http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/499.html
Tweet |
株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu290.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
--------------------------------------------------------------------------------
「辞めればいいじゃん」というアドバイスは一見無責任ですが、「辛くても
頑張りなよ」というアドバイスよりはよっぽど、その人にとって有益です。
2013年6月24日 月曜日
◆ホリエモンのブラック企業「辞めれば」発言は理解できるか? 6月23日 政治学に関係するらしきもの
http://blog.livedoor.jp/amuro001/archives/4503438.html
6月22日にツイッターで、ホリエモンこと堀江貴文さんと、ネットユーザーの「ブラック企業」についてのやりとりをまとめた記事です。
ある人がブラック企業についての意見を求めたところ、ホリエモンは 「嫌だと思ったら辞めればいいのでは?辞めるの自由よん」 と返答しました。
それに対し、「やめさせないブラックがあるから問題なのでは?」とか、「今やめても次の就職先が見つからず仕方なく務めている場合はどうなのでしょうか?」という質問に対しては、「会社行かなきゃいいじゃん。起業すりゃいいじゃん」と返信したそうです。
「その後も熱い議論は続いた」とありますが、基本的には、「ホリエモンの主張を受け入れられない者も多く、議論は平行線をたどったようだ」としております。
2 起業
多分こうした議論は平行線しかたどらないと思います。これまで起業したり、基本的に一人で金を稼いできたホリエモンと、会社勤めしかしたことがない人は基本的な価値観というか、出発点からして異なっているので、当然こうなると思います。
人は基本的に自分が経験したことを土台に生きていくしかありません。そのため、会社員にしてみてみれば、いままで会社という中でしか生活してこなかったわけで、それがいきなり起業してみろと言われても考えたこともなければ、恐れを抱くのも当然かと思います(日本の大学と「身分制度」の呪縛)。
いつもお世話になっているBLOGOSでは、起業を勧めるブログを書かれる方がおられます。確かに会社勤めには「社畜」という言葉があるように、自分を殺して上司の命令をきいたりしなければなりませんし、同僚ともつきあいが必要だったり、顧客のわけのわからない要求も聞く必要があります。
そうしたことが我慢できない人にとっては、起業するなりして、自分の実力(腕、技能)だけで、金を稼ぐ世界を目指すという気持ちもわからないではありません(30代の就労の現実と「夢」)。
ただ、起業も当然楽な話ではなく、それこそ労基法の適用などはないので、土日の休みもなければ、残業代もありません。何をするのも自由ですが、仕事がなければ(入ってこなければ)、それこそ飢え死にしかねません(プロとボランティアと仕事の質)。
3 両者の違い
基本的に人は自分のできることをするしかないわけで、人と同じことをしようとしてもできないことは沢山あります(例えば、ブログでも同じ題を与えられても書くことが皆違う様に、すごい人を真似しようとしても、とてもできるものではありません)。
起業をしてきた人にしてみれば、起業が当たり前で、それを怖がる人に対して、「どうして」と思うこともあるかもしれません。会社勤めをしている人にしてみれば、会社勤めの欠点ばかり批判するような意見は「世間知らず」として批判したくなるのかもしれません。
人は自分の経験則、価値観でしか物事を見れないわけで、どうしてもそれをはずれたものは批判したくなりがちです。ひどい時には、「わからない」と理解することを放棄してしまうこともあるかもしれません(3000円を払って飲み会に出る価値はあるのか?)。
ただ、一つの価値観だけに依存して生活していくのは、それが失敗したときなど、他に逃げ道がない等いろいろ危険なので、理解(共感、同意)する、しないは別にして、いろいろな価値観があることを知っておくのは悪いことではないと考えます。
◆ブラック企業、嫌なら辞めれば? 6月23日 イケダハヤト
http://blogos.com/article/64817/
堀江さんに阿諛追従するようですが、「辞めればいいのでは?」というのはまさに正論です。ぼくもまったく同感です。
ホントにもう、心身の健康を損なうようなブラック企業に嫌々勤めるのなら、さっさと辞めるべきですよ。一度身体壊してしまうと、後々の復職が大変になりますから。
ブラック企業云々に関していえば、「辞めればいいじゃん」というアドバイスは一見無責任ですが、「辛くても頑張りなよ」というアドバイスよりはよっぽど、その人にとって有益です。身体壊すくらいだったら、さっさと逃げた方が良いんですよ。心身が健康なら、なんとでもなります。
(なお、最近のブラック企業は「辞めさせない」戦術を使ってくるらしいので、そこら辺は知識を付けて突破しましょう。POSSEの労働相談を利用すると突破口が開けるかもしれません)
しかし、堀江さんに絡んでくる人たちの弱者根性はとんでもないですね…。
「起業する能力も無く生活の為にブラック企業にしがみつかなきゃ生きていけない貧乏人」という言葉を自らに当てはめている人がいますが、そんなことを自分で思い込んでいたら、そのような存在にしかなれないのは自明です。
「起業する能力がない人」なんて、ほとんど存在しませんよ。ましてやツイッターで人に絡むくらいの能力があるなら、起業は確実にできます。強者を「下から目線」で攻撃するためだとはいえ、そんな簡単なこともわからないというのは、ちょっと鈍感すぎるでしょう。
