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房総沖に新巨大活断層 首都直下と連動する恐怖
http://gendai.net/articles/view/syakai/135828
2012年3月27日 日刊ゲンダイ
また不気味な調査結果である。
房総半島南端から南東に百数十キロ以上離れた太平洋の海底で、未知の活断層が2つも見つかった件。広島大、名古屋大、海洋研究開発機構を中心とする研究グループによると、平行してほぼ南北に走る2断層は、東側が長さ300キロ以上、西側が少なくとも160キロと長く、一度に断層全体が動けば、いずれもM8〜9の大地震を引き起こすという。
なぜいまこれだけの巨大活断層が発見されたのか。研究グループの東洋大・渡辺満久教授(変動地形学)はこう言う。
「海底に関しては最近になって深さのデータが揃い、コンピューターによって起伏を3次元的に見られるようになったためです。現在、太平洋側はほぼ見落としがないと考えますが、小笠原付近はまだわからないのが現状です」
未知の活断層が潜んでいる可能性は否定できないというのである。東北大名誉教授の長谷川昭氏(地震学)も、「海の調査は、地震でより影響がある沿岸地域を優先させるため、沖合では見つかっていない活断層がまだあるかもしれません」と言う。
<強い揺れと大津波>
今回発見された活断層が動いたら、首都圏に影響はあるのか。
「近くの地震との連動、誘発の可能性は否定できないし、わからないのが現状です。内陸への影響としては、強い揺れ、そして津波が、房総、伊豆に到達すると考えられます。かなり大きな活断層にもかかわらず、これまでノーマークだったため突然来たら大変。活断層がどんな動きをするのかなど早急な調査が必要です」(前出の渡辺教授)
最悪のケースを警告するのは、地殻変動解析を専門とする元前橋工科大教授の濱嶌良吉氏だ。
「3・11後の余震活動によって、房総沖手前までの太平洋プレートのエネルギーは解放されたとみています。しかし、エネルギーが解放されるというのは、その分、他のところに負荷が掛かるということ。次は、房総から南にかけてのフィリピン海プレートに大きな力がかかるでしょう。2本の活断層の北側には、1677年の延宝房総沖地震、1953年の房総沖地震の震源域がありますが、これらも連動するかもしれません。今回の活断層が動けば、必然的に東京湾北部断層を刺激し、首都直下を引き起こす可能性があります」
次から次へと危険が見つかる。覚悟が必要だ。
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