★阿修羅♪ > 自然災害18 > 118.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
根本的に考え直さないといけない「震度7」なら、助からない (週刊現代) 
http://www.asyura2.com/12/jisin18/msg/118.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 3 月 06 日 08:18:23: igsppGRN/E9PQ
 

根本的に考え直さないといけない「震度7」なら、助からない
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31941
2012年03月06日 週刊現代 :現代ビジネス


「人間は、震度6強の時点ですでに、立っていられなくなります。当然、これが震度7になると、もはや歩いて移動することなど不可能。這って動くのがやっとという状態です。

 実際に震度7を記録した阪神・淡路大震災を経験した人の証言では、『まるでドラム式の洗濯機の中にいるようだった』そうです。固定されていない部屋の中の家具はすべて空中に浮き上がり、ガラス製のものは全壊してしまう」(災害危機管理アドバイザーの和田隆昌氏)

 震度7、それは現在の地震学の物差しで、これ以上ない最大の激震≠意味する。最大≠ナある以上、どれだけ強く揺れるのか、青天井ということだ。

 仮に、一瞬で日本列島が沈没するような地震が起こったとしても、理論上、「震度7」となる。そういう地震が来る可能性があることを、政府が認めた意味は大きい。

「これまで、首都直下型地震の被害想定では死者1万3000人とされていましたが、こうした想定すべてをゼロからやり直す必要があります。震度7となれば、死者は数万人単位で増える可能性が高いと思います」(前出・和田氏)

 日本の歴史上、震度7を記録した地震は、これまで3回しか起きていない。'95年の阪神・淡路大震災、'04年の新潟県中越地震、そして昨年3月の東日本大震災である。

 ただこのうち、新潟県中越地震は人口が少ない地域で発生したために死傷者は揺れの割には多くなく、3・11の場合は揺れがゆっくりだった(長周期)ため、地震そのものによる被害は少なかった。

 だが、今後想定されるのは、東京という超人口密集地帯の直下で起きる震度7だ。同じような地震は、世界的に見ても阪神・淡路大震災しか前例がない。「阪神」と同程度の揺れが、さらに人口過密な首都で起きる。油断していると、今度こそ助からない。

「たとえば個人の住宅レベルで見ると、これまでに出回っている各種の震災対策グッズなどは、震度7では役に立たなくなる可能性があります。タンスや本棚の上部を天井との間で固定する棒などは、震度5程度までなら効果がありますが、震度7では天井自体が崩壊する可能性があるため、用をなさなくなるでしょう」(武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部・島村英紀特任教授)

 阪神・淡路大震災では、1981年の建築基準法改正以前の建築物が、軒並み倒壊した。東京でも、下町を中心とした住宅密集地には、築40~50年の家屋が多数残っている。こうした建物は、震度7の地震に直撃された場合、倒壊する危険性が極めて高い。

 ではそれ以降の比較的新しい建物なら安全かと言えば、そんなことは決してない。

「これまでは、新しい建築基準法で建てられていれば、地震がきても大丈夫と言われていました。ですがそれは震度6レベルまでの話で、震度7となると、新基準の建築物でも倒壊の危険がかなり出てきます。震度7といっても、単にそれ以上の想定がないというだけで、実は震度8°奄フ揺れになるかもしれない。建築の時期にかかわらず、建物が無傷で済むとは考えないほうがいい。次は『家に殺される』可能性があることを、認識する必要があります」(防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏)

■どこにいても死のリスク

 自分の家の外を見ても、震度7では、あらゆる場所が危険地帯となりうる。阪神・淡路での高架倒壊は衝撃的だったが、東京ではそれが、より大規模に起こる可能性がある。

「都内には、築50年以上経過した橋脚がたくさんあります。阪神・淡路大震災以後、耐震補強工事といって橋げたに鉄板を巻いたりしていますが、本来は建て直さないと震度7には耐えられません。

