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株式日記と経済展望
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蛍光灯からLED照明に変えるメリットはあまりありません。しかし
家電メーカーは蛍光灯の生産を止めてLEDに切り替えています。
2014年2月21日 金曜日
◆LEDシーリングライト考察 2013年4月3日 艦長日誌
http://gshoes.dyndns.org/mqv/archives/630.html
昨日,LEDシーリングライトを買った話をしました。良い点も悪い点もわかって,LED照明を手放しに褒められない状況も見えてきました。
特に消費電力については,LEDが有利という先入観に疑問はなく,よく調べもせずにLEDシーリングライトの問題点は価格だけだと思っていたわけです。価格が下がれば,自動的に蛍光灯は死滅するだろうと思っていました。
しかし,それは本当なのか?と,昨日の艦長日誌を書いていて,気になりました。
それで調べてみたのですが,ツインパルック蛍光灯(正確にはツインパルックプレミア蛍光管)の発光効率は,なんと100W/lmを越えているんですね。今回のLEDシーリングは77.8lm/Wですので,実は蛍光灯の方が2割以上有利です。
えーー,まじすか。
なら,同じ明るさなら蛍光灯の方が消費電力を下げられることになりますよね。LEDのメリットって調色機能だけになるじゃないですか。
ランプの寿命は16000時間です。LEDの40000時間に比べれば短いですが,LEDはランプの交換が出来ませんから,10年を機器そのものの寿命と考えると,1回か2回か交換するだけです。1つ2000円ほどですから,大したことはありません。
えーー,まじすか。
以前は,LEDの発光効率がもっと悪くて,かつ高価だったので,シーリングライトについてはLEDにしない方が良いといわれていたのですが,値段も下がってきたのでメリットが出てきたと言われています。だからこそ売れているのだと思うのですが,調べてみるとこういう結果になるんですね。
うーん。
調色機能は積極的に使えると面白いですが,現実的には昼白色と電球色のブレンドをして自然に見える色を作るものですから,良く出来た蛍光管を使えば必要のない機能ともいえますよね。
そう考えると,消費電力,光の均質性から考えてLEDにメリットはないですよ。演色性もほとんど同じでRa84から85くらいですし,ランプ交換も1回か2回ですし・・・
しかも,蛍光灯の究極最終形態である,スパイラルパルックになると,さらに発光効率が上がり,93Wタイプなら120W/lmを越えます。寿命は20000時間にも達し,10年間で交換不要とされています。
さらに,ツインパルックと同じ明るさを得るなら小さく作る事ができます。ツインパルックの100Wタイプは直径400mm,一方のスパイラルパルックは317mmです。
スパイラルパルックは蚊取り線香のように渦巻きになっているものですから,ほぼ面発光です。昨今,有機ELが面発光の光源として注目されていますが,実はすでに実用化されていることになります。
いや−,これはすごいわ。
スパイラルパルックとLEDを比べてみると,発光効率はスパイラルパルックの方が4割近くも有利,面光源で理想的な照明に近く,寿命も20000時間とほぼメンテフリーと,LEDのメリットはほとんどふっとびます。
いや,むしろ蛍光灯がすごいところまで進化していたということを意識してなかったということです。むむー。蛍光灯技術者の意地を感じます。
ただし,一般に売られている丸いタイプの蛍光管の発光効率は50W/lmから60W/lm程度です。しかも高周波インバータではないでしょうから,全体の消費電力もあんまり下がらないでしょう。この場合すでにLEDが逆転していますので,蛍光灯を選ぶ理由はありません。
また,LED照明の発光効率は,駆動回路やセードによる低下分を含めた,機器全体としての発光効率です。一方,私が今回調べた蛍光灯の発光効率は,ランプのみの数字を使って計算しています。
それに,LEDとは違って蛍光灯は天井側も光ります。ランプ単体の発光効率の計算では,この部分の光束も計算に入れていますが,照明器具に入れればここは反射で下側に向けねばなりません。しかし100%反射することはありません。
これらを勘案すると,最終的には2,3割程度割り引く必要があると思います。
とまあ,ここまで考えると,ツインパルックを使ったシーリングライトの実質的な発光効率は80W/lmくらい,一方のLEDシーリングもこのくらいですので,あまり変わらないということになるでしょうか。
