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相次ぐ大地震は“何”を意味するのか!高まる首都直下のリスク
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120315/dms1203151140009-n1.htm
2012.03.15 夕刊フジ
14日の主な地震
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/photos/20120315/dms1203151140009-p1.htm
3・11以来、大地動乱の時代に入った日本列島。14日夜には、千葉県と茨城県が最大震度5強の激しい揺れに襲われ1人が死亡。その3時間前には三陸沖を震源とするマグニチュード(M)6・8の地震が発生した。2つの地震は、首都圏下での発生が懸念される直下型と、津波を発生させるアウターライズ(海溝外縁部)という異なった特徴を持つ可能性が大きいと専門家は指摘している。
気象庁によると、午後6時9分ごろ、三陸沖を震源としてM6・8の地震が発生。北海道釧路町などで最大震度4を記録した。揺れ自体はそれほど巨大なものではなかったが、震災で被害を受けた東北沿岸部に約8カ月ぶりに津波注意報が発令され、被災者らに緊張が走った。
武蔵野学院大特任教授(地震学)の島村英紀氏は、「揺れが少ない割に大きな津波が発生するアウターライズ型地震の可能性があった。これは、死者2万人以上を出した1896年の明治三陸地震と同じタイプのため、警戒感が高まった」と説明する。
島村氏によると、アウターライズ型地震とは、日本列島が乗る陸側プレートの下に太平洋プレートが沈み込む際、曲がった太平洋プレートが割れ、津波が起きる地震のことを指す。「通常の地震よりも高い津波が発生する」とされる。
地震発生直後に北海道と青森の太平洋沿岸、岩手県に津波注意報が出されたが、観測された津波は青森県八戸市が最大で20センチ。幸い、大きな被害は出なかった。
「被災地の東北地方の太平洋沿岸部は、地盤沈下が起きたり防潮堤が壊れていて津波に対して脆弱になっている。3〜4メートルの津波でも甚大な被害が出ることが考えられるため、今後も同様の地震には注意が必要です」(島村氏)
その約3時間後、午後9時5分ごろに発生した千葉県東方沖を震源とするM6・1の地震は、千葉県銚子市と茨城県神栖(かみす)市で震度5強の揺れを観測。船橋市では95歳の女性がショックのため死亡した。
この地震について島村氏は、「都市部の真下なら、もっと大きな被害が出てもおかしくなかった。震度5強なら、1971年以前に建てられた木造建築は、倒壊の危険がある。首都直下型の発生リスクはますます高まっていると考えていい」と指摘する。
不安な日々は続きそうだ。
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