 他にも、揺れが強い地下の浅い場所を走っている古い地下鉄などは、トンネルが崩壊して生き埋めになる可能性があります。一方で地上の鉄道はもっと危険です。山手線などの高架自体が崩壊する可能性がありますし、周囲のビルが崩れて線路上に倒れこんでくる恐れもある」(前出・和田氏)

 建物の倒壊数が増えれば、そこから出火して火災が広がる危険性もいっそう増す。住宅密集地で火災が同時発生すれば、震災時は消防車も駆けつけることができず、一挙に燃え広がる。

「隅田川、江戸川、荒川など河川沿岸の、江東区や江戸川区あたりは住宅密集地のうえ、こんにゃく≠フ上に家屋が建っているような、地盤の弱い土地でもある。こうした場所で建物が一斉に倒壊して火が出たら、火が火を呼んで被害者の数も大きく増えることになります」(前出・島村氏)

 基本的に安全地帯は存在しない「震度7の世界」では、「常に生死にかかわるリスクを負っているという心構えと準備が必要だ」と、前出の和田氏は話す。

「地震が怖いと言いながら、最低限の耐震補強や防災備品の準備、家族の話し合いすらしていない人が多い。震度6から震度7になるということは、とにかく圧倒的に死の危険が増すことなのです。今回の想定見直しを機に、日々の根本的な姿勢から見直していくべきだと思います」

 あなたの日々の生活範囲内に、地震が来たら飛び上がりそうな棚や家具、粉々になりそうな器具、落ちてきそうな天井構造物はないだろうか。家族の身の回り、子供たちの学校はどうだろうか。震度7≠前提に、もう一度点検してほしい。


「週刊現代」2012年3月9日号より


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2012年3月06日 09:15:57 : oVCHEJp0WU
この話読んでると、どんな対策しても死にそう。

02. 2012年3月06日 11:04:26 : DyuIIO5nE6
助かる方法は有る、来ると判っている地域に居ない事、来る前に対策を立てて、その地域から予め逃げておく事。
引越し、移住、移民、長期旅行、とにかくその地域に居ない事。
移動しなくてその地域で、上手く生き延びでも地獄の日々が待っているだけ。

03. taked4700 2012年3月06日 20:15:14 : 9XFNe/BiX575U : ZX2KwuM3GA
>>02

確かに地震が来ない地域へ避難することが一番。しかし、東京にいても出来ることはあると思えます。

非常に大きく言えば、まず首都機能移転をすることです。ニュージーランドでの地震があまり人的被害を出さなかったのは街自体に余裕があり、つまり、建物間の空間が広く取られていて延焼がほとんどなく、建物の外へ出れば一応は安全だったからです。一言で言えば安全な空間を確保することです。

次に、自分の行動範囲の環境をよく観察することです。東京湾北部地震など首都圏地震では一応浜岡原発が事故に至る可能性はあまりない様子ですから、地震直後の10分間ほどを生き延びれば後は何とかなる可能性が強いはずです。そのためには多分次のことを注意する必要があります。

1.閉じ込められる環境にならないこと。エレベーターがその典型ですが、狭い空間に閉じ込められると数日間は救助に来てもらえない可能性はかなり高いはずです。なるべくエレベーターを使わないこととか、部屋のドアがゆがんで開かなくなる可能性があるかどうかなどの検討が必要です。また、ビル自体が閉鎖空間になったり、その地域一帯が閉鎖空間になることもありえます。石油コンビナートなどが近くにあるかどうか、などは見ておく必要があります。

2.上と同じことですが、どこへ避難するのか、どこにとどまるのかを事前に決めておくことです。会社ならどこが安全かを見ておく。通勤途上ならどこか、家にいたらどうするのか、などです。

3.ハイヒールなどの歩きにくい靴は一層のことすべて止めておくべきではないでしょうか。ファッション性の高い運動靴をメーカーが作ってそれをみんなではくというのもいいかと思いますが、ともかく今後はきちんと歩ける靴をみんながはくべきです。それもガラスや瓦礫がある床や地面を歩くことが出来るかなり丈夫なものである必要があります。

4.あとはまあ、おなじみの家具の固定ですね。事務機器、パソコン、コピー機なども相当きちんと固定しないと危険です。

ともかく消防署とか警察、または市役所、自治会などが共同で相互チェックしていくぐらいやらないととても徹底はしないでしょう。


04. 2012年3月06日 21:39:29 : FijhpXM9AU
パニックを誘導するメディアの背後に誰がいるのかね?