次に考えないといけないのは,LED照明の発光効率には,もっと高いものがあるということです。今回私が取り上げたものは80W/lm程度でしたが,世の中には100W/lm程度の物もあるし,実に120W/lmを越える物もあるにはあります。
ですから,一概に蛍光灯の方が優秀というわけにもいかないです。
加えて,その究極最終形態たるスパイラルパルック搭載機器が軒並み生産終了になっており,現在パナソニックのWEBから商品を見つけることが出来なくなっています。
お店に在庫はあるようですが,ツインパルックの機器には特設ページがあるくらいですので,スパイラルパルックはちょっと遅すぎたのかも知れません。20000時間も交換しなくて良いんですから,交換用ランプもそんなに売れてないと思いますし,店頭から姿を消す日はそう遠くないように思います。
ということで,結論。
・最新の蛍光管の発光効率はLEDをしのぐ。
・ただし発光効率の比較は条件が違うのでよく考えること。実はあまり変わらない。
・蛍光灯はもともと面で発光するデバイス。影も柔らかく,自然に光る。
・蛍光灯は三波長型。特に昼光色の色がすばらしい。
・寿命はLEDの勝ち。でも蛍光灯だって10年でも1回か2回程度の交換ですむ。
LEDはまだまだ進化途中です。ですが今後数年で,進化の止まった蛍光灯をしのぐことは確実です。現段階でようやく両者は列んだといえるでしょう。でも来年にはLEDは完全に蛍光灯を駆逐するんじゃないかと思います。
(私のコメント)
ビルの袖看板の蛍光灯が切れ始めたので、この際LED照明に切り替えようと考えてみたのですが、ネットで調べてみたら蛍光灯とLEDの発光効率がほとんど違わないという事でした。福島原発災害による節電のムードの高まりで、LED照明器具の普及が著しくなっています。
大手家電量販店に行くとLEDの照明器具ばかりになり、蛍光灯の照明器具は片隅に追いやられています。ペンダントタイプの照明器具もLEDが多数派となり、蛍光灯ランプは近い将来手に入らなくなる恐れがあります。私のビルにも大塚商会の営業マンがビルの照明をLEDに変えませんかとセールスに何度も来ましたが、高いので断りました。
ビルの照明は40Wの蛍光灯を使っていますが、LEDランプに変えると電気の消費量が半分になるという事ですが、LEDのランプは発光素子の数で電気の消費量が決まりますが、発光素子の少ないLEDランプなら電気の消費量も半分になりますがそれなりに暗い。蛍光灯並みに明るいLEDだとそれなりに電気を食う。
40W型のLEDランプは1万円以上もするから交換するメリットはない。中国製の安い物もありますがLEDが良くても回路基板が壊れてしまうと1か月で壊れたという例もあるので使わない方がいいでしょう。寿命自体も蛍光灯が15000時間なのに対してLEDは40000時間の寿命という事ですが、熱でLEDは変質しやすく回路が壊れないという保証もない。
袖看板は40Wの蛍光灯を12本使いますが、LEDランプは照明角度が180度しかなく、蛍光灯のように360度光るわけではないのでLEDランプは使えないと分かった。蛍光灯でもスウェーデン製のものは50000時間持つのがありLEDよりも長寿命なものがある。1本あたり3000円で買えたのでそれを使う事にしました。
同じ時期に家庭用のペンダントも壊れたので、これもLEDに変えようと思って大手家電量販店に行ったらほとんどがLEDタイプのもので15000円もするし、LEDペンダントは本体と一体なので、LEDの寿命が来たら本体ごと買い替えなければなりません。蛍光灯ペンダントは蛍光灯さえ交換すれば新品と同様になる。結局はネット通販で3300円の蛍光灯ペンダントに買い替えた。
このようにLED照明にメーカーでは切り替えていますが、現在では高いばかりで蛍光灯に比べても節電にはなりません。問題は交換用の蛍光灯の生産を止めて手に入らなくなる恐れがありますが、LEDよりも発光効率のいいスパイラル型の蛍光ランプが生産停止だという事です。だから蛍光灯を今のうちに買い置きしておいた方がいいだろう。
将来的にはLEDランプも改良が進んでコストダウンで安くなるのでしょうが、現在は無理に蛍光灯からLEDに変えるメリットはない。最近開店した大手家電店でも天井照明には蛍光灯を使っていますが、蛍光灯の方が経済的だという事でしょうが、客にはLED照明ランプを売りつけている。
LEDランプの光は直進性が高く目にも悪い。色調も蛍光灯に比べるとLED発光素子に問題があり色調も違和感を感じる事もあります。いずれ改良されるのでしょうが、テレビなどにもバックライトにLEDを使うものがほとんどになった。私などは新しいものについ手を出して買ってしまうのですが、LED照明に関しては製品の改良を待つべきなのだろう。
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