http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/617.html
Tweet |
…………………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………?…………………………
……………………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………………………………
……………………………う…………………う〜ん……………………………………?…………………
……………………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………あ………………ああ……………………あああ…
……………………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………………………………
………?……………………………?………今声を出したはず……………………………………………
…………………………………………………………………………………聞こえない……………………
……………………………………………………………………………………………………………………
いや、聞こえなかった。
……………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………何故だ?………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………………………………
もう一度やってみよう。
……………………………………………………………………………………………………………………
やはり聞こえない。
……………………………………………………………………………………………………………………
ところでここはどこだ?
目を開いたはずなのに、何も見えない。
なのに………視界がなんだか眩しい。
眩しいってことは光……………………そうか、光があるのか……………………
けれど何も見えない……………………光に当たる物が無いからか?……………………
何も無く、何も見えない。
映し出す物体が無いから闇も無い乳白色の世界。
……………………………………………………………………………………………………………………
泣きたいが、声も出ない。
いや、確かに声は出したはず。
何処にもその音が反響しなかったのだ
反響すべき景色すらない
環境すら無い世界
これは世界と呼べるのか?
そして息苦しい
透明の鋳型にハマリ込んだ様に、一ミリも体が動かせない。
動かせない目線はいったい何処を向いているのだろう?
前か?上か?右?左?後ろ?下?
口と眼球だけが動かせても、反響すべき、視るべき、景色が無い。
故に口と眼球の存在すら実感出来ない。証明出来ない。無いのと同じだ。
脂汗か?冷や汗か
何かが肌を通り過ぎた
そうだ、動きたくて、動きたくて、どうしようもなくて
気が狂いそうになっているのだ。
しかし力んでも力んでも、この透明の鋳型からは出られそうもない。
この息苦しさ、気も狂う程の恐ろしさはいったい何時まで続くのだろう?
何処かに光速で移動中な様でもありながら、景色も流れず、風も感じない。
飛行しているのか、落下しているのか、上昇しているのか、後退しているのか、何も分からない。
確認出来ない。
もしかすると微動だにせず、ずっと一点に留まっている様な気もする。
同時に、素粒子よりも小さく縮んだかと思う、その次の一瞬。
いきなり反転して体が銀河系大に膨張する感覚にも悩まされている。
それにこの無音が静寂と呼べるのだろうか。耳鳴りがする。
それが気になりだしたら、止まらない。
やがて轟音となって耳をつんざき、鼓膜を破り、激しく脳を打ち叩く。
そうしてもうどれ位の時間が流れたかも分からない。
一秒の永遠、百億年の一瞬が、矛盾しない時の流れがある事を知った。
この無景色、無反応の世界からいいかげんに開放してくれ!
脱したい。
何らかの反応が欲しい。
反応してくれるもの、それが何であれ、今は受け入れる事が出来る。
それがどんなに醜悪でも、どんなにおぞましくて、恐怖の妖怪であろうとも、歓迎するだろう。
それが地獄であろうとも、行けるなら、そこに喜んで行くだろう。
絶望し、いつしか意識が朦朧となって来た。
何時終わるとも知れぬ孤独な永遠の一人旅です。
寂しくて苦しくて発狂しかかりながら、何時しか絶望し、
やがて疲れ果て、自我を保有し続けられなくなり無に溶け込もうとする時に、
ある種安らぎすら感じつつリラックスし始めました。
するとその時、遂にその時が訪れる。
遥か彼方に微かな点が視界に現れました。
まだ物体は点でしか無いというのに、それが何だかは当然の如くにすぐに悟ることが出来ました。
それは寸分違わぬもう一人の自分。
同じ境遇で全く同じ孤独な飛行をして来たことが痛いほどに判り、
同時に互いの存在に気づいたことすらも理解し合っていました。
両者はやがて接近し目を見交わすと、
「やあ、ようやく遭えたね。でもこれが永遠のさよならだね」と心で挨拶し、
再び点となって遠ざかりやがて視界から消え去った。
涙が溢れてしようが無かったけれど、それがあたかもこの旅の終わりを告げるものだと分けも無く感じつついると、
やがて何かを語りかけるような見知らぬ顔や見覚えのある親しい顔達が、
パッパとフラッシュバックで浮かびだし交差する映像が出現し、その最中で毎回目が覚めるのでした。
これを当時繰り返し夢見て、覚めてはその度に、傍らには両親がいて泣き叫ぶ私をあやすのです。
「よっぽど怖い夢を見たんだね。でもほらお母さんも父さんもここにいるよ。一人じゃないよ」
しかし私は泣き止まなかった。
(それが何だ。父母が何だ。そんなもので癒されはしない。)
それが3つの幼児の感じた孤独と絶望。
そこがスタートです。
やがて高校生にもなった頃、その夢が母親の胎内から出産した時の記憶であることを理解しました。
フラッシュバックで現れた映像は、肉親やその交友関係者の笑顔だったのです。
あの時に受けた衝撃はその後の現実を測る価値観になりました。
全てを疑いざるを得ない。
何事もまやかしで、永遠足りえない。
愛と自由も100年と持たない幻。
ならば帰着すべき場所に妥協は無い。あの苦しみは2度とごめんだ。
瞑想なんてもうたくさんだ。
起きていたい。動きたい。動いていたい。
生きている今の内に。
次に又に死ぬ時、次のステーションまでは嫌でも瞑想させられるのだ。
そこを目指して見れば、この世の生活などはひと時の瞬く間の遊びに過ぎない。
この世の一生などは、何ほどのことも無い。
この世の栄華盛衰も来世の途上へのひとコマに過ぎない。
視線はその遥か彼方に向いている。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。