人間一度は死ぬわけだし。この後核戦争なんかが始まる可能性もあるし、鳥インフルの100倍くらい強烈な生物兵器を使おうとしている連中がいることも間違いないし、早めに地震ですっぱり逝った方が楽かも知れんぜよ


05. 2012年3月06日 22:37:58 : oDZLjorBrU
>03. taked4700 2012年3月06日 20:15:14 : 9XFNe/BiX575U : ZX2KwuM3GA さん
>非常に大きく言えば、まず首都機能移転をすることです。

遷都するなら是非、首都は福島へ移して下さい。
一気に風評被害を払拭できる事、請合いです。
「安全だー!」って言ってkiた政府自信が行くのが一番国民を納得させられるでしょう。
政府が西へ遷都なんかしたら、風評被害が広がるもとですものね〜^^


06. 2012年3月06日 22:47:44 : v4NgDrfKqc
>確かに地震が来ない地域へ避難することが一番。
国外ですか?

>しかし、東京にいても出来ることはあると思えます。
>非常に大きく言えば、まず首都機能移転をすることです。
繋がらない。

>ニュージーランドでの地震があまり人的被害を出さなかったのは
>街自体に余裕があり、つまり、建物間の空間が広く取られていて
>延焼がほとんどなく、建物の外へ出れば一応は安全だったからです。
>一言で言えば安全な空間を確保することです。
それは東京にいては出来ないことの一つでしょ。

あとは、ハイヒール以外ツッコミどころしかないような。


07. taked4700 2012年3月07日 01:32:20 : 9XFNe/BiX575U : ZX2KwuM3GA
>>06

>地震が来ない地域へ避難することが一番。

の意味は、大きな地震が来ないところ、または大きな地震が来てもそんなに危険ではないところという意味です。

>>一言で言えば安全な空間を確保することです。
>それは東京にいては出来ないことの一つでしょ。

そんなことはないでしょう。たとえば鋼鉄製の頑丈な机などの下にもぐれば、一応そこは安全な空間になりえます。もっともビルごと倒壊してしまえば安全ではありませんが。ビルごと倒壊する例が自分はありえると思っています。でもそうそう起こることでもないはずです。

ビルに囲まれた新橋とか赤坂のあたりは確かに安全だという空間をビルの外で確保するのは難しいと思います。一定の震度以上になれば窓ガラスは必ず壊れて降ってきますから、大変に危険です。壁も崩落するでしょう。けれど、ビルの中なら、安全な空間を確保できるはずです。壁しかない部屋を用意しておくとか、または頑丈な机を床に固定してその下へ逃げ込めるような部屋を各階に用意しておくなどです。当然、頭部を保護する厚手の座布団のようなものを多数そういった部屋に置いておく必要があります。


08. 2012年3月07日 22:39:23 : oDZLjorBrU
座布団?
あっ!この45年間ずっと布団を打ち直しては作り直ししていつも10枚くらいは用意しておいたけど、今は布団の打ち直しする事も無くなったし、ほとんど使う事なんか無かったからついこの間邪魔になって、3枚くらい残して、捨てちゃった!
滑り台は置いてあるし、電子ピアノは置いてあるし、娘が泊りに来ると8畳に3つの布団を敷くのに邪魔で邪魔で、あ〜ぁ。

09. 2012年3月27日 20:23:07 : yKOFrZZq4I
現代は負の煽り記事で購読数を伸ばすメディア。
メディアの構造として、不安材料をネタに売り、野党のメディアとしてそんなことはない安心材料をかき集め商売にする。現代の対極にあるのがポスト。他は新潮と文芸

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 自然災害18掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 自然災害18掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