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日日日又日日
日日夜夜寒裂肌
漫天黒雲日色薄
匝地狂風巻雪飛
悪浪蹴天魚竜漂
墻壁相打蒼生哀
四十年来一回首
世移軽靡信如馳
況怙太平人心弛
邪魔結党競乗之
恩義頓亡滅
忠厚更無知
論利争毫末
語道徹骨痴
慢己欺人弥好手
土上加泥無了期
大地茫茫皆如斯
我独鬱陶訴阿誰
凡物自微至顕亦尋常
這回災禍尚似遅
星辰失度何能知
歳序無節己多時
若得此意須自省
何必怨人咎天效女児
日々(ニチニチ)日々 又日々
日々夜々(ヤヤ) 寒さ肌(ハダエ)を裂く
(予が性 寒さを怖る、因って以て発端とす)
漫天の黒雲 日色薄く
匝地(ソウチ)の狂風 雪を巻いて飛ぶ
悪浪(アクロウ)天を蹴って 魚竜死し
墻壁(ショウヘキ)相打って 蒼生(ソウセイ)悲しむ
四十年来 一たび首を廻らせば
世の軽靡(ケイビ)に移ること 信(マコト)に馳するが若し
況(イワ)んや 太平を怙(タノシ)んで人心弛(ユル)み
邪魔の党を結んで 競って之に乗ずるをや
恩義 頓(トミ)に亡滅(ボウメツ)し
忠厚 更に知る無し
利を論ずれば 毫末(ゴウマツ)を争ひ
道を語るを 徹骨(テッコツ)の痴(チ)とす
己に慢り人を慢るを好手とし
慢上慢を加えて已む時無し
大地茫々 皆是(カク)の如し
我独り惆悵して 其れ誰にか訴えん
凡そ物は微より顕に至ること固より其の勢い
今日の災禍は猶遅きを怪しむ
語を寄す諸人能く信受せよ
何ぞ必ずしも驟かに人を怨み天を咎めて 女児に效(ナラ)わん
沙門良寛書/地震後作
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