になる見込み。気象庁は引き続き注意を呼びかけている。
気象庁によると、3日夕方までに、西日本から北陸にかけての広い範囲で瞬間風速30メートル以上が記録された。和歌山市では最大瞬間風速41.9メートルを記録。東京都八王子市でも38.9メートル、都心でも30メートルに迫った。最大風速では、四国から東北にかけて40カ所以上で観測史上最大の値を記録した。
1時間に30ミリ超の激しい雨も各地で降った。1時間当たり降水量が鹿児島県天城町で57.5ミリ、神戸市で55ミリとなり、いずれも4月の1位の値を更新した。
3日夜から4日にかけて予想される最大風速は、西日本で23メートル、東日本で28メートル、北日本で25メートルと台風並みの強さが続く。25メートルを超えると、立っていられず、木が倒れる危険なども増えるため注意が必要だという。風は海上では更に強くなり、日本海側では波の高さが10メートルに達する恐れもある。大気の状態が非常に不安定で、落雷や竜巻などにも注意が必要という。
中心気圧が24時間に24ヘクトパスカル以上下がるものは通称「爆弾低気圧」と呼ばれる。今回の低気圧は2日午後9時時点で1006ヘクトパスカルだったが、成長を続け3日午後6時には968ヘクトパスカルとなった。日本気象協会は「台風で言うと、超大型」としている。
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台風並みの低気圧 富山市で倒壊した納屋の下敷きとなるなど3人死亡、重軽傷者は246人に
http://www.fnn-news.com/news/headlines/category00.html
いわゆる「爆弾低気圧」による暴風が3日、列島各地を襲った。
大阪・東大阪市では、強風で高さ9メートルの工事用の足場が80メートルにわたって倒れ、道路を封鎖した。
夕方の成田空港では、着陸寸前の旅客機が強風にあおられ、機体が左右に大きく揺れるなど、ひやりとする場面も見られた。
また、和歌山県の友ケ島では、最大瞬間風速が41.9メートルを記録、各地でトラックが横倒しになってしまうほどの強風が吹き荒れた。
この強風によって、倒壊した納屋の下敷きになり、富山市で男性が死亡するなど、全国で少なくとも3人が死亡している。
夜、ついに東京に襲来した春の嵐。
カメラマンもぐらつくほどの激しい突風。
傘を差すことができず、バイクや自転車は、簡単になぎ倒された。
江東区・有明の海岸では、暗がりの中、白波が立っているのがわかった。
東京湾に面する公園では、遊歩道にまで打ち寄せるほどの大きな波が迫った。
最大瞬間風速が30メートルを超えた首都圏。
東京・八王子市では、風速38.9メートルを記録し、東京都全域には3日夜、竜巻注意報が発令された。
東京・昭島市の商店では、強風で屋根が剥がれて電線に引っかかり、付近の世帯が30分にわたり、一時、停電する事態となった。
道路上に散乱する屋根。
強風のすさまじさを物語るように、現場から20メートルほど離れたガソリンスタンドにも、屋根は飛ばされていた。
停電は、神奈川・横浜市でも起きた。
4,000軒にも及ぶ世帯が停電した神奈川県。
店に光が戻り、復旧したかに見えたが、街の人が「夕方の5時ちょっとすぎごろ。(突然?)はい、突然(消えた)。(店を)やってたというよりも、レジが...。あっ、また。また消えましたね」と話している間に、再び停電する場面もあった。
まるで、台風のような爪痕を残した春の嵐。
東京・杉並区の民家では、2階にあったベランダが道路に落下した。
街の人は「雷みたいな音がしたもんで、見たらそこに落っこってたから」と話した。
神奈川・厚木市では、圏央道で行われていた工事現場の足場が倒壊した。
さらに、強風は、帰宅の足を直撃した。
午後8時半すぎ、JR品川駅前では、タクシー乗り場に長い列ができていた。
JR京葉線や湘南新宿ライン、成田エクスプレスが全線運休となるなど、強風の影響で交通機関に大きな乱れが出た。
東京ディズニーリゾートがある千葉・JR舞浜駅では、大混乱になった。
利用客は「バスって思ってるんですけど、でもタクシーの方がいいかなと思って。最悪、泊まります」と話した。
帰宅ラッシュ時に、強風のピークを迎えた首都圏。
そのため、多くの企業が早めの帰宅を呼びかけ、午後3時ごろ、駅には、家路に就く人でごった返した。
帰宅途中の人は「(午後)3時までに帰れって言われて」、「学校早く終わって」などと話した。
ごう音をとどろかせ、春の嵐が迫る午後5時。東京・文京区にあるサイボウズ株式会社のオフィスは静まり返っていた。
社員は「あした(先方に)直行するんで、資料を持って行かないといけないなと思って」と話した。
お昼すぎに帰宅するように指示を出したサイボウズ株式会社。
オフィスには、仕事を残した数人の社員がいるのみだった。
社員は「はい、帰ります。(風が強いが?)気をつけて。たぶん、電車動いていると思うので」と話した。
日本海を東に移動し、急激に発達した爆弾低気圧は、瞬く間に列島をのみ込んだ。
1日におよそ3万8,000人が利用する関西国際空港は、強風で、空港と市内を結ぶ列車が運休となり、バス乗り場が大混雑した。
疲れた表情でバスを待つ人々。
バスを待つ人は「こういう事態は初めて。恐れ入りました」、「疲れたでな。疲れた。(こんな春休みはどう?)ちょっと嫌や」などと話した。
山陽新幹線が一時、全線にわたり運休するなど、全国に被害が拡大した爆弾低気圧による強風。
香川・高松市では、岡山発高松行きの快速列車が、坂出市の橋の上で立ち往生し、およそ175人の乗客が、およそ7時間にわたり車内に閉じ込められた。
閉じ込められていた乗客は「いあや、7時間。まいったね。東京からですよ。いらいらしとるけどね。まあ、これだけは何も言えないから、もう」と話した。
富山・南砺(なんと)市では、トラックが強風で横転する事故が相次いだ。
富山市では、ガレージの屋根が強風で剥がされ、母屋を直撃した。
また、富山市内の別の場所では、男性(81)が強風で倒壊した納屋の下敷きとなり死亡し、全国で2番目の最大瞬間風速39.8メートルを観測した砺波(となみ)市では、強風で飛ばされた車庫のシャッターが頭を直撃したとみられる男性が、意識不明の状態で見つかっている。
島根・出雲市では、強風でショッピングセンターの鉄製の看板が折れ、付近を歩いていた12歳の女の子に接触し、病院に運ばれたほか、香川・三豊市では、風で木造トタンぶきの倉庫が倒壊し、この倉庫を所有する会社の役員・白川俶子さん(69)が下敷きとなり死亡した。
また、岩手・奥州市で3日夜、96歳の男性が強風にあおられ、屋根から転落し死亡するなど、被災地にも被害が拡大した。
そして、宮城・仙台市内の幹線道路では、道路沿いの建物の屋根がめくれ上がり、電線にぶら下がって非常に危険な状態となった。
今回の強風によって、これまでに3人が死亡し、重軽傷者は246人にのぼっている。
4日も北陸や東北の日本海側を中心に、風の強い状態が続くと予想されていて、暴風や高波などに引き続き注意が必要となる。
(04/04 00:34)
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