「会社を辞められない」という不安の根源は、自分の「能力の低さ」とやらを自分で認めてしまう、その自己肯定感の薄弱さにあるのでしょう。
自分を適切に愛する力があれば、根拠なき自信が芽生えます。そういう自信家は、何度失敗しようが、「今回は運が悪かった」と諦めずにチャレンジし、運が良ければそのうちに成功者となります。
自分を愛することができない人は、自分が無力であることを自分で納得し、行動することを諦めます。行動しない理由を、自分で見つけてしまうわけです。不遇を嘆き、人によっては「私が弱いのは社会が悪いんだ!」と他人に責任を転嫁することになります。自分のせいにしすぎるのも問題ですが、暴力性を帯びるのも考えものです。
もちろん、会社を逃げるようにやめたところで、うまくいくとは限りません。でも、それでいいじゃないですか。
この日本は、一応セーフティネットが存在しますから、どうしようもない困窮状態になった場合は、生活保護などの仕組みによって、なんとか依存して生きていくことが可能です。些細な失敗で人生が破滅しないために、ぼくらは日々税金を払い、社会制度をつくっているわけです。
(私のコメント)
ブラック企業は昔も今もありましたが、昔は新卒で就職した会社を辞めると言うとは、社会からドロップアウトするような覚悟がいりました。しかし今では就職しても数年で辞める方が当たり前になり、定年まで勤め上げる人の方が珍しいでしょう。シャープやパナソニックのような優良企業でも数千人ものリストラする時代です。
若い人の仕事環境が厳しいのは昔も今も同じなのでしょうが、派遣や非正規雇用が定着して若年労働者の使い捨て傾向が顕著になってきました。私も二度の転職経験がありますが、いずれもストレスで体を壊して辞めざるを得なかった。もっとも最初から独立起業志向だったから金を貯めていたので、計画通りの面もありますが、独立起業もなかなか覚悟がいります。
最初は銀行勤めであり、主任や係長などの肩書きが付くようになると上と下からの板ばさみになり、上司の締め付けに耐えられなくなって辞めた。二度目も所長の肩書きが付いたが、中間管理職ともなると上の締め付けがきつくて体を壊して辞めた。平社員なら職務も気楽な面がありますが、中間管理職となると部下も反抗的な態度で逆らってくる事もあります。
日本企業は年功序列だから昇進するほど楽になるかと言うとそうでもなく、部下と上司の板ばさみになる。ユニクロやワタミなどブラック起業と言われる企業も店長クラスにしわ寄せが寄って来て過労死する人が出てくる。配属されてくる新人社員のなかにはトラブルを起こしてばかりいるようなのもおり、その面倒も見なければならない。
まだ20代の新人社員なら辞めても転職先は直ぐに見つかるからしごかれる事は少なく、中間管理職になって転職も難しくなってくると本社は過剰なプレッシャーをかけて来るようになる。だから平社員のうちに金を貯めて独立起業に備えるべきだろう。最初は勤めをしながらでも出来るようなマンション投資がいいのではないかと先日書きましたが、ワンルームなら数百万円で買えて利回りも20%以上になる物件もあります。
あたし自身もアパートを経営しながら会社勤めをしていましたが、アパート経営が軌道に乗ってから会社を辞めて独立起業した。だからいきなり独立するよりもアルバイトや非正規で働きながらでも自分の好きな仕事で起業して軌道に乗るまで二股で仕事するようにすれば、起業が失敗してもやり直しができる。
しかし最初から店舗や事務所を構えて社員を雇って起業するのは危険であり失敗する確率が高い。むしろアパートの一室で一人で始めるようにしてみるなら失敗しても痛手は少ない。特にネットなどを営業ツールにして宣伝すれば昔よりも独立起業はしやすくなったといえる。問題はどうやって仕事の種を見つけるかですが、やはり自分の好きな分野で探してみるのがいいのではないかと思う。
ブログなどでも書籍のアフィリエイトをしているうちに年に数百万円の利益を稼ぐ人も出てきましたが、他人が真似しようとしても出来ないことなら商売になる可能性が高い。「株式日記」もいずれは有料化できるのではないかと思っては見ましたが、この分野は競争が激しくて有料化は難しいようだ。
だから私も不動産分野の事業経験を生かしたコンサルタントなど始めてみようかと思うのですが、「株式日記」の読者のコメントランなどを見る限りにおいて、事業意欲に溢れた若い人は少ないようだ。しかし日本の企業はますますブラック企業化して社員などを使い捨てにして行く。それに対してホリエモンのように、「辞めればいいのでは?」と言うのが正解だ。
イケダハヤト氏は、『「会社を辞められない」という不安の根源は、自分の「能力の低さ」とやらを自分で認めてしまう、その自己肯定感の薄弱さにあるのでしょう。自分を適切に愛する力があれば、根拠なき自信が芽生えます。そういう自信家は、何度失敗しようが、「今回は運が悪かった」と諦めずにチャレンジし、運が良ければそのうちに成功者となります。自分を愛することができない人は、自分が無力であることを自分で納得し、行動することを諦めます。行動しない理由を、自分で見つけてしまうわけです。不遇を嘆き、人によっては「私が弱いのは社会が悪いんだ!」と他人に責任を転嫁することになります。自分のせいにしすぎるのも問題ですが、暴力性を帯びるのも考えものです。』と述べていますが、正論でしょう。
ブラック企業から社員が次々辞めていけばブラック企業は成り立たなくなり消えていきます。ワタミの社長が今度の参議院選挙に出るそうですが、若い人が立ち上がって落選運動をしたらどうでしょうか? ユニクロなども不買運動してデモでも仕掛けてみたらどうでしょうか? 問題の根本はこのようなことを書いても誰も実行する人が出てこないことが問題です。「行動しない理由」を見つけてしまうからでしょう。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。