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巨大津波の恐怖…鎌倉で14メートル超!神奈川県が想定見直し
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120328/dms1203281117007-n1.htm
2012.03.28 夕刊フジ
鎌倉が巨大津波に襲われる−。神奈川県は、東日本大震災を受けて従来の津波想定を大幅に見直し、鎌倉市で14・5メートル、横浜市は4・9メートルの津波に襲われる可能性があるなどとした津波浸水予測図をまとめた。
観光客らでにぎわう鎌倉市の鶴岡八幡宮やJR横浜駅も浸水の可能性があるとしており、県内自治体は今後、この予測をもとに津波避難ビルの指定や避難計画の策定などの対策を進める。
県は昨年5月、有識者による検討会で見直し作業を開始。これまで予測していた地震だけでなく、歴史上の記録に残る明応地震(1498年)と慶長地震(1605年)なども考慮に加え、「発生頻度は極めて低くても、甚大な被害をもたらす恐れがある最大クラスの津波」を想定した。
大潮の満潮時に起こりうる複数パターンの津波について、高さと到達時間を試算。従来は5〜7メートルとしていた鎌倉市では地震発生から80分後に最大14・5メートルが到達し、JR鎌倉駅を越えて鎌倉大仏や鶴岡八幡宮まで浸水する。横浜市では金沢区付近で74分後に4・9メートルを記録し、横浜港に近いJR横浜駅の構内も浸水する可能性がある。
このほか、藤沢市は10・7メートルが72分、横須賀市は8・5メートルが159分、川崎市は3・7メートルが96分で到達すると予測した。
検討会メンバーの柴山知也早稲田大教授(海岸工学)は「市町村が具体的に避難計画を作ることが重要。歴史的な津波でここまで浸水するとはっきりした。これを参考に安全に避難できるようにしてほしい」と話した。
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