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津波浸水:14メートル津波、80分で鎌倉に 最大級の地震想定、県部会が予測図完成 /神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120328-00000021-mailo-l14
毎日新聞 3月28日(水)10時56分配信
◇市町、避難計画再考へ
県の津波浸水想定検討部会(部会長・柴山知也早稲田大教授)の会合が27日、横浜市内で開かれ、慶長型など最大クラスの地震を想定した場合、鎌倉市の一部では14メートルを超す津波が1時間20分後に押し寄せるとする津波浸水予測図の完成版を公表した。津波の到達時間は数分から1時間以上と幅があり、各市町はこの結果をもとに津波ハザードマップ(避難計画)を作り直す。【北川仁士】
同部会ではこれまで、最大クラスの地震などによる津波の高さや、実際に浸水する深さなどを公表してきた。最終まとめとなる今回はこれらに加え、想定する地震ごとに沿岸15市町94カ所を対象に最大津波が押し寄せる到達時間を試算した。
慶長型地震で見た場合、鎌倉の七里ガ浜、由比ガ浜、逗子市の小坪漁港で10〜14メートルを超える津波が約1時間20〜40分で、横浜港では4メートルを超える津波が約1時間45分で押し寄せるとしている。一方、従来想定している元禄型関東地震や南関東地震を想定した場合、小田原市や真鶴、湯河原両町では3〜6メートルの津波が数分で押し寄せると予想した。
部会では当初、第1波の到達時間や津波の速さなども公表する予定だったが、場所や想定する地震ごとに状況が細かく異なるため、各市町から要望があった際に個別に対応することにした。沿岸市町ごとのデータは29日に開催する津波対策推進会議で市町村に報告する。県は、来年度以降も過去の津波による堆積(たいせき)物調査のほか、中小河川などでどの程度津波が遡上(そじょう)するのかさらに細かく検証することにしている。
柴山部会長は「最大級の津波を検討した。ただ、津波の高さがさほどでなくても、到達時間が早いものもあり、それぞれの地域で想定すべき地震は異なっている。予測図とその解説書を基に各市町で避難計画を作り、もしもの時に避難できるようにしてほしい」と話した。
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◇主な最大津波・到達時間
地区 津波の高さ 到達時間 想定地震
鎌倉・由比ガ浜 14.5 1時間20分 慶長型地震
逗子・小坪漁港 13.6 1時間20分 慶長型地震
藤沢・片瀬漁港 9.5 1時間10分 慶長型地震
平塚・平塚 6.6 50分 慶長型地震
葉山・葉山港 9.1 1時間 明応型地震
横浜・横浜港 4.1 1時間45分 慶長型地震
川崎・川崎港 3.7 1時間35分 慶長型地震
横須賀・久里浜 6.6 1時間 慶長型地震
三浦 9.5 55分 慶長型地震
小田原・本町 4.6 5分 元禄型関東地震
真鶴・真鶴港 6.5 4分 南関東地震
※津波の高さの単位はメートル
しかし、肝心なのはいつくるかである。
慶長型地震というのは、1605年に起こった慶長大地震をモデルにした地震だ。これは大きな揺れを伴わない津波地震であり、九州から関東にかけて広い地域が大津波に襲われた。
東海・東南海・南海に加えて、房総沖も連動したと考えられるが、そのメカニズムははっきりとは分かっていない。
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